いや、これまで多くの人が否定しまっくてたことが、まじになったんですけどね。
とりあえず、いくつか記事をぶくま。
ちょっとびっくりだな。
クルーグマンにはいつも驚かされる。
書き込めないのが残念なスレ。これを書いた方々はいまはどこへ?
The academy cited Krugman for his "analysis of trade patterns and location of economic activity" in awarding him this year's prize.
Earth Times: show/236772,paul-krugman-wins-2008-nobel-economics-prize--update.html
確かこれって「各国の経済はみんなが思っているほど貿易に依存していない」って話じゃなかった?
クルーグマンの功績は、収穫逓増を貿易の発生条件の一つとしてうまくモデル化したことだ。地理条件や資源は同じでも、ちょっとした偶然による差が収穫逓増によりだんだん拡大して、その差が大きな貿易につながる場合もある。可能性自体は以前から指摘されていたものの、クルーグマン (1979, 1980) はそれを表現する単純なモデルを構築し、この概念を主流経済学がとりあげる突破口を切り拓いた (1985, 1989, 1999)。同時に、それを地理的な分布にプロットすることで、これまで比較的停滞していた経済地理の分野にも新しいモデルを提供し、経済地理学にも収穫逓増モデルによる新しい潮流を引きおこしつつある (1991, 1999)
ポール・クルーグマン (Paul Krugman)
ありゃ、違ったか。貿易により当事者がお互いに利益を生むのだという「比較優位」という考え方に実証的な研究と理論づけを行ったというところまでは記憶の範囲。代わって、収穫逓増モデルにより貿易のパターンを説明した。*1
ときに人々が断定してみせるのとは反対に、経済理論によれば貿易により国はより豊になるのが普通ではあるけれども、それが万人にとってよいというわけではない。しかし、第三世界の輸出がアメリカの賃金に及ぼす影響が最初に話題に上った1990年代には、僕自身を含む多くのエコノミストがデータを検討してアメリカの賃金に及ぼすマイナスの影響は穏当なものだと結論づけた。
http://www.scribd.com/doc/6501514/-20071228-
貿易があまり国内の経済に影響しないというのは、米国の賃金への影響だという話だったか。
それでも、現在の1929年以来といわれる金融恐慌前夜的な状況の中での「スウェーデン銀行賞」を贈られるというのはなにかのメッセージなのかと深読みしたくなる。
改めて「クルーグマン教授の経済入門」を読んでみようと思う。

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昔の感想。
■追記
驚いたのは、私だけではない模様。
驚いたw
2008-10-13
Krugman、キターーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
2008-10-13 - Irregular Economist 〜hicksianの経済学学習帳〜
*1:大変失礼しました。こちらをごらんくださいまし。
- http://economix.blogs.nytimes.com/2008/10/13/paul-krugman-wins-economics-nobel/
*2:実はid:Hicksianさんが、私が見た中では一番早かったです。