HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「孔子暗黒伝」を読める幸せ

ふと、諸星大二郎が読みたくなり、Amazonで捜した。あった!注文したのは夜中だったのに、翌朝には出荷され、夜にはポストに入っていた。そりゃ、宅急便の人たちも大変だわな。

孔子暗黒伝 (集英社文庫―コミック版)

孔子暗黒伝 (集英社文庫―コミック版)

連載のリアルタイムで読んだわけではない。なぜか断片的に何度も読んだ記憶がある。ああ、覚えてる!と思ったシーンは随所にあった。蚩尤、饕餮とか、獅子面の老人とかとか。子供のころ、なにかどきどきしたものを感じた絵柄だった。通して読んだことは、今回初めて。孔子仏陀は、生年が重なっていたか?など、興味をそそられる。東西南北の四神など、基本を押さえて大胆な仮説を表現している。再読したい。

いずれにせよ、昔は古本を漁るか、床屋の待合で探すか、大変な労力が必要だったものが、こんなに手軽に読める時代になった幸せを実感する。