HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

象の話し

なんていうかさ、象の話し知ってる?

サーカスの象って小さいころから足かせをつけられて、おもりをつけられちゃうんだって。

子象の時は、ちからがないからそこそこのおもりをつけられるとそこから逃げられない。ムチをくらっても、あきらめるしかない。

で、ムチをくらうことを運命だと。いや、象が運命なんて知っているかどうか知らないけど。いつのまにか、だまってムチをくらい、逃げることをあきらめてしまうんだって。

だから、大きな象になってそんなおもりなんか軽く引っ張れるようになっても逃げなくなっちゃう。

人も似たところあるような気がする。あんまり世間や信頼してた相手に足かせをつけられ、ムチをあてられ続けると象と同じで逃げ方を忘れちゃう。

もっともっと幸せな形がそこにあると分かっていても、つかみそこねてしまう。そんな気がする。

ああ、そうか、それこそが、ハラスメントなんだね。

経済学の船出 ―創発の海へ

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だから、そこにある幸せの形をつかむべきなんじゃないかな?