HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日米の教育の違い

なんか質問を受けていて、1ヶ月以上ほおっていたらしい。だからどうってわけでもないんだけど、なんとなく記録しておく。どっかからつっこみがあるとうれしいけどな。 Hi!Sorry for my may-be-too-late answer. I found your message, today. 1.) Which aspe…

「岩下志麻」

チャーチルも日本の北進の可能性を考えただろうか?

たぶん、私の書棚の中で5年は眠っていた本。たまたま家人が本棚を整理していていらない本なのかとたずねられた。いらない本などないと豪語している私としては改めて読もうと枕頭においたのが、はや半年前。読むのはほぼ一日で読めた。早い人なら1時間で読め…

「経済史の理論」

むかーし「経済史の理論」を読んだときに作ったぬきがきが出てきたので、記録しておく。どっかでつかったのかなぁ?どうにも記憶がない。経済史の理論 (講談社学術文庫)作者: J・リチャード・ヒックス,新保博,渡辺文夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/1…

「おれはゲーテなんだ」

渡辺京二の「北一輝」を読んでいる。北一輝 (ちくま学芸文庫)作者: 渡辺京二出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/02メディア: 文庫 クリック: 18回この商品を含むブログ (28件) を見るちょっと渡辺さん、我田引水なのでは?でもいろいろつながって来た。 …

「島メディアネットワーク」

池田信夫さんの「電波利権」を読んだ。電波利権 (新潮新書)作者: 池田信夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 164回この商品を含むブログ (95件) を見る「島メディアネットワーク」の話しが出て来た。 会長辞任後はイ…

東京ラーメン放浪記

それは今日の仕事のしめくくりとなるはずだった。しかし、すでに「ラーメン次郎 三田本店」はしまっていた。私はしばらくそのまま立ちすくんだ。タイミングよく友人から連絡がはいった。「行こう!」もう私は限界を感じていた。が、いっぱいの「なんつっ亭」…

10と50の間

事務処理をするときに決定的に時間がかかる境目がある。2つ、3つを処理するのは直感的にできてしまうので、あっというまにできる。なぜか20、30を処理するときが心理的にも、物理的にも結構手間暇かかる。これが数百、数千の単位になるとプログラム的…

文章の書き方

ある方のブログに明解に書かれていた。感動。 文章の一節一節を短く切る。 小学校6年生にわかるように書く。 はぁ...ほどとおいなぁ、私の文章力からは...どうして本当にものごとをこの方のように素直に受け止められないんだろう、私。

Web2.0的サービスの分類

備忘。あれ、なんか違うなぁ。

第二回東京非ブロガーカンフェランス

おなかが減って

なにも考えられない。今日はいらないことをいらない場所で書いて、いならいトラバを勢いでしてしまった。反省。いらないトラバを送るために3年前に書いた記事を読みなした。いま考えていることとあまりにも変わっていなかった。3年たっても、4年たっても…

ファシズムとカール・シュミット

カール・シュミットがナチスを擁護したって本当なのだろうか?政治的なものの概念作者: C.シュミット,田中浩,原田武雄出版社/メーカー: 未来社発売日: 1970メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 79回この商品を含むブログ (43件) を見るシュミットは、政治に…

ハワイアンズ

会合で昨晩宿泊させていただいた。正直、大型の温浴施設が乱立する昨今、昔ほど「常磐ハワイアンセンターはすごい!」と思わなかった。が!ポリネシアン・ショーに不覚にも感動してしまった。炭鉱節からフラに移っていくとき、なにか自分の中で熱くなるもの…

アクセス数を爆発的に増やすたったひとつの冴えた方法

結局、タイトルなんだね。タイトルなんだね。タイトルだけなんだね。扇情的なタイトルをつけることだけなんだね。4年もブログ書いてて、はてなでも千日回峰行果たしたけど*1、知らなかったよ。これまで下手は下手なりに一生懸命内容のあるエントリーを書こ…

The Black Swanって安冨歩先生の主張そのものぢゃないですか?

これって自己組織化臨界現象とか、べき分布*1とか、と学習理論を結びつけるってことでしょ?それって、安冨先生の近年の主張そのものぢゃないですか?生きるための経済学―“選択の自由”からの脱却 (NHKブックス)作者: 安冨歩出版社/メーカー: 日本放送出版協…

初恋

新緑の中をバイクで飛ばしていた。まるで緑のトンネルのように生える木々が、ぼくをつつみこみ、そして後ろへとびさっていく感覚を楽しんでいた。消失点からあらわれ、背後へ消えていく緑がここちよかった。春の日差しの中、なにもかもが新鮮に見えた。スピ…

小中学校の耐震化

ほとんど終わっているのだと思っていたら、大きな勘違いだったらしい。 大地震で倒壊する危険が高い公立小中学校施設約1万棟の耐震化などを重点的に取り組むべき施策に掲げた。 東京新聞:ページが見つかりませんでした(TOKYO Web) 全国の公立小中学校の建物…

「選択の自由」の終わりにあるもの

大きな希望をみいだす。 There is the ultimate richness of a life without struggle, without will, without choice. But that life is impossibly difficult when our whole culture is outcome of the struggle and the action of will. Without the act…

「友と敵」

シュミットの「内敵宣言」とはそのままネット界隈に当てはまる。政治的なものの概念作者: C.シュミット,田中浩,原田武雄出版社/メーカー: 未来社発売日: 1970メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 79回この商品を含むブログ (43件) を見る 「この国家内部に…

S字カーブとインフレ

イーガンの論理空間の限界の話しはいくらなんでもリアルとの接点が見出だせないので、経済の動きをS字カーブから考えられないかという3年来の宿題の話し。 [書評]自己組織化の経済学 その1 ~ 断続平衡 ~ S Curve: HPO:個人的な意見 ココログ版 正直、安…

選択の自由と自己組織化

安冨先生が、フラットな「論理空間」の中で(ということは相手の土俵の中で)「選択の自由」を否定しようとするときに、カオスの軌道の干渉という誤謬が含まれているような気がしてならない。 (経済学の)この3つの非科学性を論証した後に、市場経済学の中…

鼠か象か?それともカオスか?

しばらく前にid:pal-9999さんに大変興味深いエントリーを教えていただいた。ぼんやりおもしろいなぁで最初終わってたんだけど、やっと思い出した。 僕:「その場合にだよ、CDOの繁殖は一体、何処で止まるのかな?」(中略)家内:「移入種が島で繁殖して、栄…

性善説と性悪説

久しぶりに守屋洋先生のお話を聞く機会があった。近著の内容にもとづいてのお話だったが、性善説と性悪説のどちらを取るべきかという話がまくらであった。右手に「論語」左手に「韓非子」―現代をバランスよく生き抜くための方法 (角川SSC新書)作者: 守屋洋出…

米国人と語る

たまたま御縁でいろいろお話した。いまどんな本を読んでるのと聞いたら、「Finnegans Wake」と返ってきた。あれってquarkの語源だっけ?と聞いたら、いや、Edgar Alan Poeの「The Raven (Dover Fine Art, History of Art)」の中で使われているのを引用してい…

大判振る舞い

手塚治虫という存在

手塚治虫には、「ダイモンの声」ならぬ「ダイモンの映像」が見えていたのだろう。どこかのエッセーに医学部時代のエピソードを手塚が語っていた。私の記憶だが、こんな内容であった。 進級試験の前の大事な授業なのに集中できない。目を閉じると頭の中では宇…

コミュニケーションと学習

安冨歩先生の理論の実にイラストレートな例だ。 「私はすでに箱の中にいるので、相手に対して箱に入るために自分にそむく必要がなくなるのです。箱の中では、私は常に攻撃を警戒していて、自分の正当化の主張が脅かされれば怒りを爆発させるでしょう。」 本…

覚えてられそうにないのでやっぱり書いておこう。

まだ24時間もたっていないのにすでに会話の細部が思い出せない。時間がたてばたつほど衝撃は薄れてしまう。私は前後の脈絡なく「宗教的使命の達成とはなんだろうか?」と彼女にたずねた。彼女は即座に答えてくれた。「道は決まっているってさとることよ」…

「一巻の人に注目せよ」

開智学校にて。 交遊に誤るゝ事あるが如くに、人は読書にも誤らる。書物をえらぶの要は朋友を択ぶの要にひとし。 読書は精神の滋養物なり。消化を第一とす。徒に多読するは暴食して強健にならんことを望むが如し。害ありて益なし。 「一巻の人に注目せよ」と…