HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

体制維新とは組織を育てること

橋下知事、いや、市長の「体制維新 大阪都」を読んだ。大変感銘を受けた。

体制維新――大阪都 (文春新書)

体制維新――大阪都 (文春新書)

法律がそもそもご専門だったので相当行政関係諸法に通じた上で議論をされている。組織作りも、府内はもとより大阪維新の会の政治家たちをまとめるところまで手腕を発揮されている。

橋本市長のなにがすばらしいって、これだけの改革を行いながら、部下をきちんと育てていることだ。本書の随所にそれが出てくる。たとえば、外郭団体管轄だった職員の方に大阪マラソンを任すやりとり。あるいは、ダム廃止とその後の合意形成に奔走した職員たちの行動と想い。たんなる一時の政治家ではない。組織マネジメントの名人なのだとつくづく思った。

政治の本質は「権力闘争」であり、選挙で勝つということの正統性を十分に理解している。すばらしい。

某政治関係者の方によると、大阪の市民感覚では中央政界にでれば50議席くらいはいまの段階で取れるだろうということだった。「もしフリ」への特別出演もあったが、あながち漫画の中だけの話しでないかもしれない。

もし小泉進次郎がフリードマンの資本主義と自由を読んだら

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