まだ言葉にならないのだが、ランダムさについて以下の二つが基本同じことをしていることが頭から離れない。
それぞれ、「カオスとフラクタル」と、「統計学が最強の学問である」から。
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特に、上の図は、出発点x0をどこにとるかで全ての事象A、事象Bの組み合わせを生成することができる。斜めの直線を変化させることでその組み合わせの密度も操作できるだろう。つまりは、これから起こる全てが含まれていると言える。しかし、現実に経験できる時間の流れ、物語の流れはひとつしかない。下の図のランダム化比較の例でも同じだ。
ある会社が大規模な企業買収を仕掛けるべきか、とか、ある人が今の恋人と結婚すべきか、といった一世一代の決断をランダム化することはできないのだ。
私にとって世界はひとつしかない、時間はひとつしかない。