HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

地元で飲む

一連の騒ぎですっかり街から人が消えたてしまったという悲鳴のような訴えを聞いて、ひとりで飲みにいってみた。ところがどっこいさわがしい位人がいる。いなくなったはずの外国人もいる。すっかりうれしくなってフォアグラと林檎の鉄板焼きを注文してしまっ…

義経ケータイ : 親子兄弟でショーバイすることの難しさ

本書を読むほとんどの方は頼朝と義経の関係をひとつの比喩として受け止めたはずだ。私のような中小企業の経営者には違う。本書は親子兄弟であっても一緒に商売をする限り守るべきルールをそのまま書いている。もしも義経にケータイがあったなら (新潮新書)作…

it's all right with me

今度時間があるときに訳してみたい。 It’s the wrong time and the wrong placeThough your face is charming It’s the wrong faceIt’s not her faceBut such a charming faceThat it’s all right with me It’s the wrong song in the wrong styleThough you…

いまできること

震災への行動の輪がひろがっている。フェイスブックで、地元のお仲間が続々現地してるのを知って、自分は一体なにをやっているのだという自問せざるを得なかった。震災に赴かれた看護士の方のブログが涙で読み切れなかった。 JKTS たったいま「Songs for Jap…

デイ185 : フクシマ以降のシミュレーション

震災の影響と今後の身の振り方についてつらつら考える。いや、考えなければならない。しかし、原発の問題が常に気がかりで、私の思考はすでにメルトダウンしたまま、復旧できていない。 デイ9 : 突然の自由時間 - HPO:機密日誌 たまたま友人から「太陽の黙…

「小林秀雄の恵み」

後で読む。小林秀雄の恵み (新潮文庫)作者: 橋本治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/02/26メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (11件) を見るいまは、どいうしようもなく合眠い。 いまは、翌日の朝5時過ぎ。本居宣長って、やっぱりいま…

神栖の震災被害

先日、茨城県の神栖市へ言ってきた。ひどい状況だった。宮城県、福島県での被害とは比べるべきもないが、日本有数の生産拠点都市が受けた被害としてはかなりのものだ。鹿島の工業団地を湾ごしに見た。各工場からは息吹を感じた。しかし、まだ復旧できていな…

「経済古典は役に立つ」は役に立つ

読了した。これは、まさに官僚や政治家に経済学を初歩から理解させるために書かれた本だ。竹中さんが順を追って、経済学の現代水準の常識的な方策をとれば、いかにいまの日本が苦境をぬけだせるかを書いている。経済古典は役に立つ (光文社新書)作者: 竹中平…

資本の限界効率

一応ファイナンスメジャーだったので、利率の決定メカニズムのところに来ると黙っていられなくなる。ケインズの利子率決定のところから、勉強のために孫引きしておく。経済古典は役に立つ (光文社新書)作者: 竹中平蔵出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/11…

象の話し

なんていうかさ、象の話し知ってる?サーカスの象って小さいころから足かせをつけられて、おもりをつけられちゃうんだって。子象の時は、ちからがないからそこそこのおもりをつけられるとそこから逃げられない。ムチをくらっても、あきらめるしかない。で、…

「経済古典は役に立つ」を読み始める

自分にできることをすることが最大の復興だと信じるので、できるだけ予定した通り仕事をして、人と会って食事をして、普通に家族とすごすように心がけている。自粛モードに浸っても、経済は進展しない。震災復興特需を勘案しても、日本の経済は相当に厳しい…

マイケル・ジャクソン

やはりエンターテイナーだなとDVDみて納得。詳しくは後ほど。私が思いつく限りのマイケルのミュージッククリップが網羅されていた。NUMBER ONES [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル発売日: 2004/03/10メディア: DVD購…

デイ9 : 突然の自由時間

たとえば、今日、大変な義理のある方のところへごあいさつに行けた。ただお線香をあげるために訪問したかっただけなのに、半年の間どうやってもその時間がひねり出せなかったのに!予定していた二つーーいや、三つかーーの会合がキャンセルされたからだ。こ…

セックスとニューヨーク

テレビ版「セックス・アンド・ザ・シティ」にはまり原作に手を出した。これは猛毒だ。恋愛ができなくなる。セックスとニューヨーク (ハヤカワ文庫NF)作者: キャンディスブシュネル,Candace Bushnell,古屋美登里出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2000/12/01…

三原順キタアーーー!

感無量。 『三原順秘蔵作品集「LOST AND FOUND」(三原順)』 販売ページ

デイ6 : 取り引き

今度の大震災のショックの疲れがものすごく出てくる時期だ。なんとも不吉な連想なのだが、この大震災に対する人々の受容はキューブラーロスの死の受容のプロセスに相似形になるのではないだろうか。 死の受容のプロセスエリザベス・キューブラー=ロスが『死…

デイ5 : 輪番停電は地方破壊テロだ

今日、ある地方都市にある上場企業の本社にいた。かなりの数の事業所を統括する本社機能を果たしている。そこでは、まもなく停電になるということだけで業務が停止していた。停電予定1時間まえには全体の招集をかけて準備していた。当然、各事業所も本社が…

セックス・アンド・ザ・シティー シーズン1の前半

楽しく見れた。Sex and the City Season1 プティスリム [DVD]出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン発売日: 2008/08/22メディア: DVD購入: 10人 クリック: 29回この商品を含むブログ (23件) を見る男と女ってカレイドスコープ。…

デイ3 : 千葉県での被害状況

一見、平静を取り戻したようでも、震源地からほど遠いこの地においても、まだまだ地震の被害は残っている。自分が見聞きした中で分類を試みる。 1日目、2日目の対応だが、電気、水道、ガス、エレベーターの復旧は周辺でもれがないことを確かめてからという…

デイ2 : 状況

巨大地震の震源からはほどとおいのに、我が街は震度6の揺れだった。電気や水道のインフラは正常なので一見平穏だが、やはり被害は結構ある。私鉄とJRが復旧したのも、今日の午前中だ。こういう時こそ、日頃街の方々にお世話になっている我々が恩返しをする…

デイ1 : 液状化

生まれて始めて、実物を見た。見たくはなかったが。もともと田んぼだった場所。何年経っても土と水がまじりあった状態であったということ。ましてや、埋め立て地はどうなっているか。そっかそっか、こういう時、HPOの中のひととしては、ブラックスワンだ、べ…

小湊鉄道 一駅だけの旅

たまたま五井駅近くで午前と午後に予定があった。ちょっと長めの昼休みに小湊鉄道に乗った。 本数が少ないのでお隣の駅までの往復。それでも旅情を感じた。車からみたら田舎くさいと感じるであろう景色が、車窓から見ると懐かしげに感じるから不思議。

学問とはものごとを言葉で説明できると思い込むこと

夏目漱石がやたら学問があることをあの時代にして「ハンデ」として扱っているのが疑問だった。明治の功なり名を遂げる立身出世、富国強兵が一段落した時代だるとはいえ、学問を身につけること「末は博士か、大臣か」という言葉に象徴されるようになによりも…

個と全体 : 北一輝の有機的国家社会主義

中沢新一にはまっていたころ、個が個でありがながら、全体と調和するという夢を持った。「フラクタル」をモチーフに、個が個でありながら、全体と調和するイメージを「雪片曲線論」にのぼせた自分は若かった。雪片曲線論 (1985年)作者: 中沢新一出版社/メー…

「私にとっては人権とは天国と似たおとぎ話です。」

これほど端的な言葉はない。 私にとっては人権とは天国と似たおとぎ話です。天国を他者に信じさせることは信じたくない人を思えば抑制的であるべき。それがわからず語ることは欺瞞。たた、ジェノサイドだけは国家間の合意として、市民権の延長で禁止できそう…

「ホリデイ」

楽しく見れた。ホリデイ 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]出版社/メーカー: UPJ/ジェネオン エンタテインメント発売日: 2009/07/08メディア: DVD購入: 4人 クリック: 45回この商品を含むブログ (32件) を見るラブコメディ。ジュード・ローと…

大恐慌論のバックドア

「悪名の棺 笹川良一伝」を読み終わった。悪名の棺―笹川良一伝作者: 工藤美代子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 72回この商品を含むブログ (29件) を見る大恐慌から戦後の動乱が描かれている。右翼団体による三…

ふらすかてぃ

おいしいワインだった。 フラスカティワイン:ローマでは、ローマ人のように飲めローマは、二千年に渡って偉大な都市であった。そして、これからも偉大な都市であり続けるだろう。もしワインにローマの同義語があるとすれば、それは、フラスカティだ。このワ…

暴れん坊の坂東太郎

利根川の堤防の近くに住んでいたので、母がまだ子どもの頃は決壊して洪水がおこるんじゃないかと恐い思いをなんどもしたしたという話しを昔よく聞かされた。もっとも、母の実家は水運を利用して木材を扱っていたので、利根川とは付き合いきるしかない運命に…

「ゴン太」

笹川良一伝を読み始める。悪名の棺―笹川良一伝作者: 工藤美代子出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 72回この商品を含むブログ (29件) を見るあまりのいたずらぶりに子どもの頃「ゴン太」と呼ばれていたそうだ。 ゴ…