HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

崩壊への序曲

昨日のエントリーは、「形とながれ」を全面肯定した。今日は、全面批判モード。これを書かないと年を越せないので、紅白を切り上げてMacの前に坐っている。 距離、時間、そして統治と戦争、ふたたび - HPO機密日誌 流れとかたち――万物のデザインを決める新た…

距離、時間、そして統治と戦争、ふたたび

ブログを初めてまもないころ、そう十年近く前、「距離、時間、そして統治と戦争」というエントリーを書いた。個と個の距離が近づくことで、進化と社会の進化を俯瞰できるのではないかという直観をできるだけ言葉にする試みであった。 通信手段、移動手段のテ…

アートの島

倉敷まで足を伸ばしたので、直島にも行って来た。地中美術館、李禹煥美術館、ベネッセハウスミュージアムで時間が終わってしまった。それぞれ、異世界に入っていったような感覚があった。写真の制限が相当にあったので、これくらいかな。 ベネッセアートサイ…

倉敷の街並

倉敷の街づくりが進んでいると聞いて行って来た。すごい。自分がやってきたことがなんだったんだろうと自信を失った。美観地区に夜も泊まった。夜でも人が出ている。魅力のある街には、人が集まる。いくつかの昔の邸宅を改造して、店舗や、飲食にしているプ…

仕事納め

今年は塾長の教えに習って会社の仲間の忘年会というコンパを開いた。なかなかいつも酒を酌み交わしながら飲む機会がないので、笑あり、かたらいありの賑やかな席となった。またこのような席を作ろうと思わせる友愛があった。

オプション取引とは可能性のネットワーク

もう少していねいに思考しなければならないが、オプション取引を樹木の枝分かれのようにイメージした。 オプション取引とは、可能性のネットワークなんだ!取引の開始から、未来の可能性が次々に枝分かれして行く。こうイメージすると、べき分布、コンストラ…

Python on Mac/Marverick

ネタにもならない話しだが、MarvericksにPythonがちゃんと最初から入っている。で、Pythonとコマンドするだけ。Python 2.7.5と読める。最新版らしい。

親孝行な息子

しばらく前にfinalventさんが「女に好かれる男には個性がない」という話しをしていた気がする。ぐぐっても出て来ないし、順番に探してみるにはfinalventさんのつぶやきは大量すぎる。ともあれ、そのつぶやきを読んだ時から、昔聞いた話しを思い出していた。 …

「友と敵」、「キツネの跋扈」を熊谷市長は乗り越えられるか?

ようやく市長の本を読了した。橋下市長の「友と敵」的な行政改革と、ご自身の行政改革を比較されている章まで来て、初めてその深い意図に気づいた。熊谷市長は歴史的に何度も現れて来た「友と敵」を明確にする組織運営の病、「キツネの跋扈」という組織の腐…

ゴルフのスコアが安定して来た

今年最後のゴルフ。もしかすると今シーズン最後かもしれない。とても開示できるスコアではないが、ここのところ安定してきた。ある先輩な方とスコアをスクラッチで競った。例の「大学教授」の教えに従って、フェアウェイウッドも使わず、地味なゴルフであっ…

千葉県総合開発図が届いた

第三滑走路を思わず書き込みたくなった。おっといけない!比較してみて、千葉ニュータウンからつながってくる予定の千葉北道路を書き込み忘れていたことに気づいた。県の方々はベストをつくしていらっしゃるのだろうが、計画が大幅に遅れていると聞く。残念…

社長元気で留守がいい?

ここのところ会社を留守にしがち。直接の会社の仕事から離れた別の組織の役職だの、イベントだのによく駆り出される。それなりに役割をそれぞれの立場でも果たせる自信もついた。一緒に働いてくれている会社のみんなにただただ感謝。三十代の頃は、あまりの…

「ただいま」

相曽晴日さんの新しいアルバムを聞いた。ちょっとどきどきしながら。 ただいま 「トワイライト」、「赤いペディキュア」のあの切ない歌声が変わっていたらどうしようかと思ってた。でも、それは杞憂。相曽晴日のせつせつとした声は今も変わらない。それでも…

コンストラクタルな形の形成

著者のものの言い方が一歩間違えれば確かにインテリジェント・デザイン(ID)論になりかねないとはらはらしながら読み進めている。流れとかたち――万物のデザインを決める新たな物理法則作者: エイドリアン・ベジャン,J.ペダー・ゼイン,柴田裕之出版社/メーカ…

コンストラクタル法則

M.I.さんにお薦めいただいた「流れとかたち」を読み始めた。べき乗則と生成化育、麗しい澤体験がつながる。流れとかたち――万物のデザインを決める新たな物理法則作者: エイドリアン・ベジャン,J.ペダー・ゼイン,柴田裕之出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日…

セックスは前段取り

某所で若い女性と話した。彼女曰く、「セックスってたくさんされると『この男は身体目当てなんだ』って思うし、少ないと『他に女がいるんだ』って思う。女にとってセックスは『男女が最高に分かり合える瞬間』ではない」のだそうだ。男と女は残酷なまで考え…

「リバイアサンの悲劇」

「共有地の悲劇」などない。あるのは、政府の不必要な干渉により生じた所有者、利用者の無責任な行為だけだと。徳の起源―他人をおもいやる遺伝子作者: マットリドレー,岸由二,Matt Ridley,古川奈々子出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2000/06メディア: 単行本…

「ゼロ・グラビティ」

いやあ、すごかった。全編が無重力状態のシーンだという映画がいままであっただろうか?3DのIMAXの威力だろうか、自分が実際に無重力で宇宙空間でただよっている感覚があった。恐怖と息苦しさをリアルに感じた。逆説的だが、音楽と効果音も見事に音の伝わら…

ダンス、ダンス、ダンス

以前、娘の学校の文化祭に行ったことがある。ま、実は動画もあるのだがアップするのはさすがに控える。娘のクラスの出し物がなかなか秀逸だった。内容はミュージカルとダンスパフォーマンスが合体した感じだった。ストーリーとしては、クラスの中で、ダンス…

ネアンデルタール人と思いやりの心

ブログネタで社内向けにメール書いた。お題は「協力する心」。最近、ブログネタと会社のネタがかぶりつつあるので、たいがいにしておかないと・・・。当然、一部改変済み。 ネアンデルタール人という私たちとは違う人類種が数万年前まで地上に闊歩していまし…

意識の組成

「禅とオートバイ修理技術」をネタに、ワインを片手に意識の組成について会話した。北イタリアな落ち着いた雰囲気のレストラン、美味しいお料理、誠実で知的なお相手との楽しく興味深い会話。とても幸せな時間だった。禅とオートバイ修理技術〈上〉 (ハヤカ…

??? → !!! → ♡ →

先日のカップヌードルミュージアムでカップヌードルを作ってきた。って、まあ絵を描いて具を選んだだけなのだが。それでも、とても楽しかった。絵はこういう感じ。 ??? → !!! → ♡ → CUP NOODLE → 最初の「?」は建物の印象。入るといきなり吹き抜け。…

Python on iPhone/iPad

Pythonの初心者向きのエントリーを拝読して、使ってみたくなった。Macで環境構築するのすらめんどくさかったので、ふと思いついてiTunes Storeを検索してみた。最初に出て来たのが「Python Math」。フルセットだというので、さっそくお得意のフィボナッチ数…

Never Give Up!

先日、横浜に行った際に前から行きたかったカップヌードルミュージアムに行って来た。佐藤可士和さんのプロデュースで、シンプルなデザインと見せておいて、実にこにくい演出が随所にされていた感激して帰って来た。www.cupnoodles-museum.jpミュージアムの…

夫婦善哉

NHKのリメイク版「夫婦善哉」を見た。小気味よい大阪弁と、よく考えられ表現された脚本、そして、のりのりの俳優陣とあいまって実に良いドラマであった。 土曜ドラマ「夫婦善哉」|NHKオンライン 原作とはかなり筋、様相が異なるようだが、それは逆に4話の…

べき乗則と草食系男子

考えてみれば、草食系男子が増えるということは、山火事を人為的に止めているようなもの。逆に、モテる男はべき乗則的に多くの女性から好意を寄せられるようになるだろう。 米人はべき乗則に気づいて山火事を消すのをやめた - HPO:機密日誌 実際、「結婚した…

繰り返し囚人のジレンマゲームと道徳感情とべき乗則

ブログは素晴らしい。自分では忘れてしまっている思考の後がたどれる。「徳の起源」を読んで、以前「人は原子、世界は物理法則で動く」を読んで学んだことを再発見できた。 本書の分析によれば、「スタンフォード監獄実験」において学生に囚人と看守を演じさ…

呪術としての互恵性、贈与

「徳の起源」を安冨歩先生の「貨幣の複雑性」とからめて論じたいと考えているが、なかなか私の手に余る。自分で自分のハードルをあげているからだ。人間が社会性を獲得した時から、道徳がべき乗則的に進化を重ね、数ある行動様式から自然淘汰されて産まれた…

人の信頼の貸借対照表

仕事をしている時、信頼関係の貸借対照表をイメージしている。仕事を受注するとは資産が増えることだ。しかし、その時に資本(純資産)でまかなえているか自問する。これは、信頼関係の負債を作っているのかもしれない。この仕事を受注することで、クライア…

マット・リドレーの「徳の起源」を読み始める

私はこの本に巡り会い、この本を読むためにブログ活動を10年近くも続けて来たのではないかと感じている。徳の起源―他人をおもいやる遺伝子作者: マットリドレー,岸由二,Matt Ridley,古川奈々子出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2000/06メディア: 単行本 ク…