HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

人の信頼の貸借対照表

仕事をしている時、信頼関係の貸借対照表をイメージしている。仕事を受注するとは資産が増えることだ。しかし、その時に資本(純資産)でまかなえているか自問する。これは、信頼関係の負債を作っているのかもしれない。この仕事を受注することで、クライアントとの信頼関係上では「借り」をつくっているのかもしれない。

もっと集合的な信頼の貸借対照表もある。3日はあるお会社の出先をまわらせていただいた。どこにいっても、地元の話しをしてくださる。何人かの方は、そもそも私と同じ街のご出身だったり、現在住んでいらっしゃったりする。これは街の徳、街の信頼資本のお陰だなとつくづく感謝している。

金銭で表させる貸借対照表の裏にある、この信頼関係の貸借対照表を大事に仕事をしていきたいものだ。


■参照

そういえば、桃知さんの「純粋贈与」の話しから人類全体の貸借対照表って考えたことがあった。

貸借対照表って、その企業のその時点での内容を見事に表している。経営者の人格がそこに現れているといってもいい。