先日、茨城県の神栖市へ言ってきた。ひどい状況だった。宮城県、福島県での被害とは比べるべきもないが、日本有数の生産拠点都市が受けた被害としてはかなりのものだ。
鹿島の工業団地を湾ごしに見た。各工場からは息吹を感じた。しかし、まだ復旧できていないところもあるようだ。
1m近くこの周辺で液状化による地盤沈下が起こったそうだ。いまだに断水が続いていて復旧の目処がたっていない。お会いした方々も震災以来お風呂にはいっていないと。
相当の土砂を運び出してこの状況だと聞いた。センチメーター単位ではなく、メーター単位の液状化、地盤沈下だ。
震災から2週間がたったいまでも、道路がところどころで断絶している。この場所ではないが、ある幹線道路は片側が津波による被害で完全に通行止めになっていた。津波と地震の両方被害だ。
工業団地の中の道路。たぶん、道路を横断する管が入っていて、そこを残してやはりメートル単位で液状化が起こったのだろう。T字路の部分で、車が上れないほどの高低差がついてしまってた。地盤沈下の激しさを感じた。
この地には、発電所もあれば、鉄工所もある。ここの復興がならないと、日本の産業が動かない。当然、震源地に関心が集中するのは仕方がないが、関東県内の被災地にも復興の手が差し伸べられるべきだ。工場だけが復興しても、周辺地が復興しなければ生産は回復しない。
動画だと一層説得力がある。