HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2012-01-01から1年間の記事一覧

「年の瀬」から3年

三年前の年の瀬には、天理教の創始者、中山ミキの生涯を書いた「教祖様」を読んでいた。私としては、限りなく生きて死人に近づいた瞬間かもしれない。 この物語はほんとうに読むのが辛い。人が次々と亡くなっていく。つらい、つらいと思いながら読み進めた。…

「死者の支配力」

帝国陸軍の存在の底に「死の哲学」があることは、頭では分かっていた。「未完のファシズム」に語られた、対ソ連、防共のための陸軍から、対米戦への転換ができないまま太平洋戦争に突入したことを頭では理解していた。 この「包囲殲滅戦+短期決戦」というド…

年賀状狂想曲

ただいまWindows版の「筆まめ」からMacintosh版の「宛名職人」に乗り換え中。筆まめVer.23 通常版DVD出版社/メーカー: 筆まめ発売日: 2012/09/07メディア: DVD-ROM購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る宛名職人Ver.19出版社/メーカー: …

IMAX 3Dはディズニー・アトラクション並みの迫力

ふと思い立って、子どもと「ホビット」を見に行った。たまたま、時間の関係で成田のIMAX 3Dシアターだった。子ども曰く、「ディズニーのアトラクション並みだね」と。 映画『ホビット 思いがけない冒険』公式サイト IMAX : アイマックスデジタルシアター - W…

ブログを書き続ける意味

ある人に言われた。「最近、ブログを惰性で続けていないかね?」と。政治への住民参加というテーマは挫折し、ネットワーク社会におけるべき乗則のテーマは遥かに遠く、禅の悟りはもっと遠く、「惰性」だといわれても仕方のない内容しか書けていない。もう何…

喪中はがきへのお返事

今年は一段と喪中のお知らせのはがきがたくさん来た。ざっと40通もあろうか。年賀状は個人では200枚までは出していない。4家族にひとつは喪中であると。高齢社会とは大量死社会だとは頭でわかっていてもこういう事態にとまどう。この返事をどうしたも…

「真夜中の戦士」

ふとあるシーンが浮かんで頭から離れなくなることがある。数日前から浮かんで離れないのは、なぜか永井豪の「真夜中の戦士」。 愛媛の小さな古本屋・FULL本屋 入荷情報etc... 確かに怖い もっと衝撃的なシーンもあるのだが、ネタバレになるので。永井豪SF傑…

松江から出雲へ

実に楽しい旅だった。お宿のお出迎えのお菓子はクリスマスバージョン。食事を終えるとすでに雪。奇麗だった。朝食を食べてふとみると、目玉のオヤジさんが朝風呂に。堀めぐりのお船に乗った。低い視点から観る松江の街。昔はいかに水運が盛んであったか、主…

鹿野町堪能

実に素晴らしいまちづくりをされていた。祭りのあるところに自治の伝統があり、心からのまちづくりがある。その真摯さに感動した。この方が、鹿野町のまちづくりにかかせない方。永年に渡り、街の住民全員のコンセンサスを得る努力を重ねて来られた。その対…

山陰の味覚、序ノ口

大変、美味しくいただいた。万葉牛。カニを炭火で、食した。これがうまい!ちなみに、テレビを見ててお茶を吹き出しそうになったのがNHKの七時前のトップニュースが山陰某所で震度1の地震があったことだと。次のニュースが某町でのメガソーラーが送電線の容…

バンドネオン

演奏を聞いた。アルゼンチンタンゴには欠かせない楽器。もう作られていないと初めて知った。 製作元については、アルフレッド・アーノルド Alfred Arnold 社 にこだわる演奏家がかなり多い。1911年に、旧東ドイツ領のカールスフェルト Carlsfeld に設立され…

常在戦場と員数あわせ

あとで詳しく書く。一下級将校の見た帝国陸軍 (文春文庫)作者: 山本七平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1987/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (30件) を見る員数とは、因数分解の「因数」ではなく、「員数合わせ」というと…

「集団的自衛権の必要性と危険性」

同級生がつぶやいていた。 集団的自衛権の必要性と危険性、9条に阻まれて出来なかった事や助かった事、調べているけど無知な私にはハードル高いよ。どっかにフラットな解説無いかな。 https://twitter.com/tel_me_yuigaham/status/280855211411656705 難しい…

役員はボーナスをもらえない

翌日の朝に前日づけのブログエントリーを書くという不健康な状態が続いている。うーん。ともあれ、もうほとんどの会社で賞与が出てクリスマス商戦まっさかりだろう。景気も回復気味だから結構うはうはしている人も多いのではないだろうか?ところが、役員だ…

買えなかったスーツ

1年のうち330日くらいはスーツをきているひでき。ほぼ毎日来ていると、パンツが特にすり減る。歩き回っているので、汗をすってもものあたりがすぐにへろへろになってしまう。おじさんくさいと思いながら、夏もズボン下を履くようにしたらだいぶ違うとい…

自民党圧勝

自民と公明党で320を超えるとは思っていなかった。合わせて300くらいで、維新と政策協調せざるをえなくなると予想していた。 自民+公明+維新=350/480=七割だな。 ブックマーク:「自公300議席の勢い 接戦区でも優位に 衆院選 終盤情勢、民…

それでも、選挙に行こう!

朝からid:finalventさんに叱られてしまいへこんだ。 僕は逆だった。“@hidekih: まったく同感! / “Twitter / TCSJ_TAKAHIRO: みんな知ってっかな? 20代と30代が みんなで 同じ政党 ...” htn.to/gYEgt4” http://twitter.com/finalvent/status/27973098761999…

消費税は財政的に中立か?

金融政策のかなり上であった方の話しを聞いた。かなり勉強になった。かなり勉強になったが、道義にもとるので全部は話せない。で、ごく些末な部分について書く。この方のご専門の金融政策とは少し離れる消費税の増税について、財政的に中立だとのご主張され…

帝国陸軍は北進のために存在した

山本七平の「一下級将校の見た帝国陸軍」の観察から、明確に帝国陸軍は米国と戦う戦略もなく、南進する装備も訓練方法も用意していなかったことが如実に分かる。一下級将校の見た帝国陸軍 (文春文庫)作者: 山本七平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1987/08…

「熟女とのススメ」のなにが悪い?

法律ありきで、人と歴史が見えていない専門家が嫌いだ。 朝日新聞の別冊版にある人生相談コーナーに男子中学生が性の悩みを打ち明けたところ、回答者が「熟女とのセックス」を勧めたことが問題になっている。「18歳未満に性行為を助長する言動は法律違反と…

日本人の人権は天皇陛下からいただいた

片山議員の発言を揶揄して書かれたエントリーがあまりに浅薄なので腹が立った。 当時、就任演説でケネディ大統領はこう述べています。(略)『米国民の同胞の皆さん、あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。 あなたがあなたの国のため…

iPhoneから印刷する方法

忘年会続きなので、明日の分まで書いてしまおう。iOS6では、各アプリから「→」ボタンで「共有」するときに、「プリント」という項目が追加されている。ところがこれは「AirPrint」テクノロジーなので対応のプリンターがiPhoneと同じWifiの中に存在しないと印…

神栖、佐原の復興

神栖地域、佐原地域の現状を見学してきた。1年半前とは大違い。すくなくとも、私の目から見てみさん普通に暮らしていらした。人の働きというのはすごいものだ。 津波の時は、波につかってしまった公園も見事に復旧していた。昭和五十年の定礎に書いてある言…

リア王

先日、改めて自分が演じたリア王を見直した。感じるところが多々あった。高校生の頃は、演じるのでいっぱいで全体のストーリー、劇の構成まで全く感じられていなかった。この芝居は、老いの愚かしさ、忠誠の本当の意味、陰謀、淫欲、裏切り、暗殺など、人生…

ウェブと選挙

選挙が熱くなっている。しかし、ウェブ界隈では、選挙が盛り上がっていない。せいぜいがネガティブキャンペーンの一貫としてリアル政治界隈に利用されている程度。大変、大変とさわぐばかりで、ウェブと選挙、そして世代間闘争について真面目に考え、行動し…

「女は男が隣にいた方が眠りが深い」

昨晩、ある女性と話した。彼女いわく、「女は男が隣にいた方が眠りが深く、男は逆に隣に女がいた方が眠りが浅い」と。まだ、集団で肉食獣に対抗しなければいけなかった時代の名残だと考えると納得できる。女は男が隣にいれば、守られていると感じて眠りが深…

元祖スーパー堤防

たまたまFacebookでお友達が「元祖スーパー堤防はここだ」というエントリーを載せてらした。その日の夕方、たまたま通ったので写真を取った。

生命保険

生保の方が来た。男子大卒しかとらないので有名な会社なのだそうだ。「日本の生保業界では伝えられていない保険の使い方があります。そこを伝えて、僕は保険業界を変えたいのです。」とおっしゃった。説明を聞いたが、さっぱりぴんとこない。仕事の上で保険…

「国をつくるという仕事」

人に薦められた。「選択」の連載時に何度か読んだように記憶する。国をつくるという仕事作者: 西水美恵子出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2009/04/07メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 73回この商品を含むブログ (48件) を見るあらためて読んでみたい。

ウィスキー老酒

某所でいただいて来た。某伝説の老バーテンダーさんの秘蔵のウィスキー。まずは、バランタイン30年。つづいて竹鶴25年。最後に、いまはなきシングルトン、1978年。三本揃いぶみ。ワインと違って、ヴィンテージはあまり重要視されないウィスキーだが…