今度の大震災のショックの疲れがものすごく出てくる時期だ。なんとも不吉な連想なのだが、この大震災に対する人々の受容はキューブラーロスの死の受容のプロセスに相似形になるのではないだろうか。
死の受容のプロセス
エリザベス・キューブラー=ロスが『死ぬ瞬間』の中で発表したもの。以下のように纏められている。すべての患者がこのような経過をたどるわけではないとも書いている。
否認
自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。
怒り
なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階である。
取引
なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階である。何かにすがろうという心理状態である。
抑うつ
なにもできなくなる段階である。
受容
エリザベス・キューブラー=ロス - Wikipedia
最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階である。
ざっと、自分を見つめてみてまだ六日目にして「取り引き」あたりかなと。もしこの連想がただしければ、この後、日本は「抑うつ」状態に陥る。恐ろしい。