HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

結局ビル・ゲイツ氏が正しい

ビル・ゲイツ氏のワクチンに対する投資に心から感謝と尊敬を捧げたい。

japanese.engadget.com

www.businessinsider.com

7つに絞り込まれたワクチンの候補は、それぞれに特有の製造工程があるそうで、現在の投資は幾分無駄になるかもしれないと。それでも、ゲイツ氏はお金で時間を買うことにしたのだろう。

日本においても、世界においても、すでにCovid-19を抑え込むことは不可能となってしまった。一瞬、「中国は抑え込んだがために集団免疫が徹底せずにアフターコロナで他の国との交流に支障をしたすのでは」と思ったが、それもワクチンが開発されれば解決する問題。多分、ゲイツ氏以上にワクチン開発に中国国内ではしのぎを削っているのだろう。なにぜ米国の空母がCovid-19のために活動を停止せざるを得ない状態なのだ。産業、貿易から国防に至るまでワクチンの開発、普及に成功した国が次の覇権に向けて大きく踏み出すのは確実だろう。薬の開発も進んでいるようだが、アビガンの論文が取り下げられるなど(国家的圧力があったと個人的には考えるが)先行きはかなり不透明だ。

www.afpbb.com

answers.ten-navi.com

5月初旬と考えていたが、感染者増加傾向が3月末から速度を増していて月内にも国内感染者は1万人を越え、医療的な対応がかなり厳しくなる。

医療リソースをいかに維持できるかが今後最大の国家的課題となるだろう。緊急事態宣言は発効されてもあまり効果はないのでは。

つまりは、イタリアで起こっているようにいきつくところまでいきついて、重篤化する方々に感染しつくすレベルまで日本においてもパンデミックの波は止まらないと。

いや、横道にそれたが、いかにビル・ゲイツ氏でもワクチンの検証、増産には半年から1年かかることは間違いない。なにせ開発して特許を取っても認可を取るまでに特許期限が来てしまうのが製薬会社だ。人の命が関わることに人類の叡智をかけても時間はかかる。アフターコロナ、Covid-19の影響下でのBCPなどを考えているが、1年単位で考えていかなとならないようだ。そして、根絶、経済復帰までは3年かなと。

hpo.hatenablog.com

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道は長く、犠牲は膨大だ。そもそも、3年後まで現在50代半ばでBMI25オーバーの私が生き残っていれるかは、90%くらいの確率ではないだろうか。それでも、やるべきことをやり続けていきたい。残りの人生をどう生きるかという意味でも、現在64歳のビル・ゲイツ氏が正しい。

5つのR:COVID-19マッキンゼーレポート

先日、マッキンザーのcovid19対策のレポートを教えていただいた。

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https://www.mckinsey.com/~/media/mckinsey/business%20functions/risk/our%20insights/covid%2019%20implications%20for%20business/covid%2019%20march%2025/covid-19-facts-and-insights-march-25-v3.ashx

※以下、断りがなければ同じレポートからの画像

総論から言えば、このレポートはcovid19の現状の分析から、各産業セクターへの影響予測、そして、ビジネス戦略立案のための「5つのR」へとつなげている。最終的には「テーラーメードな戦略立案が必要です」としっかり自社のコンサルティングにつなげているのがすごい。

いくつか、私に突き刺さったポイントを。

3月初旬の野村證券のレポートで各エリア別にGDPに対するインパクトが載せられていた。中国を除く各国は暦年の2020年はマイナス成長になるだろうと。それが、果たしてV字か、U字か、はたまたL字でなかなか復活しないのかが問題だとされていた。繰り返すが、それでも中国は6%程度の経済成長を成し遂げるであろうと、そして日本は欧米よりもマイナス幅が大きいだろうとされていた。

マッキンゼーのレポートでは新型コロナウィルスの性質と政府の取る対策の適切さでVか、Uか、Lかという分析をしていた。その上でのGDPインパクトを次のページのように予測している。世界全体で以前の水準に戻るのが2022年としている。やはり、スリーシーズンか。

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一定の平衡状態にたどり着くまで3シーズンかかったとおっしゃっていると私には読めた。

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スリーシーズンの根拠
1957年の米国インフルエンザから学ぶ(個人的メモ) - HPO機密日誌

各産業別への影響。横の幅は現在の各産業の時価総額、縦軸はその利回り(return)の落ち込み。一番左に位置し50%近い落ち込みとなるのは、商業航空産業。以下、石油ガス、旅客・旅行、保険、銀行、コングロマリット、不動産、自動車・組み立てと続く。右から、ということは「軽症」からは消費サービス、小売り、運輸・貿易、ハイテック、製薬、ヘルスケアとなっている。

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そこで、ビジネス戦略としてどうすべきか?マッキンゼーのレポートでは5つのRと「神経中枢の構築」(nerve center)を提唱している。

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5つのRとは、私のかなり勝手な解釈を含めて説明すれば以下のようになる。

Resolve :「決断」 労働力、顧客、取引先企業に対するCOVID-19がもたらす緊急課題を表明する。
Resilience:「弾力性」 短期間の現預金管理課題の表明、そしてより広い企業の「弾力性」の課題(レバレッジの解消等)。
Return:「復帰」 いかに速くもとの経営規模に復帰するか詳細な計画を作成(実施)する。
Reimagination:「再想像」 次の「社会標準」を再・想像する。断続的な変革(shift)はどのようなものか。組織の再創造の実施(implimentation)(アフターコロナを踏まえて事業構造を考える)。
Reform :「リノベーション」 規制、政府の役割などを含む自分の産業における新たな環境がどのように進化するか明確に予測する。

さすがマッキンゼーだなと思わせる各セクションの説明がつづく。私の下手な英訳より原文を読むことをお勧めする。しかし、各企業はこの「5つのR」を意識してこれからを行動していく必要があるだろう。

なお、このレポートによるとリモートワーク、事業所分断は生産性を大きく損なうと警告している。1つの事業所でやっていたことを6つの事業所に分割するだけで48%にまで生産性は「低下(drop)」するだろうと。コミュニケーションの複雑さから考えても、そりゃそうだろうと。あるいは、行動習慣から言っても自宅にいればもう脳が「休みたい」というようになっている。

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この先にはこの「5つのR」を進めるかの「中枢神経」メンバーの構築や、ダッシュボードのように状況把握をどうすべきか、非常に示唆に富むストーリーを展開されている。この短期間でここまでまとめてしまうことにマッキンゼー社の迫力を感じる。

正直、私はあまりの大企業志向にマッキンゼー社を評価してこなかったが認識を180度改めざるを得ない。

hpo.hatenablog.com

良いクラスター、悪いクラスター(個人的メモ)

クラスターというのはもともと社会ネットワークの概念。良いも悪いも本来はない。

現実世界のネットワークが持つ第3の性質は「クラスター性」である。身の回りの知人関係のネットワークを見てみよう。「自分と知人Aさんがいるときに、自分もAさんもどちらも知っている共通の知人Bさんのような人が1人もいない」という状況は、出会い系サイトでも利用しない限りまずありえない。すなわち、現実世界のネットワークには、自分、Aさん、Bさんから構成される三角形のネットワークがたくさん含まれている。このような性質を、ワッツとストロガッツは「クラスター性」と名づけた。

複雑ネットワーク - Wikipedia

現在は、「集中的感染を起こす知縁関係の濃い集団」という意味で使われている。

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https://www.jsph.jp/covid/files/gainen.pdf

これを逆手に取れば、1月からすでに新型コロナウィルスの感染が始まっている日本で2ヶ月以上に渡り感染していない人たちは、「よいクラスター」にいると捉えていいのではないだろうか?もちろん、気休めだということは承知している。クラスター係数が薄く、常にネットワークを切り開いている人たちがいるので、クラスターの濃い社会ネットワークの「免疫性」などは非常に脆弱だ。いや、存在しないと言ってもいい。それでも、家族とは離れて暮らせないように一定の数の人たちと全く孤立無援に1ヶ月が過ごせるわけもない。

まもなくロックダウンなり、非常事態宣言が出て、西浦先生がおっしゃる「20%」まで対人接触を減らさざるを得ない事態に直面するだろう。そういう時に、人の本能としてどのクラスターにいれば安全かを見極めようとするだろう。そして、新たなネットワークへの流入の方を制限しようとするだろう。

www.nikkei.com

自分なりにモデルを作って予想をしている。ここでの数は、感染者数から退院者等の数を引いたネットの感染者。ほぼほぼ指数関数的増加。5月頭にはネット感染者で1万人を超える。医療崩壊クラス。グロスの感染者で言えば、1.5万人くらいにはなるのだろうか。

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https://docs.google.com/spreadsheets/d/1dUBiZ9hes9XODbrED8Z46idc_Q8u89G6M3TVNd1qCXA/edit?usp=sharing

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https://docs.google.com/spreadsheets/d/1dUBiZ9hes9XODbrED8Z46idc_Q8u89G6M3TVNd1qCXA/edit?usp=sharing

f:id:hihi01:20200404072951p:plain
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1dUBiZ9hes9XODbrED8Z46idc_Q8u89G6M3TVNd1qCXA/edit?usp=sharing

最初の表はネット感染者に換算した厚労省発表データとモデルの予想。このモデルを作ったのは2月中。パラメーターを調整したのは2週間ほど前だったか。二枚目のグラフは実データの指数関数的増加を検証するために2月初旬から45日間程を縦軸対数でプロットした。三枚目のグラフ、上位統計、下位統計ではないが、45日間までのモデルと、単純な指数関数での延長線を描いたもの。*1

ここから先1ヶ月あまりの阿鼻叫喚を想像するに恐ろしさを感じる。それでも、自分が「良いクラスター」を維持すべく努力していこうと考える。信頼できるクラスターに所属していることこそが、人間としての価値なのだから。

hpo.hatenablog.com

*1:ちみにモデル、指数関数で2月3月の実データをフィットさせようとすると2月初旬ですでに100人前後の国内で感染者がいたと考えないとエピデミックカーブが合わない。

アフターコロナ

不謹慎の極みといわれるだろうが、今回の新型コロナウィルスに関わる世界的な危機が去ったあとを想像することはとても大事なことであると考える。クルーグマン教授は既に経済政策について明言している。

以下、あくまで私個人の思いつきレベルなのでいろいろなバイアスが入っていること、ごく狭いスコープであることは予め断っておく。コロナショックとでも言うべき事態がどれくらいの期間続くか皆目わからないが、終息してからの10年程度、技術レベルは現在とあまり変わらないという前提で考える。

短期的にはナウシカの清浄な地を求めて大海嘯そのものよりも多くの人が争って死んだという予言が実現しかねない。人間の理性を心から信頼した。コロナウィルスそのものでは人類は死滅しない。しかし、医療リソースから食料までパニックが起これば人類の絶滅のリスクは高まる。「復活の日」で「世界は二度滅亡する」のは小松左京が人間の狂気の面を描きたかった、描かざるを得なかったのだ。

なにはともあれ、人類が生き残れば世界人口の分布はかなり変わった形となると誰でも考える。いうまでもなく人口論における大きな問題は高齢者の問題だ。これまで日本における「高齢者」の重さをシュミレーションしてきた。

hpo.hatenablog.com

日本において数万人以上の高齢者がなくなったとする。便宜的に七十代以上の何パーセントかだ。高齢者問題に詳しい人に聞いたら「焼け石に水」なのだと。数千万人の高齢者の前では上記のような「捕食者」としての高齢者の地位は変わらない。従って、老人問題はアフターコロナでも解消されない。ということは、感染症の恐怖は引き続き存続しても、社会的な構造はあまり変わらない。

とはいえ、高齢者対応を含めて感染症予防に関して建築の在り方も大きく変わる。単純に考えれば、住宅、集合住宅において、室内を陽圧にする技術、HEPAフィルターなど、感染症予防の設備が一般になる。日本においても、たぶん多くの世界においても大家族から核家族、更に個別の住まいへとのトレンドがあるが、更に加速される。

さらに、住宅と関連して、リモートワーク、リモートラーニングは進まざるを得ない。私の職場ですらリモートワークをどう実現するかが真剣に検討され、実施されつつある。住宅の個室化、執務環境の整備と並んで、通勤、通学の形態も変わる。交通機関そのものがいままでとは違う需用に悩まされるのではないか?

hpo.hatenablog.com

toyokeizai.net

日本においても電車、バスの需用が減り、自動車の通勤の割合が増えるかも知れない。ただし、リモートワークで何割も通勤、通学が減った上での「割合」に過ぎない。もっと恐ろしいのは航空需要だろう。グローバル化が進み、世界的な観光が進んだ世界が、少なくとも短期的にはアフターコロナでは極端に猜疑心が先行し、国際的な商談、会議を含め、需用が激減しかねないのではないだろうか?仮にコロナウィルスへの特効薬が開発され世界に広く配布される体制ができても、中国の観光客、移民などから世界にウィルスが広がった記憶は忘れられない。

ということは、今後工業においては輸出入よりも国内生産の割合が増えるのではないだろうか?今回の騒動を経ても、国際的な製造の協調関係が維持されれば世界のグローバル化は大したものだと讃えるに値する。もしかすると後述する輸出入コストの増大により町工場が復活するかもしれない。農業もより自立的なものにならざるを得ないのは予想をまたない。日本人の主食は肉、小麦原料のものから、魚、米に再度回帰せざるを得ないのかもしれない。米を備蓄しておいて本当によかった。

資源の供給は人類が生きている限り止まらない。止まったら死ぬ。現在は需用減が予想され石油などの資源は下落しているが、今後世界的な輸送網が感染症の恐怖で停滞することを考えると、輸送費が増加するかもしれない。船舶における感染症の恐怖の記憶から船員の給与、事業に対する保険料等は相当程度高騰するだろう。先ほどは、航空需要の激減を予想したが、もしかすると船舶によるコンテナ輸送が航空輸送にある程度とって変わられるかもしれない。

無視できないのが娯楽のあり方だ。スポーツはかなり厳しくなるだろうが、来年にオリンピックがもし開催できたら喉元すぎればでまた徐々に需要は戻るのかもしれない。その他の娯楽もますますユーチューバー化や、投げ銭システムなどに代わっていくのだろう。この意味で、eスポーツには注目している。更に飲食業の形も変わらざるを得ないだろう。記述の通り、感染症に配慮した店舗が選択される。性的な要素を含むサービスはかなり壊滅的になるのではないだろうか?それとも、サービス提供者側も提供される側も全員がコロナフリーの証明書が必携になるのだろうか?

これらを考えると、結果として不動産価格が大きく変わるだろう。これまで大都市に地価の最高値が集中していた。

hidekih.cocolog-nifty.com

この傾向は大きくは変わらないまでも、大都市に向けての地価カーブはぐっとゆるやかに変わる。都市生活がいかに感染症に脆弱であるかがあまりに明確になった。前述の通りリモートワーク化の影響は大きい。更に輸出入拠点が変化することが考えられるが、実際には船、航空機しか日本には輸出入の手段がないの総需要があまり変わらないのなら、結果的には需要構造、地価も変わらないかもしれない。クルーグマン教授は農業生産と居住の利便性から地価のカーブが予想できると「自己組織化の経済学」で描いていらした。まさにこのパラメーターが変わるのだろう。

hpo.hatenablog.com

正直、書き始めた時はかなり大きなインパクととなるだろうという結論で書き始めたのだが、一通り思考実験してみると人類の数も、日本国民の数もそうそう変わるわけではないので、少なくとも日本はあまり変わらないかもしれないと思えてきた。ナウシカの描く暴力の問題とプライバシーの問題はエントリーを改めて考えたい。

courrier.jp

映画「復活の日」(ネタバレあり)

なんでもシュミレーションしておくのが大事だとAmazonプライム小松左京の「復活の日」を見た。

個人的には、若き日の「アダマ提督」、エドワード・ジェームズ・オルモスの出演に気づけたのが嬉しかったし、草刈正雄の若き日のりりしさにも好感を持った。

小松左京すごいなと改めて想うのは、ミラノでパンデミックが発症し、イタリアから医療崩壊していく流れ。この映画の中のMM-88ウィルスは全人類、全動物にかかるという恐ろしいものなので、赤ちゃんを抱いたお母さん達が病院に殺到していくシーンにはリアリティを強く感じた。日本国内のシーンでも、大量に感染者が発生すると医療関係者から二次感染していく。医療崩壊とはこうした起こるのだと。

10人は、25日までに患者や医療従事者15人の感染が確認されている台東区にある永寿総合病院の関係者で、3人は新宿区の慶應義塾大学病院に入院している患者で、永寿総合病院から転院した人と同じ病室に入院していたということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200326/k10012351461000.html

また、政治リーダーに感染していく流れも描写されていた。米国大統領が「イタリア首相が死んだ」とホットラインを受けるシーンは国すらも伝染病で崩壊しうるのだと。

とはいえ、あくまで映画なのでどうかと想うシーンもたくさんある。原作を機会があれば読んでみたい。小松左京先生の先見性には半世紀近く経っても目を見張るばかり。この方のおっしゃるとおり。

復活の日 (角川文庫)

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日本沈没

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  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

見知らぬ明日 (角川文庫)

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ちなみにこれを見たすぐ後に、二週間程度の外出禁止もしくは自分自身の感染に備えて常備のお米、乾麺に加えておもち、カップ麺、パスタ等最低限の食料品を買ってきた。

感染モデルを実データと比較する(個人的メモ)

先日から、やってきた感染モデルを実データと比較することで感染爆発がいかに容易に起こりうるか、いかに日本の現在が貴重な平衡状態であるかを実感した。

togetter.com

個々のツイットと「言い訳」を書こうかとおもっていたが、Togetterのまとめを作ってしまったのでこれ以上書くことがない。

強いて言えば、一連の作業、ツイットの中では割と楽観的な結論にまとめているが、実際はほんの少し「平衡状態」が破れれば2月8日から数えて90日以内、5月初旬には国内で3万人近くになっていてもおかしくなかった。なんでも見なおしはするもので、一枚大事な画像を入れ忘れていた。

しかし、先日のK−1とやらのイベント開催、あるいはクラスターの発生などまだまだ予断は許されない。

特に首都である東京が本当に閉鎖されかねない勢いが数日続いている。本当に瀬戸際にいることを感じる。そして、更にこの状態が当分常態になるのが恐ろしい。

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https://covid-2019.live/

https://covid-2019.live/

t.co

1957年の米国インフルエンザから学ぶ(個人的メモ)

Nicholas A. Christakis先生, @NAChristakis のツイートは大変刺激的であった。1957年のインフルエンザの大流行に今回のcovid-19対応は学ぶべきだととの主旨だと受け止めた。

ご本人に断らないまま、PDFで保存してしまった。問題があれば、すぐに削除はする。

drive.google.com

一定の平衡状態にたどり着くまで3シーズンかかったとおっしゃっていると私には読めた。

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https://twitter.com/NAChristakis/status/1238934023075958786

https://twitter.com/NAChristakis/status/1238934023075958786

「集団免疫」と呼ばれる状態になるまでは数十万の犠牲者を出したと。

957年の大流行は、人々が3年間かかって免疫を取得したことで終わりました。ウイルスの毒性も弱くなった可能性があります。 COVID19が同様に「一般的な病気」(風土病、endemic)になると予想できますが、恐らく何度もの大きな苦難の波の後でしょう。

https://twitter.com/NAChristakis/status/1238934033901522945

*試訳は本ブログ

私は幸いにして1月の時点で新型コロナウィルスの恐ろしさを自覚していた。それでも、株式市場等が下落しないのを見て、世界はもう新型コロナウィルスの恐怖を織り込み済みなのかと思っていた。しかし、このところの株式市場のクラッシュ、コロナウィルスショックを見て、1月の時点では私を含め中国の一部を除いてほぼ全世界はまだ短期間の脅威だと思っていたのだと知った。この脅威は1957年ほどではないにせよ、長期間にわたるものであると自覚すべきなのではないか恐れている。

とはいえ、少しずつ知見も積み上がってきている。薬効が確かめられた薬も出てきている。1957年から学び、まだましだったと言える未来を期待したい。

hpo.hatenablog.com

新型コロナウイルスの治療に使えるのではないかと期待されている薬の1つ、「アビガン」は、中国で治療効果がみられたとされ、日本国内でも患者に投与する臨床研究が始まっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200322/k10012344331000.html

このうち、日本国内からは、免疫の働きを抑えるステロイドを吸入するタイプのぜんそく治療薬、「オルベスコ」、一般名「シクレソニド」という薬を患者に投与したあと、症状が改善したケースが報告されていて、この薬に効果がある可能性を突き止めた国立感染症研究所の松山州徳室長がNHKのインタビューに応じました。
(中略)
同様の実験を新型コロナウイルスに感染させた細胞でも行ったところ、細胞の中のウイルスは、100分の1程度にまで減ったということで、ウイルスの増殖を抑えることを実験で確認できたとしています。

既存薬の効果の確認 安全性や開発時間短縮で意義 | NHKニュース