HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

よい経営者は人を悪く言わない

素晴らしい経営者の方のお話を親しく聞かせていただいた。ご人格の優れた方は、人の欠点をあげつらわない。他人のよいところに注目される。見習わないと。

カラマーゾフ家の異常心理

「カラマーゾフの妹」は、神学、哲学の領域まで高まった罪の問題あるいは革命前のロシアの風土、政治の問題を、異常心理のレベルに還元してしまっている。しかも、ほぼカラマーゾフの血筋の方々のものだけ。いかがなものかはと。カラマーゾフの妹作者: 高野…

「ボーイスカウト十話」

ボーイスカウト活動の関係の方と会った。ボーイスカウトの活動は、青少年育成の枠を超えて「よき社会人を作る」活動だと断言された。大変、感激した。ボーイスカウト活動と乃木大将との関係、天皇家との関係など、いろいろ調べてみた。が、もうこの「十話」…

「カラマーゾフの妹」を読み始める。

ミステリーとしては、おもしろい。カラマーゾフの妹作者: 高野史緒出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/08/02メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (52件) を見るどこについて書いても、ネタバレになりそう。

偽りの平和

「TOKYO WAR」をようやく読了した。この物語は、私の言葉で言えば、「負け犬の遠吠え」だ。TOKYO WAR MOBILE POLICE PATLABOR作者: 押井守出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2005/06/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブロ…

谷津干潟

谷津干潟公園に行った。前々から行きたいと想っていたが、なかなかいけなかった。噂に違わず、密集した住宅地の中とは想えない、自然があった。 谷津干潟は東京湾の最奥部に残された約40haの干潟です。ここには、ゴカイ・貝・カニ・魚そして水鳥などたくさん…

夏の海

少し前にジェットスキーに乗ってから、ウォータースポーツに興味を持っている。案外近くにレンタルで貸してくれるところがあることがだんだん分かってきた。 google:ジェットスキー レンタル ちょっとトライしてみようかなと。似たような境遇で始めた方もい…

「TOKYO WAR」、読み始める

劇場版「パトレイバー2」と「ダークナイトライジング」が似ているという指摘があった。 「ダークナイト ライジング」 って 「パトレイバー The Movie2」のパクリじゃないの? | ウルトラウーマンBlog 確かに映像見てると似てる部分がある。もいっかい見てみ…

「ラブコメ今昔」

いやあ〜、例によって泣きながら読んだ。ラブコメ今昔 (角川文庫)作者: 有川浩,徒花スクモ出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/06/22メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (53件) を見るな…

「塩の街」

ウラシマ効果、シュレディンガーの猫、ゼノンの亀、ワープなど、世に絶対矛盾にしか見えないパラドックスは多く存在する。SFという小説の形式は、想像力の翼により様々なパラドックスに解決を与えて来た。本書は「世界を失ってもあなたを失いたくない」と…

十和田湖

これは確かに一見の価値がある。 秋田県と青森県をつなぐ両国橋。 入り日。 思い切って奥入瀬にも足を延ばした。

「シュマリ」

古本屋で大人買い。シュマリ (上) (角川文庫)作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1995/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見るシュマリ (中) (角川文庫)作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1995/04メディア: 文庫購入…

超適当炒飯

レシピは後ほど。例によって休日の適当料理。 その辺にあった塩鮭の身をごぐす。 賞味期限切れのベーコンを適当に切って、オリーブオイルでを焼く。火が通ったら、フライパンから下げておく。 再度オイルを引いて、卵二個をフライパンにおとす。フライ返しが…

石油はあれども石油はなし

「日本人はなぜ戦争をしたか」を読了。昨日書いたように、青春小説というか、教養小説のようだった。戦前の青年たちの熱さが伝わる。日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集)作者: 猪瀬直樹出版社/メーカー: 小学館発売日: 2…

「日本人はなぜ戦争をしたのか」を勧めていただいた

さっそく、読み始めた。 猪瀬さんの『日本人はなぜ戦争をしたのか』は内閣総力戦研究所のケースですね。秋丸機関の方は、専門研究が複数あります。 https://twitter.com/hidetomitanaka/status/235413580672036864 冒頭はなんか青春小説っぽい。猪瀬先生36…

日本人だった韓国大統領

現韓国大統領、李 明博氏が日本名、月山 明博(つきやま あきひろ)であったことをを知った。 李明博 - Wikipedia そういえば、昔もそういう大統領がいたという話しの本を買っておいたと思い、ざっと流し読みしてみた。岸真介と朴正煕を満州帝国時代から俯瞰…

恐竜の恥骨

茨城自然博物館に行ってきた。恐竜の後足の付き方が気になって仕方がなかった。接写してみよう。この写真で分かるように、後足の大腿骨が接続している骨盤が左右でつながっていない。背骨ともつながっていない。これはびっくり。写真だと小さくてわからなだ…

黒騎士の台頭

邦題「ダークナイト ライジング」、原題「The Dark Night Rises」を見てきた。以下、ネタバレありの感想。 映画『ダークナイト ライジング』公式サイト いうまでもなく、タイトルは前作「Dark Night」を引き継いでいる。「The Dark Night Rises」の「Dark Ni…

「クレームを言い続けてもらわなくてはこまります」

ある経営者の方と食事をしながら、ホンダの話しになった。松明(たいまつ)は自分の手で作者: 藤沢武夫出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2009/03/24メディア: 新書購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見るその方が以前持っていたホンダ車…

ウォーターフロントな趣味

今日の日を子どもと一緒に迎えられてとても幸せを感じる。水泳、漕艇と部活を重ね、先日ひさしぶりにボートの免許を更新してた。それがこうして役に立ってとてもうれしい。 小型船舶2級免許が届いた - HPO:機密日誌 昔の小型船舶4級を更新して2級となって…

なぜ社長はつるむのか?

星の数ほど経営者の団体はある。地域別、業種別、政治色別、管轄お役所別・・・。田舎にいると本来経営者の団体でない団体でも、やたら同じ人員が集まっている。世の中にひまがあるのは、経営者くらいなのかと思えるほど。その上、公私ともにつるむ。勉強会…

戦略の呪縛

「失敗の本質」を現代日本の経営に応用した本書は、「未完のファシズム」とちょうど表裏一体をなす関係にある。ただし、タイトルが永杉。「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ作者: 鈴木博毅出版社/メーカー: ダイヤモンド社…

「とある魔術の禁書目録 2」 あるいは記憶の呪縛

以下、ネタバレありで。読んでる内に、記憶について考え込んでしまった。とある魔術の禁書目録(インデックス) (2) (電撃文庫)作者: 鎌池和馬,灰村キヨタカ出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2004/06/10メディア: 文庫購入: 10人 …

生きる力

ツイッターで「生きる力とはなんですか?」と聞かれた。 いわゆる若者層の人間です。 多分ゆとり教育なるものの中で学びましたが生きる力に関しては学んでいないように思います。 生きる力とはなんですか? 例えば貧困の中でバイトをしながら必死に学ぶこと…

「間取り百年」

暮らしの気配が感じられる。抽象的な話しや、建築家の思い入れが先行してしまいがちな類書が多い中で、大変参考になった。現代の間取りに至る歴史的必然性が理解できた。間取り百年―生活の知恵に学ぶ作者: 吉田桂二出版社/メーカー: 彰国社発売日: 2004/01メ…

御製

友人に「教育勅語」をもらった。ハンディーで、明治神宮発行のものだ。原文と現代語訳がある。実にすばらしい。裏面が明治大帝の御製になっている。 目に見えぬ藭にむかひではぢざるは人の心のまことなりけり 「まこと」という言葉に反応してしまう。 まこと…

「西部戦線異状なし」

近代の戦争で闘うことがどういうことかが、見事に描写されていた。1930年公開の映画で、第一次世界大戦がここまで冷静に反省されていたこと、そして、それを見事な特撮でリアルに撮影されていたことに驚いた。いや、兵隊が闘うこととに普遍性があるとい…

昔も今も期待されるのは女性

まさかここまできて女性期待論で終わると想わなかった。未完のファシズム: 「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)作者: 片山杜秀出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/05/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 83回この商品を含むブログ (53件) を見る昔か…

しろしめす国と未完のファシズム

結局、日本という国は絶対独裁をゆるさない政治史の国であった。太平洋戦争に至る道では、数多くの近代戦争に必須である国家総動員体制のリーダーたるべき人財が失脚した。「統帥綱領」によって「包囲殲滅戦+短期決戦」によって「持たざる国」日本でも対ロ…

石原完爾の「最終戦争論」からのぬきがき

「未完のファシズム: 「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)」の「第六章「持たざる国」を「持てる国」にする計画」を読むための予習。1940年の講演の記録だと聞いているが、随所に未来をずばり言い切っているところがある。一方、米国との大戦は30年後だと…