昔から何度見たかわからないほど「屋根の上のバイオリン弾き」を見た。このブログで3度も取り上げたDVDは「屋根の上のバイオリン弾き」以外ない。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2005/02/04
- メディア: DVD
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だがさすがに四十も半ばを過ぎて見ると、「屋根の上のバイオリン弾き」はユダヤのプロパガンダなのではないかという疑念を持たざるを得なかった。
まず小説版以上にユダヤの文化的伝統を美化して書いている。ほんとうに小説版はさえないおっさんのさえないぼやき話なのだ。
- 作者: ショラム・アレイヘム,南川貞治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1973/06
- メディア: 文庫
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三人の娘の嫁ぎ方も象徴的だ。一人目は、親の意思に逆らって結婚した。ユダヤ教、ユダヤ人でも人の自由意思は認めるということだ。二人目はよそ者の、だが同じユダヤ人と結婚した。ただし、ロシア革命の共産主義者というのがみそ。ユダヤ教、ユダヤ人でも政治的信条の自由もあるのだと。しかし、三番目が結婚した非ユダヤ人のロシア人との結婚は認めなかった。ユダヤ教、ユダヤ人でも、宗教と血縁の結びつきだから、血と宗教の違いは認めないと。
帝政ロシアにおけるユダヤ人への迫害。そして、ユダヤ人革命家たちの活躍を描く。映画版ではまるでユダヤ系共産主義者が先導者となり、革命を成功させたといわんばかりだ。昔流のステルスマーケティング、ステマではないか。
どうも、米国のエンターテイメント業界はユダヤ人が支配しているなんて説を読んでから素直になれない。
- 作者: 広瀬隆
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1991/11/05
- メディア: 単行本
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