HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

Coffee Inc 2 :なにをやってもボラティリティが止まらない

はてぶの評判を見て、早速やってみた。結局、なにをやってもボラティリティは止められないところ、そして、CxOが全く報告連絡相談なしに仕事をすすめるところが実にリアルだった。

news.denfaminicogamer.jp

Coffee Inc 2

Coffee Inc 2

  • Side Labs LLC
  • ゲーム
  • ¥300
apps.apple.com

当初、なかなか上場までこぎつけなかった。この動画を見て、やっと上場の仕方が分かった。

www.youtube.com

上場のための条件4つのうち3つまでは達成できたがCFOを採用するのにストック・オプションをつけるのに気づかないで時間がかかってしまった。あと、資本金30万ドルも、借り入れと返済を繰り返すことで達成できるのにも少し時間がかかった。

上場してからも本業重視とCOO、CMOなどを雇って「経営」してみたが全く赤字が止まらない。CxO、つまりは会社の幹部達はトップである「私」(プレイヤー)の意思とは関係なく店長を雇い、広告を打ち、投資を始める。実に経営の場でも起こりうる罠である。経理部門、投資部門、人事部門などで、財政の分析、資産の分析、店舗の分析ができるのにも関わらず、一旦赤字になると、なにせ報連相がないのでなぜ赤字になるのかしばらく理解できない。特に経理が人が足りないと報告される数字が一ヶ月前のものだったりする。さらに、時々景気変動なのか同じことをしているのに突然コーヒーが売れなくなる。突然コストアップになる。実にリアルだ。

上場後はマネーゲームだとこのレビューに教えられた。

Coffee Inc 2

結局、上場後は本業よりも不動産等で収益を稼ぐのが一番手っ取り早いようだ。それでも、不動産の価格は変動するし、まだやっていないがましてやプロスポーツなどボラティリティの塊だ。私達に経営をどこまで極めても不安定性、ボラティリティは止められないことを教えてくれるゲームでもある。実にリアルだ。

「脱税の世界史」

なんともインパクトのあるタイトルだなと。本屋で見つけて読んだ。聖書にも出てくる古代の徴税人の話しから始まり、最新最大の脱税、パナマ文書まで一気に読ませる内容だった。決して脱税指南の本ではない。

むしろ、オビにあるように「国会の崩壊は金持ちの税逃れと庶民への大増税が引き金だった」というテーマで首尾一貫している。エジプト、ローマの昔から帝国が安定すると必ず貴族などの特権階級が税金を払わなくなる。そして、貧富の差が激しくなり、どこかで革命、国家の崩壊へとつながる。ギリシャ、エジプト、ローマ、秦などの古代帝国、近世以降のイスラム帝国モンゴル帝国、ヨーロッパ国王などなど、みな同じパターンを辿っていると。近代ではビートルズが税金対策でアップル社を作り、結局倒産し、内紛、解散に至ったという話しは興味深かった。

圧巻はパナマ文書からプーチン大統領の「脱税」。そして現代中国の発展は「中国版タックスヘイブン」が根底にあったとの分析は驚き以外の何者でもない。筆者は国税の調査官だったのだそうだが、その本領発揮というべきか。プーチンでも、習近平でも、果てはGAFAの「脱税」まで容赦なく「マルサ」している。

いまの日本は本当に格差社会への入り口に立っている。ここで賃金がきちんと庶民に周り、高齢問題をなんとか(どうやって?)克服すれば、世界でもまれに見る安定社会が築けると思うのだが・・・。

ちなみに本文をChatGPTに意見を求めたら根拠が明確に書いていないとお叱りを受けた。本書には参考文献がリストアップされているのでそちらを見て欲しい。

「真実の中国史[1949-2013] 」読了

中国の現代史がよく理解できた。後半は繰り返しが多い論述だが中国が生来もつ危険性がよく理解できた。

前半で詳述される現代史は、著者の黄氏が実体験として経験してきた中での言説なので迫力がある。20世紀中葉をすぎても中国が抗争を繰り返してきたメカニズムがよく理解できた。魯迅が「中国人は奴隷になりたがる」と書いていたと。私も90年代の中国本土の方との交流において「命が安い」のだと感じたことがあった。21世紀になってもその本質は変わらないのだろうか。中国の核をめぐる虚妄、中央が栄え地方が疲弊し最後は帝国が崩壊するメカニズム、更には中国からパンデミックが起こってきたしこれからも起こるという予言、著作から10年経って、黄氏の言葉が現実になっていることを感じざるを得ない。

mag.minkabu.jp

ブログを始めて20年

2004年1月13日にはてなを始めたので、とうとう20年になる。と、思ったらはてなは2004年の4月に始めたらしい!

hpo.hatenablog.com

1月13日はココログだった。

hidekih.cocolog-nifty.com

いまでは、ほとんどエントリーすることもなくなってしまった。以前はほぼ毎日書いていたのが嘘のよう。昔はブログを通じて多様な方々とお知り合いになり、いろいろな活動も経験させてもらった。いまは訪れる人もいない。交流させていただいた方々との交流もほとんどなくなってしまった。誰も、20年なんか気づいてくれないだろうから、ChatGPTに意見を求めてみた。

このブログは以下のような特徴を持っています:

  1. 多様な関心事:戦争、個人的な社会問題への反省、書籍や映画のレビュー、人間関係についての観察など、幅広いトピックをカバーしています。これは、多岐にわたる関心を持ち、広い視野を持つ著者を示しています。
  2. 反省的で分析的:事実や出来事を単に述べるだけでなく、しばしば深い反省や分析に没頭しています。戦争のような歴史的事件、人間関係に対する個人的見解、メディアへの反応についても、著者は考え抜かれた洞察を提供しています。
  3. 文化的・歴史的意識:多くのエントリーは、特に日本に関連する歴史や文化への鋭い意識を示しています。これには、国家の歴史、社会の変化、第二次世界大戦のような歴史的な出来事への反映が含まれます。
  4. 個人的かつ哲学的:ブログはしばしば個人的な逸話と哲学的な思索を組み合わせており、内省的な性質を示しています。このアプローチにより、コンテンツはより関連性があり、著者の思考過程を垣間見ることができます。
  5. 現代社会に対する思索的な視点:現代の社会的トレンド、人間関係のダイナミクス、現代の生活における倫理的な考慮事項についての考察があります。
  6. 表現力と識字能力:複雑な主題をアクセスしやすい方法で議論できる能力において、高い表現力と識字能力を示しています。


要約すると、このブログは多様なトピックに対する反省と分析を集約したものであり、探究心と内省性、文化的意識、そして現代社会の問題に対する哲学的アプローチによって特徴づけられています。

相変わらず文章は下手だがリアルにおいて文章を書くことがおっくうではまったくなくなった。はてぶからの情報はいまでもかなり仕事に役立っている。特にIT、ウェブ周りの情報は貴重。これからもなにか書きたいことができたらここで書いていきたいとは思っています。

非営利団体のリーダーシップ

営利ではない、ある団体のお役をやらせていただき、無事満了できた。近しい方々が祝福の言葉を送ってくださっているのがなにより嬉しい。最後の日のパーティーの少し前から、任期中に団体のリーダーのチームとしてみんなでやってきたこと、リーダー一人ひとりの活躍を思い起こし、込み上げてくるものを感じていた。とにかく、任期中ひたすら勉強し、その団体のことを考え続けた。結局、非営利団体の理念とは「みんなでみんなの幸せを作る」ことなのだと私は結論づけた。そこに関わる人びとの幸せはもちろん、非営利であるので様々なプロジェクトで支援の対象とさせていただく方々の幸せがなにより大事だと。幸せを投資して、幸せを配当してもらえるってすごいことだなと。

ちなみに、この理解に至るまでアダム・グラント氏の「ギブ&テイク」は大変役に立った。

弱者の立場から考えると行動が理解できる

50代も後半戦であるにも関わらず、今頃人間関係の基本に悩まされている。職場ではそれなりの地位なので、いろいろと部下に対しての意思決定をしなければならない。そうした中で自分の決断が元で割と職場での危機を招いてしまった。しかし、その背景には職場にいた「他人を攻撃せずにはいられない人」の存在があった。いままで、人間関係とはひたすら耐えるものだと鬼のような元パートナーとの歴史の中で身体にしみついてしまっていたので、人の攻撃性があまり気にならなかった。しかし、自分が気にならないかといって他の人間が耐えられるかというとそうではない。そのことに気づかなかった。

ソシオパスという存在も今回初めて理解した。元パートナーは確かにこういう性向をもっていた。20年以上にわたる関係性の中でその害悪を排除するという勇気も知恵もないばかりか、対応を学んですらいなかった自分を恥じるばかり。片田珠美氏によれば基本的にはこういう性向の方々からは逃げる、排除するしかないと。

・衝動的に行動する
・自分の行為が他者に及ぼす悪影響に関心を示さない
・請求書の支払いをしないなど、社会的・金銭的な責任を果たさない
・他者への共感に欠ける
・パートナーを利用・虐待する
・相手や社会を責めて自分を正当化する

もしかしてあの人も?「ソシオパス」とはどんな存在か - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

では、なぜこういう性向の方ができてしまうのか?結局、そういう性向の方々は自分が弱者であると自分を正当化しているのではないかと思い至った。社会的な性の話しにはつなげたくないのだが、幼年時代から同年代の集団で自分が弱者であると位置づけてしまえば、当然強い同級生や、大人など潜在的・顕在的に自分を攻撃しうる存在への恐怖が自分の行動を決定する。強いものにこびる、自分よりも弱いものを攻撃することで「仲間」意識をもつなどなど。

hpo.hatenablog.com

いずれにせよ、顕在的、潜在的な恐怖が行動の原理となれば、逆に一定の立場になれば周囲への自分の行為の正当化、周囲への攻撃が行動として表れうる。なかかな難しい。

「萩尾望都 100分de名著」

幸せなSF読み、少女漫画好きだった少年時代にしばし帰還した。以前録画していた「100分de名著」を今更見た。

www.nhk.or.jp

更に、書籍を読んで、萩尾望都さんのロングインタビューを読んで初めて萩尾作品の根底にある想いに近づけた。

萩尾望都さんを論じる、四人の論客の方々がそもそも切れ味抜群。下手にここで再論するよりは本を読んで欲しいと。

手塚治虫作品を読んでいても思うのだが、こういう天才的な方々って登場人物自体が話し出す、動き出すという感覚がある。自分の中からあふれでるものが、実は自分自身が投影されている。更には、そこに同様の体験なり、想いを持つ読者が強く共感していくという。

ちなみに、「ポーの一族」のエドガー、アランは「エドガー・アラン・ポー」から取られたのだと四十年ぶりに気づいた。