2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
学習することは環境に適応するということだ。環境に適応するとは、現在の環境が指し示す方向を予想して行動することだ。これが、自然な生きる力として働くのか、「内罰」的に働くのかが、安冨先生のハラスメント以来の議論の焦点のひとつではないだろうか?h…
人工知能はまだ将棋を交響楽には例えられない。感覚のモダリティを超えて比喩ができる人工知能の存在はまだない。人の五感を備えていて、なおかつその感覚間を比喩のような形で人格としての統一性をもった人工知能はない。www6.nhk.or.jpと、思う。 異なった…
相変わらず、Force Arenaにはまっている。もう半ば病的かもしれない。前回は、受ける太刀、攻める太刀というか、リーダーが最前面に出る先方の危険さについての気づきをエントリーにあげた。自分の性格上、どうしても自分が最前線で戦う、仕掛けられるより自…
NHKの「プロフェッショナル」を見た。「おお!」と声を上げてしまうほどの美術品のオンパレードで見応えがあった。良いものを見せてもらった。 #nhk / “山口桂(2017年3月27日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀” https://t.co/…
NHKの番組で、「東芝はコーポレートガバナンスの優等生と言われていた」と話していた。当該のページを見てみた。 東芝のガバナンス体制について 当社は、当社グループの持続的成長と中長期的な企業価値の向上を実現し、もって株主、投資家をはじめ従業員、顧…
素晴らしい映画だった。飛行機の機内の小さな画面、アカデミー音響賞受賞作品なのにヘッドフォン、しかも字幕が中国語で、日本語の吹き替えというひどい環境での鑑賞であったが、伝わるものがあった。www.youtube.comwww.message-movie.jp公式サイトを見ると…
古くからの友人に連れられ、彼の言う"Old Town"、大稲埕地区を見学させてもらった。素晴らしかった。ここに住み着いて、街づくりの仕事のお手伝いをさせて欲しいほど!昔の台北の繁栄の仕方の様子が伝わる。 大稲埕地区 | Flickr ここは、セットバック方式で…
ブログは本当に便利。前回いつ読んだか、どういう感想を持ったかがボタン一つで出てくる。五十にもなると、新しいことを覚えただけ昔を忘れていく。このエントリーによれば、完読したはずなのにかなり新鮮に読めている。hpo.hatenablog.comもっとも前回はき…
成田空港から出張でバニラエアーに。なかなか新鮮な気持ちで登場。さすが、全日空さんの関連のお会社なので、みなさんフレンドリー。笑顔が素晴らしい。それにしても、手荷物を預かっていただいたグランドサービスの方が、登場のボーディングブリッジに現れ…
「生きるための経済学」の補論。自由の反対側にある自己嫌悪の問題。というか、現在の経済学は生きた人を扱っていないという批判の先に経済学者自身の問題がいくつか書かれている。「死に魅入られた(ネクロ)経済学」だと。安冨先生は本書の中で、宗教改革…
自由とはなにか?「生きるための経済学」を再読して、改めて考え始めた。なぜなら、本書の中心概念であり、本書が提唱する目指すべきの生き方であるから。生きるための経済学 〈選択の自由〉からの脱却 (NHKブックス)作者:歩, 安冨発売日: 2008/03/26メディ…
小倉昌男氏の「経営学」を読んで、いかに経済学が捨象してはならない人という要素、特にイノベーターによる革命的生産性向上を考慮していないか疑問に思った。そして、「アダム・スミスの間違い」というエントリーに上げたが、いま考えてみるとこれは安冨先…
本書は経営にかかわる者にとって必読書だ。考えに考え抜き、決断し、徹底的に行動する経営者の姿がご本人の口から平易にわかりやすく書かれているという希有な例だ。小倉昌男 経営学作者: 小倉昌男出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 1999/10メディア: 単行本…
栗本教授の「パンツをはいたサル」に貨幣は性器からかたどられたという話しがあった。これは、愛と嫉妬が、信頼、所有、法を産んだひとつの証左ではないかと私は考えている。パンツをはいたサル―人間は、どういう生物か作者: 栗本慎一郎出版社/メーカー: 現…
高橋源一郎氏は、いつも人をちゃかした文章を書いて食べている人だという印象がある。それが国だろうと、宗教だろうと、セックスだろうと、この人にかかるとすべてが軽くなる。売文で食べていくのも、ものごとを軽くするのも結構だが、この高橋源一郎氏の教…
昨日、あるところで勉強会があり、稲盛塾長がおっしゃった言葉を引用しようとしてその場で思い出せなかった。 「小善は非情に似たり・・・、あ、いや」と。あまりに恥ずかしかったので、調べてみた。 この意味は、「自己の満足のために行う小さな善行(小善…
ふと、諸星大二郎が読みたくなり、Amazonで捜した。あった!注文したのは夜中だったのに、翌朝には出荷され、夜にはポストに入っていた。そりゃ、宅急便の人たちも大変だわな。孔子暗黒伝 (集英社文庫―コミック版)作者: 諸星大二郎出版社/メーカー: 集英社発…
人生最悪のOysterな日々を乗り越え、酒も飲まない、宴会もない、ゴルフもしない*1日々を送っている。実に健全だ。先々週までのあれだけ忙しい、忙しい、時間がない、時間がないを連発していた日々はなんだったのだろうか?忙しくて、テレビ見る時間もない、…
昨日のエントリーを図にしてみた。hpo.hatenablog.com
男と女の愛が人の社会と呼べるほどの信頼の基盤を産み、嫉妬が所有を発生させ、ハラスメントが法概念を生んだことを論じたい。不十分ながら、男と女の愛が信頼の基盤であることは、先のエントリーで論じた。では、なぜそうなったのかをここでは話したい。hpo…
昨日は、信頼が基盤としてあって初めて専業化が起こり、豊かさが生まれることを論じた*1。今日は、その裏面に存在する力について語りたい。愛についてだ。 アダム・スミスは人の倫理性と直接市場をつないで見るべきではなかった。人の生産性向上こそを見るべ…
目次 アダム・スミスは視点を間違えている。 自由主義から見ていこう。 次に、なぜ自由だけでなく資本主義が大切か? 真のイノベーターとは? アダム・スミスは視点を間違えている。 アダム・スミスは人の倫理性と直接市場をつないで見るべきではなかった。…
うう、四日目。いくらなんでも仕事もあるので朝から仕事に行った。最低限のことだけ済ませ、退社。以前から考えれば、三日も会社をあけけてて大丈夫になっている事にプチ感動。十年前は二日と開けられなかったように思う。病気だと言えることも幸せのうちか…
ほぼ昨日の繰り返し。くだんのドクターGの診察以外は、寝床とトイレとOS-1。あ、それと長時間寝ていると腰が痛くなるので、医者と薬局に無理を言って湿布剤も買ってきた。ようやくオイスター・モンスターと戦う準備が三日目にしてできた。大塚製薬工場 経口…
深夜から早朝まで、ほんの二、三十分寝ては痛みで起き、転げまわり転げまわり、なんとか寝ようとする格闘を重ねた。とにかく座っていても、寝ていても、なにをしても痛い、痛い、痛い。家を出ると寒さの余りに胃にぐっとくるものを感じ、駐車場で嘔吐した。…
とてもその日に書くだけの気力はなかったので、この一連の(たぶん)エントリは後から書いていることを断っておく。いままでの習慣から「今日」とはエントリー投稿日時にしてある。反省を込めて記録しておく。朝から様子はおかしかった。何とは無しに、昨日…
ある学校を卒業する方々の前で話をする機会をいただいた。とにかく相手を主人公になにを話したらいいか、考えた。結果、先輩となる卒業生たちこそがこれからのあなたたちの味方であり、応援団なのだと。そして、それを真実にするのも、嘘にするのも、今日か…
手塚治虫版の「罪と罰」昔読んだきりだった。罪と罰作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 手塚プロダクション発売日: 2014/04/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るあれはあまりに子供向けだった。Kindleで見つかったので、読んでみた。罪と罰 ─まんが…
ある場面でお話しをさせていただいていて、突然気づいた。現場とは、人とものごとが不可分に組み合わさっている、「現れる場」なのだと。店を例に取ろう。店が物理的に存在していても、なにも起こらない。店員も、客もいなければ、なにも起こらないのは当た…
ここのところの仕事のストレスか、めずらしく胃の辺りがしくしく痛んでいた。とうとう、午後は会社を早く出て休みを取った。それでも、夜は友人との約束があり打ち合わせを兼ねて会食をした。まあ、実はその友人は同級生の僧侶。いろいろ話しをしている内に…