HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「人類資金」映画版(ネタバレありまくり)

なにせ「亡国のイージス」、「機動戦士ガンダムUC」の福井先生の原作、脚本だというので「人類資金」は観たい、観たいと想っていた。 『人類資金』大ヒット上映中! 夜の部にいったら、なんとなんと一人っきりの劇場貸し切りロードショー状態。ちょっと観る…

「ソーシャルな資本主義」読了

月末まで来て、なぜか読みかけの本が一気に連続読了している。国領先生の渾身の一冊ではないだろうか?ソーシャルな資本主義作者: 國領二郎出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2013/06/07メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るネッ…

「眼球譚」読了

「生きがいについて」読了エントリーの後が、バタイユかよと。我ながら呆れる。眼球譚 太陽肛門/供犠/松毬の眼 (ジョルジュ・バタイユ著作集)作者: ジョルジュバタイユ,生田耕作出版社/メーカー: 二見書房発売日: 1971/03/25メディア: 単行本購入: 1人 ク…

「生きがいについて」読了

今、何か書いておかないと、自分の中で句読点を打てないまま過ぎ去ってしまいそうなので、書けるところまで書く。生きがいについて (神谷美恵子コレクション)作者: 神谷美恵子,柳田邦男出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2004/10/06メディア: 単行本購入: …

Amazonは税金を払って投資している

Amazonの投資志向の経営姿勢に提灯記事としか思えない記事がぶくまされていた。 今期も赤字!アマゾンの驚くべき経営手法が分かるたった1枚のグラフ | THE NEW CLASSIC なぜ提灯記事かといえば、投資はあくまで資産勘定なのでBS(貸借対照表)の話なので、直…

物流基地としての成田と羽田クロノゲート

市川、船橋の湾岸沿いで物流拠点が次々に建てられている。地価を底上げするほどの勢いだと聞いた。これまでメーカー、問屋、小売店と流れていた物流が、ダイレクトに生産拠点から消費者ダイレクトないし巨大ショッピングセンターという流れになり、消費地に…

「カラマーゾフの兄弟」読了

とにもかくにも読み終わった。まだ言葉にまで結実しない。カラマゾフの兄弟 完全版作者: フョードル・ドストエフスキー出版社/メーカー: ゴマブックス株式会社発売日: 2013/03/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (9件) を見る確かに本書は小説世界と…

US Yahoo!の認証がやたらしつこかった

昨日、たった一枚の画像をiPad miniからFlickrにあげるために、1時間もかかった。なんか最近、システム的な対応に時間を取られて仕方がない。今日はWindowsで共有しているプリンタにMacからつながらなくなったトラブルに1時間半もかけたのに解決できなかっ…

Construction Simulator 2014

これは建築屋としては外せないゲーム。 Construction Simulator 2014の遊び方や初心者ガイド | Swipe [Construction Simulator | Facebook 途中から課金しないとすすめないっぽいがかなり工事の味わいが出ている。大したものだ。

風邪をひいてひとり

独り身でなにが辛いってやっぱり病気。喉風邪を引いてしまい、しかも不養生が続き、ダウンというほどではないが、仕事に支障を来す程度の状況になってしまった。反省。と、いいつつiPhone 5Sにアップグレードした。iPhone 5を予約しておいて出た当日に買って…

カラマーゾフとイエスと風邪(ネタバレあり)

どうも大作を読もうとすると、知恵熱が出る。風邪を引いたらしく、喉の痛みがこの数日とれない。薬を飲んでも、からだの倦怠感がとれない。年をとったものだ。長い長い時間をかけて「カラマーゾフの兄弟」をKindleで読み続けて、ようやく最後の裁判のところ…

住宅の価値と「為にする」文章

結局、この長島さんという方の日経の記事は、不動産のインスペクションを普及させる「為に」書かれた文章だと分かった。 マイホーム 買った瞬間、価値ゼロへまっしぐら :マイホーム選び ここがツボ:貯蓄・ローン :マネー :日本経済新聞 「マイホーム 買…

谷根千の「真昼なのに昏い部屋」

なぜ不倫小説に惹かれるのだろう。もはや、私は不倫などする必要も、資格もないのに。真昼なのに昏い部屋 (講談社文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/02/15メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る谷中、根津…

福岡伸一さんの「動的平衡」

さらっと読めた。実際の「動的平衡」そのものを語っているのは、第八章。ほかは、雑誌掲載であったというだけあって、それぞれが独立した次章を扱っている。動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 木楽舎発売日: 2009/02/17メデ…

自分を中心から外す

「生きがいについて」の随所に、耐えかねる苦しみのうめきが聞こえる。 或る人は歌った--- こよいも宇宙は私をみつめている 数かぎりない眼をひらかせて 私の骨の骨、髄の髄まで たえまなく、容赦なく 次は結核で病んでいる或る娘のことばである。「私にはも…

復活の京成成田駅

平成25年10月16日は成田市民にとって忘れられない日となるだろう。台風26号、WIPHAは、大変な被害をもたらした。私の知りうる限りでも、信じられないくらい多くの場所で土砂崩れ等の被害が起こっている。行方不明者まで出る土砂災害は成田では私の記憶に残…

銀河鉄道の夜

総武線の電車が東京駅を出て、錦糸町の前で地上に出るあたりに、なぜか「銀河鉄道の夜」を感じる。原著作も、銀河鉄道999も含めて。銀河鉄道の夜 (角川文庫)作者: 宮沢賢治出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1969/07/19メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19…

国立歴史民俗博物館、「中世の古文書 −機能と形−」展

たまたま行って来た。京成電車の交通広告が出たときから、気にはなっていた。 歴史にみる震災|企画展示|展示のご案内|国立歴史民俗博物館 網野大先生の「日本の歴史をよみなおす」と大変重なる。って、前回行ったときの企画も網野史学と重なったなぁ。日…

「ミリオンダラー・ベイビー」と人の不幸の深さ

見終わってから、私自身がノックアウトされてしまい、言葉が出なかった。読みかけの神谷美恵子さんの「生きがいについて」とあいまって、人はどこまで失意の底の底に立たなければいけないのかと自問した。ミリオンダラー・ベイビー [DVD]出版社/メーカー: ポ…

「生きがいについて」を読み始める

まったく新鮮に読んでる。何度目かの読書のはずなのだが、母としての生きがいと喜びの鮮烈さ、働く生きがいを失った時の失望の深さ、たいへん伝わるものがある。生きがいについて (神谷美恵子コレクション)作者: 神谷美恵子,柳田邦男出版社/メーカー: みすず…

おままごとの喜び

子どもの頃、近所で子ども達みんなで遊んでいてころ、友達の誰だかの妹さんの誘いにのっておままごとにつきあっった。そう、あれは私が小学生の3年だか、4年のころ。他の男子におもいっきりばかりにされた。ちょっとこころの傷だった。 町山 (前略、「愛…

男と女の絆

仕事がら、さまざまなカップルさんと会う。しかも、かなり深いところまで目にする。先日も、ある会社の社長さんご夫妻と仕事で一緒させていただいた。いつもは普通にご夫婦している姿を拝見していた。ちょっと大変な仕事だったその場面で、お二人の連携のよ…

集中する環境をつくる

人の力はいうまでもなく集中したときに発揮される。で、できる人はやっぱり集中力を発揮できる環境作り、習慣づくりから入っているなと。では、集中できる環境作りとはなにか? 1.体調を整える快食快眠快便特に睡眠は大事だなと。人によって大分差があるけ…

ふるさとの力

お客さんに連れられて池袋の頑固オヤジがやっているという炭火のお店にいった。いや、ほんとふたことめには「この味の違いがわからなきゃ、帰ってくれ」とか、「長島、巨人が好きなやつは二度とこなくていい」とか威勢のいいおっさんだった。カウンターしか…

「母校」という思想

私がお世話になった学校の周年記念式典に参加してきた。古い古い学校なので、来賓もほとんど卒業生。先生方も卒業生。PTAの役員なんで八割以上卒業生。父兄もそこそこ卒業生。そりゃあ、ファミリーという色彩がでない方が岡いい。紹介された学校の歴史も、み…

左手マウスは認識を変えるか?

ま、冗談みたいな話しなのだが、どうもマウスの使い過ぎで右手のひじが痛い。マウスパッドをソフトなものにしたりだましだまし使って来たのだが、どうも限界らしい。SANWA SUPPLY MPD-MU1BK マウスパッド(ブラック)出版社/メーカー: サンワサプライメディア:…

分散がわからなくても、統計リテラシーは上げられる!

「統計学が最強の学問である」は、一般人が統計リテラシーをあげる最強の参考書だ。学生時代、tだのFだの、分散だの自由度だの歪度などの用語に苦しめら統合的な理解に至らなかった私のようなものには、蒙を啓かれる想いだ。統計学が最強の学問である作者: …

ランダムを作るしかけと世界はひとつであること

まだ言葉にならないのだが、ランダムさについて以下の二つが基本同じことをしていることが頭から離れない。それぞれ、「カオスとフラクタル」と、「統計学が最強の学問である」から。カオスとフラクタル (ちくま学芸文庫)作者: 山口昌哉出版社/メーカー: 筑…

「メンデルの法則」

「統計学が最強の学問である」を読んでいて、「メンデルは恣意的に統計学を使った」というようなくだりがあって違和感を覚えた。統計学が最強の学問である作者: 西内啓出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/01/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購…

奴隷にならないための技芸

「リベラル・アートってなに?」という話しになった。私は「奴隷にならないための技芸だ」と答えた。「リベラル・アート」の「リベラル」とは、古代ローマの「自由民」だと。「アート」とはラテン語の「artes」だと。複数形なのがみそかな。奴隷はいわれたま…