HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2008-01-01から1年間の記事一覧

「友と敵」理論とオバマ次期大統領候補勝利演説

ある勉強会に向かう途中でようやくGooニュースの全文翻訳を読むことができた。これを書いたライター、そしてオバマ大統領候補自身か側近はカール・シュミットを熟読していると思った。 ファシズムとカール・シュミット - HPO機密日誌 まさに今日の勉強会で話…

生成し崩壊するのが時間

やっと今日のプレゼンができた。はぁ。いやぁ、人に話すことは自分のためだね。 ダウンロード ende081108.pdf (732.5K) 今日、いろいろな方とセッションを行ってどんな絆ができるのか、とても楽しみ。

お金について

明日の勉強会での発表について考え続けている。「エンデの遺言」を「貨幣の複雑性」から読んでいくという方針に従って、プレゼンの骨子くらいまではできあがっている。ずいぶん長いこと考え続けてきたことではあるので、普通に話しはできそうだ。しかし、な…

官僚バッシングと資本主義のいきづまり

例によって「かがり火」ネタ。 かがり火 この雑誌はほんとうにすばらしい。また、実にタイムリーだ。8日の勉強会でぜひ紹介しようと思っている。以下、心に残った声。 人事院 NTさん「私は今のままでは経済も社会も行き詰るという認識を持っています。(中…

惜しい!111112番

1ならびを逃してしまった。

大統領選挙の勝ち負けチャート

いかんと思いながら、つい情報を追ってしまう。ニューズウィークのサイトによると最速で午前中には勝敗が決するらしい。当然、オバマが強い。 Error 404 - Page not found Twitterの選挙特集もすごい。これだけ声を上げる人がいるから米国の選挙の熱さがあり…

お役人に感謝しよう!

ハーデスさんからのコメントをいただき、とおり一遍でお答えしてしまって、失礼なことをしたと後悔していた。 少なくともキャリア以外相手にしない政治家や経済界のあり方が最大の問題だと思いますけど。 キャリアの姿勢がそうなっているんだか知りませんが…

赤めだかと歎異抄

師匠のいったことを取捨選択しない。いや、まさに。ラジオを聞いてて感動した。赤めだか作者: 立川談春出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2008/04/11メディア: ハードカバー購入: 30人 クリック: 195回この商品を含むブログ (291件) を見る歎異抄―現代語訳付き…

「戦後官僚の起源」

実は夏から準備していた。どうにも途中で気が乗らなくなり、提出しないままになってしまった。論文といっても、この日記などで書き散らしたにすぎない内容だが、せっかく話題になっていることだし一応載せることにした。ごくごく地味に募集された今回の懸賞…

吾唯足知 その2

コレクションしてしまいたいくらいだ。

取締役の年収を会社業績と連動させない税制

取締役は短期利益でなく会社の永続性を考えろと受け止めるべきなのか。執行役員と取締役の性格の違いはこの辺からも明確になるだろう。それにしても自分の給与を0にした某社の社長に迫力を感じる。

オバマとヒラリーはかわぐちかいじの「イーグル」を読んだにちがいない

検証は後ほど。イーグル 下 (My First BIG SUPER)作者: かわぐちかいじ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10メディア: ムック購入: 1人 この商品を含むブログ (2件) を見るヒラリーの副大統領指名と拒否、暗殺未遂など、本書をお二人が読んでいたためにこ…

米国のサブプライム問題と日本のマンション業者大量絶滅時代に共通すること

両方とも、時間がたてばたつほど価値が現存していくものの価値を勘違いしたことに起因する問題。みんな知っていることだろうけど、米国ではかなりの大都会でも土地の値段はタダみたいなもの。普通の分譲住宅で300坪くらいの区画もあたりまえだ。しかも、…

生活の質という刺激は、ヴェーバー‐フェヒナーの法則に従う

小倉先生のこのエントリーに大変感銘を受けました。一定の所得水準を超えると後はプライドを満たすだけだという話は全くその通りだと私も思います。 QOLの向上に資する所得水準の上昇と,単にプライドをくすぐるだけの所得水準の上昇: la_causette 累進課税…

「百年に一度」ではない、まったくない

あいかわらず一日遅れ日記。 今、世界は、「百年に一度」とも呼ばれる金融危機の中にあります。 確か、前回の金融恐慌は1930年前後だったのでは?そもそも、まだ百年たっていない。この10年の間でもアジア通貨危機など金融危機といわれる状況は何度も…

書評 「エンデの遺言」

いいかげんにしなければの「昨日日記」。どうにもこうにも忙しい。ま、忙しいことはありがたいこと。忙しいのは、実はブログ界隈よりも、街あるきが楽しいというのもある。ブログに飽きたというわけではないのだが、リアルで人と会うのがなにより楽しい。新…

「エンデの遺言」をめぐる冒険

さかまたさんにお詫びしなければならない。エンデの遺言「根源からお金を問うこと」作者: 河邑厚徳,グループ現代出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2000/02/01メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 73回この商品を含むブログ (45件) を見るもう4年も前に教…

200X年、米軍日本再占領

不思議な夢を見た。 200X年、世界的な金融危機を、歴史的な与野党の翼賛救国統一内閣により日本は乗り切っていた。財務省と日本銀行の歴史的な和解をし、政策目標をシステム的に統一できたことで、将来に向けてゆるやかなインフレが起こるという国民の納得が…

屋上ジャズライブ

ただただ楽しい。

「戦場の絆」のファイナルベントさん

まさかね。

日本最新のテクノロジーはもっともエコロジカルなヒッキーという生き方なのに

例によって一日遅れ日記。仕事に邁進している間に市場では大変なことになっていたらしい。 日本経済新聞 実は前々から思っていたのだが、リアルの経済はべき分布するわけだが、大きな崩壊が中心部で起こったときに起きる大変動によって、生存に必要な最低限…

「エスコラニャーダ」

夢を見た。街を友人と自転車で走る夢だった。その街のガイドを買ったら「エスコラニャーダ」と言われた。夢で見るまで聴いたことがなかった単語なんだけど、日本語で「エスコラニャーダ」で検索しても出てこなかった。スペイン語かなにかで、単語としては存…

かわぐちかいじの「大統領選挙」

実に現在の状況を言い当てている。イーグル (Eagle) 上 (1) (My First BIG SUPER)作者: かわぐちかいじ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/10メディア: ムック クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るま、現実は日系ではないがカラードの移民…

本当の恐怖を感じる時

無人駅で目が覚め、終電もなく、タクシーもなく、携帯の電池もなく、コンビニすら見当たらない時。

We shall overcome

We shall overcome.We shall overcome someday.Oh, deep in my heart, I do believe.We shall overcome someday. いつぞや、イスラエル建国のドキュメンタリーを見た。着の身着のままの財産しかない甲板の上でみんな歌ってた。いま思い出しても涙があふれて…

死は緩慢に訪れる

たまたま、ちょっと疲れて横になった。寝るときに、意識が消えていく瞬間みたいのを自覚した。不思議なことに、意識が消えても、自分が消えるなんてひとつも思わない。寝ていても自分はそこにいると寝る前も、意識が消える瞬間も、起きたあとも信じていられ…

「インフレ・コントロール・ターゲット」と官僚心理学

高橋洋一郎さんの「日本は財政危機ではない!」を読んでとても共鳴した。前にも一部引用したが、金融危機と世界的な不況の状況の中で日本が復活することは世界的な使命になっていると言ってもいい。そして、日本の復活を実現する処方箋がこの本に書かれてい…

里の秋

所用で秋田へ行って来た。実に里山というのだろうか、すみずみまで人の手が行き届いた秋が秋田中にひろがっている感じだった。感動した。鉱山の繁栄の後のマイナスとプラスをごくごく一部だが拝見した。おっと、これは秋田じゃなく隣の県だった。

[書評]「跡取り娘の経営学」

女性のことで言うのも変な表現だが、蒙を開かれた気持ちだ。跡取り娘の経営学 (NB Online book)作者: 白河桃子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/03/27メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (9件) を見るこれまで家業を継ぐということは…

20年来のビールをめぐるなぞが解けた

ずいぶん前に「お前はどうしてビールの大瓶が633mlか知っているか?俺は調べたぞ」と言われた。そこまで言われて調べないわけには行かなかった。ところが今日の今日までなぜだか理由がわからなかった。「調べたぞ」とおっしゃった方ともいつしかご縁が…