HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

戦後最大の外交交渉失敗

昨日、某所で某方から「横田の空域の航空管制は全面的に日本に戻される予定だったんだよね」という話を聞いた。そこまではニュースなどで報道されていたことなのだが、それが撤回されてしまった理由がここではかけないがあるのだとおっしゃった。

日米両政府が、在日米軍再編協議の焦点の一つである米軍横田基地(東京都福生市など)について、航空管制業務(横田ラプコン)を日本側へ返還することで大筋合意していることが16日、明らかになった。
 複数の政府筋によると、横田ラプコンの対象空域の一部を民間機の飛行ルートに開放することでも合意し、現在、空域の削減幅を調整中だ。航空自衛隊の航空総隊司令部(東京都府中市)を移転させ、空自と在日米軍による「共同使用」とすることでも合意した。合意事項は、9月に予定している日米協議の中間報告に盛り込む方向で調整している。
 1都8県にまたがる横田空域は、民間航空機が飛行ルートを設定する際の障害になっている。現状は、民間機が飛行する場合、米空軍の許可や指示を受ける必要があるため、空域を避けた飛行ルートを設定している。関西方面へ向けて飛ぶ民間機は、横田空域の上を航行するために東京湾上空で旋回して高度を上げており、東京湾上空における航空機の過密化を招いている。
 このため、日本側は、羽田空港に4本目の滑走路が新設される2009年までに、横田ラプコンの返還と空域の削減を実現するよう求め、このほど航空自衛隊が管制業務を行うことで米側と大筋で合意に達したものだ。[読売新聞 7月17日9時23分更新]

「横田の管制権、返還で日米大筋合意…民間機に一部開放(読売新聞)」 (リンク切れ)

via Internet Zone::WordPressでBlog生活 » Blog Archive » 在日米軍再編>横田の管制権返還、自衛隊と共同使用 ありがとうございます。

公式な見解ものっていた。一応全面返還は協議継続中となっている。

 わが国としては、安全保障上の必要性を踏まえつつ、横田空域の全面返還の実現に向けてこれまでも鋭意努力してきたところであり、今回の兵力態勢の再編に関する協議にあたり、米軍や自衛隊の運用に支障を来すことなく、羽田再拡張後に増加する民間航空機がより安全かつ円滑に運航できるよう、検討を行いました。その結果、本年5月の再編の最終取りまとめにおいて、横田空域の一部について、本年10月までに返還される空域を特定し、2008年9月までに返還を実施することなどの措置について合意し、あり得べき全面返還に必要な条件についても、関連空域の再編や航空管制の手続きに関する包括的な検討の一環として検討し、平成21年度中に結論を得ることとしました。

(解説)横田空域 @ 防衛省

■参照