HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

米国のサブプライム問題と日本のマンション業者大量絶滅時代に共通すること

両方とも、時間がたてばたつほど価値が現存していくものの価値を勘違いしたことに起因する問題。みんな知っていることだろうけど、米国ではかなりの大都会でも土地の値段はタダみたいなもの。普通の分譲住宅で300坪くらいの区画もあたりまえだ。しかも、…

生活の質という刺激は、ヴェーバー‐フェヒナーの法則に従う

小倉先生のこのエントリーに大変感銘を受けました。一定の所得水準を超えると後はプライドを満たすだけだという話は全くその通りだと私も思います。 QOLの向上に資する所得水準の上昇と,単にプライドをくすぐるだけの所得水準の上昇: la_causette 累進課税…

「百年に一度」ではない、まったくない

あいかわらず一日遅れ日記。 今、世界は、「百年に一度」とも呼ばれる金融危機の中にあります。 確か、前回の金融恐慌は1930年前後だったのでは?そもそも、まだ百年たっていない。この10年の間でもアジア通貨危機など金融危機といわれる状況は何度も…

書評 「エンデの遺言」

いいかげんにしなければの「昨日日記」。どうにもこうにも忙しい。ま、忙しいことはありがたいこと。忙しいのは、実はブログ界隈よりも、街あるきが楽しいというのもある。ブログに飽きたというわけではないのだが、リアルで人と会うのがなにより楽しい。新…

「エンデの遺言」をめぐる冒険

さかまたさんにお詫びしなければならない。エンデの遺言「根源からお金を問うこと」作者: 河邑厚徳,グループ現代出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2000/02/01メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 73回この商品を含むブログ (45件) を見るもう4年も前に教…

200X年、米軍日本再占領

不思議な夢を見た。 200X年、世界的な金融危機を、歴史的な与野党の翼賛救国統一内閣により日本は乗り切っていた。財務省と日本銀行の歴史的な和解をし、政策目標をシステム的に統一できたことで、将来に向けてゆるやかなインフレが起こるという国民の納得が…

屋上ジャズライブ

ただただ楽しい。

「戦場の絆」のファイナルベントさん

まさかね。

日本最新のテクノロジーはもっともエコロジカルなヒッキーという生き方なのに

例によって一日遅れ日記。仕事に邁進している間に市場では大変なことになっていたらしい。 日本経済新聞 実は前々から思っていたのだが、リアルの経済はべき分布するわけだが、大きな崩壊が中心部で起こったときに起きる大変動によって、生存に必要な最低限…

「エスコラニャーダ」

夢を見た。街を友人と自転車で走る夢だった。その街のガイドを買ったら「エスコラニャーダ」と言われた。夢で見るまで聴いたことがなかった単語なんだけど、日本語で「エスコラニャーダ」で検索しても出てこなかった。スペイン語かなにかで、単語としては存…

かわぐちかいじの「大統領選挙」

実に現在の状況を言い当てている。イーグル (Eagle) 上 (1) (My First BIG SUPER)作者: かわぐちかいじ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/10メディア: ムック クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るま、現実は日系ではないがカラードの移民…

本当の恐怖を感じる時

無人駅で目が覚め、終電もなく、タクシーもなく、携帯の電池もなく、コンビニすら見当たらない時。

We shall overcome

We shall overcome.We shall overcome someday.Oh, deep in my heart, I do believe.We shall overcome someday. いつぞや、イスラエル建国のドキュメンタリーを見た。着の身着のままの財産しかない甲板の上でみんな歌ってた。いま思い出しても涙があふれて…

死は緩慢に訪れる

たまたま、ちょっと疲れて横になった。寝るときに、意識が消えていく瞬間みたいのを自覚した。不思議なことに、意識が消えても、自分が消えるなんてひとつも思わない。寝ていても自分はそこにいると寝る前も、意識が消える瞬間も、起きたあとも信じていられ…

「インフレ・コントロール・ターゲット」と官僚心理学

高橋洋一郎さんの「日本は財政危機ではない!」を読んでとても共鳴した。前にも一部引用したが、金融危機と世界的な不況の状況の中で日本が復活することは世界的な使命になっていると言ってもいい。そして、日本の復活を実現する処方箋がこの本に書かれてい…

里の秋

所用で秋田へ行って来た。実に里山というのだろうか、すみずみまで人の手が行き届いた秋が秋田中にひろがっている感じだった。感動した。鉱山の繁栄の後のマイナスとプラスをごくごく一部だが拝見した。おっと、これは秋田じゃなく隣の県だった。

[書評]「跡取り娘の経営学」

女性のことで言うのも変な表現だが、蒙を開かれた気持ちだ。跡取り娘の経営学 (NB Online book)作者: 白河桃子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/03/27メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (9件) を見るこれまで家業を継ぐということは…

20年来のビールをめぐるなぞが解けた

ずいぶん前に「お前はどうしてビールの大瓶が633mlか知っているか?俺は調べたぞ」と言われた。そこまで言われて調べないわけには行かなかった。ところが今日の今日までなぜだか理由がわからなかった。「調べたぞ」とおっしゃった方ともいつしかご縁が…

「『エンデの遺言』から未来を ネットで生まれる通貨の可能性」

さかまたさんが勉強会をやられるそうだ。なにをおいても参加しないと。 突然ですが、21世紀のテクノロジーと現在の問題解決と未来の規格に合わせた 通貨システムを模索しよう、という勉強会を開こうと思います。 興味のある方は、是非ご参加ください。 参加…

政策転換革命としての2.26事件

「不謹慎な経済学」を読ませていただいた。不謹慎な経済学 (講談社BIZ)作者: 田中秀臣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/02/21メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 303回この商品を含むブログ (58件) を見る感動したのは石橋湛山のこれ。 日本人の一つの…

パブリックサーバント

西郷南洲はすばらしい。そのすばらしさを語れる稲盛和夫氏は超すばらしい。人生の王道作者: 稲盛和夫出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/09/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 24回この商品を含むブログ (17件) を見る 【遺訓三一条】 道を行う者は…

戦後最大の外交交渉失敗

昨日、某所で某方から「横田の空域の航空管制は全面的に日本に戻される予定だったんだよね」という話を聞いた。そこまではニュースなどで報道されていたことなのだが、それが撤回されてしまった理由がここではかけないがあるのだとおっしゃった。 日米両政府…

鏡獅子

ほとんどホーリーを探せな世界。 403 Forbidden やっぱり、最近地元が好きだなぁと実感する。

金融危機は会計基準から乗り切るべき

先日、池田信夫先生から質問のお返事をいただいた。 「HPO:機密日誌」から「CDSの想定元本は55兆ドルもあるのに、損失は2兆ドル程度ですむのか」というTBが来ましたが、想定元本というのはあくまでも想定で、実際に動いた金ではありません。 指定されたペー…

ブログを長くやっていると考え方が似てくるのかもしれない

「弾言」読ませていただいた。弾言 成功する人生とバランスシートの使い方作者: 小飼弾,山路達也出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2008/09/25メディア: 単行本購入: 24人 クリック: 188回この商品を含むブログ (199件) を見るすくなくとも3年前にはDanさ…

金融恐慌がはじまったのも、一応回避されたのも世界がひとつになりつつあるからと思うのはあまりにナイーブ

日経平均が大幅にあがるなど、まだ足元があやういながら大恐慌への転落はとりあえずは回避された。どうやって回避されたのか?先週、日銀総裁が「我々はいろいろなレベルで対話している」と発言されていたことの持つ意味は大きいと思う。高安秀樹さんが数年…

クルーグマンがノーベル賞!

いや、これまで多くの人が否定しまっくてたことが、まじになったんですけどね。とりあえず、いくつか記事をぶくま。 はてなブックマーク - krugman に関するhihi01のブックマーク ちょっとびっくりだな。クルーグマンにはいつも驚かされる。 クルーグマン の…

作ってみた

ま、キットなんすけどね。以前、知人のお父さんから皮のウォレットをいただいた。それ以来、自分のなかで自分で革細工をしてその方のご努力を感じなければいかないとずっと思っていた。自分でなにかを作ってみるとぐっと親近感がわく。も少しいろいろチャレ…

「理系のセンスと文系の教養」という言葉を撤回したい

ずいぶん前から「理系のセンスと文系の教養」というのを教育方針であり、自分の目指すべきモットーのように置いてきた。どうもそれは大きな勘違いなのではないかと森博嗣の「心の法則」と「キシマ先生の静かな生活」を読んで気づいた。まどろみ消去 (講談社…

先日ニュージーランドのマオリの方が拙宅にこられた

草の根交流というか、お互いに歌や踊り神話というか昔話を語り合った。実に楽しかった。改めて、つくづく自分は南方系なのだと実感した。 ポリネシアン・ショーに不覚にも感動してしまった。炭鉱節からフラに移っていくとき、なにか自分の中で熱くなるものが…