選挙が熱くなっている。しかし、ウェブ界隈では、選挙が盛り上がっていない。せいぜいがネガティブキャンペーンの一貫としてリアル政治界隈に利用されている程度。大変、大変とさわぐばかりで、ウェブと選挙、そして世代間闘争について真面目に考え、行動している様子が私には伝わってこない。
昔々、何人かの方々とウェブと選挙で盛り上がった。そう、もう8年も前。まだ私が30代だったころ。
2004年の参議院選の時に、ウェブと選挙でもっと先端をいかれていたふじすえ健三さんを応援した・・・、つもりだった。
津田さんの「ウェブで政治を動かす!」をkindleで拝読した。大変な労作だ。だが、04年の状況といまとでネットと選挙の関係性と、一番の課題だと私が信じる世代間闘争でなにか変化したか?私には、変化が感じられなかった。
- 作者: 津田大介
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/11/13
- メディア: Kindle版
- 購入: 4人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
当時は、ウェブ界隈というメディア上でリアルに先行して権力闘争が行われ、利害関係の調整はウェブ界隈で決着がつく未来がすぐ来ると思っていた。8年経って、量的には拡大したかもしれないが、ウェブ界隈はせいぜいがうすら暗いリアル界隈の走狗でしかない。いや、すでにうすら暗さすら感じられないほどリアル界隈の権力闘争の層が薄くなっている。
変わったことは、8年経ち私も50に手が届く年になり、若者というより明日の年寄りの立場に近くなっていることだ。
なんともはや。