HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ザ・ワースト・オイスター・デイ・2

深夜から早朝まで、ほんの二、三十分寝ては痛みで起き、転げまわり転げまわり、なんとか寝ようとする格闘を重ねた。とにかく座っていても、寝ていても、なにをしても痛い、痛い、痛い。

家を出ると寒さの余りに胃にぐっとくるものを感じ、駐車場で嘔吐した。昨日の麺だった。胃腸がよほど動いていなかったのだろう。

ようやく前日相談した開業医さんのところに朝から駆けつけた。あまりにのたうちまわっていたのが伝わったのか、憔悴してたのが可哀想に思ってくれたのか、早めに見てくれた。

医者は症状を聞き、「土日に何か食べなかった?焼肉とか、生物とか?」瞬間思いつかなかった。カラオケの時のカルボナーラが怪しいかと思い、口にしたが違うと言われた。「牡蠣とかは?」名指しされて思い出した。土曜日牡蠣の天ぷらを蕎麦屋で食べた。「ああ、身が大きくなかった?あれね、身が大きいのは河の河口で大腸菌も、栄養もうようよしてるところのご多いんだよね。沖合のは清浄だけど、栄養少ないから身が締まってる。まして、蕎麦屋なんかだと身を大きく見せるのに牡蠣二つを一つにしてるあげてたりするんだよね」、一発明答!もうこのお医者に一生ついていこうと思った。あなたは、ドクターGだと!

総合診療医 ドクターG - NHK

そのあと、点滴をしてもらい、薬をもらい、OS-1を死ぬほど買い込んで寝床にもどった。

全ての予定をキャンセルしてひたすら寝床とトイレとOS-1を繰り返した。少しずつはよくなったが、昼間から寝て締まったせいか、夜は背中は痛むは、腹は痛むはで、またねれなかった。