HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

復活の京成成田駅

平成25年10月16日は成田市民にとって忘れられない日となるだろう。台風26号、WIPHAは、大変な被害をもたらした。私の知りうる限りでも、信じられないくらい多くの場所で土砂崩れ等の被害が起こっている。行方不明者まで出る土砂災害は成田では私の記憶に残る限り初めてだ。

この規模の台風は過去に何度となく経験している。しかし、治水工事が進んだ現代の成田では大きな被害はほとんどなかった。たぶん、今回の被災は、前回の大震災で多くの崖で亀裂が入っていたところに大量の雨水が入り込んだことに帰因するのだろう。言い訳じみた話しだが、建築基準法の構造基準は大風と地震は同時に起こらない前提となっている。大震災と大雨台風が重なったことが今回の被害をもたらしたのだろう。2年半という年月は土木工学的時間では「同時」だったのかもしれない。

こころないツイッターのつぶやきを見た。

京成成田駅が終わりました。 pic.twitter.com/QmuJhesYp7

https://twitter.com/fasthand_8810/status/390270025904304128/photo/1

反論はした。

復旧のために不眠不休で努力されている方々を間近で見た。結局、京成成田駅は臨時ダイヤで復活した。

京成電鉄では10月16日(水)、台風26号の接近に伴う大雨の影響により、京成成田駅で法面土砂流出が発生しました。詳細を下記のとおりお知らせいたしますとともに、明日以降の運行ダイヤについてご案内いたします。

(中略)
5.明日以降、復旧するまでの臨時運行ダイヤ
京成成田駅では、安全が確認された3〜4番線ホームと5番線ホームを使用します。この関係で、京成佐倉駅〜成田空港駅、京成成田駅芝山千代田駅における一部列車において運休や運行時刻の変更を行います。

http://www.keisei.co.jp/keisei/kouhou/news/131016_01.pdf

京成成田駅の別の線路は安全が確認されたということで、京成電鉄は17日以降、別の線路を使用することとし、復旧までの間は本数を減らした臨時ダイヤで運行すると発表しました。

ファイルが見つかりません News i - TBSの動画ニュースサイト

で、朝の散歩を兼ねて写真を撮ってきた。

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電車が走っていくのをこんなに力強く感じたことはない。

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復旧作業は夜を徹して行われていたようだ。

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ホームにはすでに人がいる。よかったとつくづく感じた。