HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

テヴィエの社会経済学

昔から何度見たかわからないほど「屋根の上のバイオリン弾き」を見た。このブログで3度も取り上げたDVDは「屋根の上のバイオリン弾き」以外ない。

屋根の上のバイオリン弾き [DVD]

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だがさすがに四十も半ばを過ぎて見ると、「屋根の上のバイオリン弾き」はユダヤのプロパガンダなのではないかという疑念を持たざるを得なかった。

まず小説版以上にユダヤの文化的伝統を美化して書いている。ほんとうに小説版はさえないおっさんのさえないぼやき話なのだ。

屋根の上のバイオリン弾き (ハヤカワ文庫 NV 44)

屋根の上のバイオリン弾き (ハヤカワ文庫 NV 44)

三人の娘の嫁ぎ方も象徴的だ。一人目は、親の意思に逆らって結婚した。ユダヤ教ユダヤ人でも人の自由意思は認めるということだ。二人目はよそ者の、だが同じユダヤ人と結婚した。ただし、ロシア革命共産主義者というのがみそ。ユダヤ教ユダヤ人でも政治的信条の自由もあるのだと。しかし、三番目が結婚した非ユダヤ人のロシア人との結婚は認めなかった。ユダヤ教ユダヤ人でも、宗教と血縁の結びつきだから、血と宗教の違いは認めないと。

そして、ロシアのユダヤ人迫害。ポグロムというのだろうか。

帝政ロシアにおけるユダヤ人への迫害。そして、ユダヤ人革命家たちの活躍を描く。映画版ではまるでユダヤ共産主義者が先導者となり、革命を成功させたといわんばかりだ。昔流のステルスマーケティングステマではないか。

どうも、米国のエンターテイメント業界はユダヤ人が支配しているなんて説を読んでから素直になれない。

赤い楯(上) ロスチャイルドの謎

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