HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

国宝でお茶漬けを

以前、安宅産業の倒産に材を取ったドラマをNHKでやっていた。山崎努の熱演がいまも印象に残っている。 安宅産業破綻 - Wikipedia 空の城 - Wikipedia 何度も思い出す印象的なシーンが二つある。ひとつは、ラストシーンで山崎努演じる江坂産業現地法人元社…

昭和は世界歴代最長の元号

facebookで昭和の日にちなんで「昭和は世界歴代最長の元号」だというエントリーが流れていた。Wikipediaの記述と一致する。 昭和は、歴代元号の中で最長であり、外国の元号を含めても最も長いが、元年と64年が共に「7日」なので、実際は62年と14日である。 …

「可能性の獣」

「貴婦人と一角獣」にガンダムUCの鍵は秘められている。語るまでもない当たり前のことなのだが、小説を読まずにアニメ版だけでUCを楽しむことを決めた私にとって、とても楽しい謎のまま残っている。謎は、ここから始まる。「可能性の獣」、リルケの晩年の詩…

姉歯事件の結末

結局、建築確認は「確認」であって許可ではないと。建築は建築士の責任だと。最高裁の結審だから、これ以上の国の判断はない。責任をとらないのなら、うだうだ行政に「指導」されるゆえんはない。 aneha-saikousai.JPG 姉歯事件で最高裁が判決、特定行政庁の…

女のやさしさ

昨日、ゴルフについて書いた。昨日のゴルフのキャディさんに女のやさしさをつくづく感じた。つくりものでない、いや、つくりものであってすら、こんなにやさしく周囲に気を使い、やさしさを振りまく存在をしらない。男は女のやさしさに惚れるものだとつくづ…

ゴルフ

私はゴルフが下手だ。じゃ、やめればいいだろうということなのだが、やはり止められない理由がある。やめられないのなら、上手くなるように練習しろよということなのだが、練習しているひまもなかなか見つけられない。何冊か買った本すらも積ん読状態。我な…

人は変わってゆく?

「月に繭、地には果実」を読了した。どうしてこうなってしまうのか?、と嘆息するほど失望に満ちた結末だった。月に繭 地には果実〈下〉 (幻冬舎文庫)作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2001/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を…

麒麟

太宰府天満宮で、麒麟麦酒のキリンは、長崎のグラバー邸で有名なグラバーさんが天満宮の麒麟から名付けたと聞いた。 グラバーは、アメリカ人のコープランドが開いたビール醸造所「スプリングバレー・ブルワリー」が1884(明治17)年に閉鎖に追い込まれると、…

ディアナとナウシカ

まだ読了できていない。しかし、「月に繭 地には果実」はガンダムというよりナウシカのような物語だ。月に繭 地には果実〈上〉 (幻冬舎文庫)作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2001/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブロ…

山鹿市の街づくり

八千代座と周辺を、見学した。 八千代座公式ホームページ ほんの短時間の見学であったが、八千代座周辺の街なみ、お店、通りにテーマ性を感じた。 明治の末に建てられ、大正ロマンが感じられる。このテーマで、街づくりがされている。歩道のエクステリア・フ…

書評「相続が危ない」

相続税が規制強化されるとは聞いていたが、体型的に述べられた本がなかった。たまたま飛行場の本屋で本書を見つけて機内で読んだ。相続が危ない (宝島SUGOI文庫)作者: 平林亮子出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2013/03/15メディア: 文庫この商品を含むブログ…

安倍首相の新戦略は女性の生理に負ける

女性を成長戦略の主役に据える発想は、日本陸軍が戦時中を通じて銃後の固めとして女性を活用しようとして失敗したことの二の舞になるのではないだろうか? 首相は「女性の活躍は成長戦略の中核をなす」との考えを表明した。日本では働く女性の約6割が第1子…

MITの自由闊達な学風

MITの自由闊達な校風、学風に惹かれてスローン校に行った知人がいた。あらためて、すごいなと。知の逆転 (NHK出版新書 395)作者: ジャレド・ダイアモンド,ノーム・チョムスキー,オリバー・サックス,マービン・ミンスキー,トム・レイトン,ジェームズ・ワトソ…

PDCAをどのレベルでまわすか?

昨日、大規模通信網/大規模クラウドを管理されている方の秀逸なプレゼンがブクマされていた。クラウド管理のチェック/改善がどのレベルのものなのか知らない。 今日から業務で使える17の運用系Linuxツール、そして円環の理 直感的に感じたのは、極めて日本…

iPhone版Garage Bandにはまる

以前は、MacのGarage Bandでキーボードや、ギターの練習をしてた。やってる中で、Garage Bandに演奏、編集する機能があることは気づいた。 MacのGarageBandのピアノ・レッスンがすごい! - HPO:機密日誌 で、相当な周回遅れだが、iPhone版の存在に気づいた。…

ガンダムUCのテーマ曲のキーワード

とにかく暇があれば、ガンダムUCのテーマ曲をiPhoneで聞いている。車に乗っていても、パソコンで作業してても、寝る前も。ときどき、時間に余裕があるとウェブで曲の歌詞を見ながら、カラオケ状態。これだけ聞いていると、UCの1から6までのテーマ曲の歌詞…

地震は指数分布か?べき分布か?

「べき乗則」というキーワードをツイッターで常に指定している。以下の「つぶやき」も当然読ませていただいた。 岩波の「デタラメにひそむ確率法則」中の”ハヤカワ「歴史は『べき乗則』で動く」の地震の記述が間違っている”というのがよくわからない。グーテ…

MBAで何を学んだか

先日、MBAを取ることについてエントリーがあがっていた。 MBAとはどういう教育なのか – 愛の日記 相当熱い記事。だが、違和感があって脊椎反射的にいくつかツイートした。 あー、一応アメリカでMBAとってきたけど、全然こんなんじゃなかったなぁ。いま…

「国境の南、太陽の西」を読んだ (ネタバレあり)

一昨日書いたとおり、「国境の南、太陽の西」を読もうと想っていた。たまたま入った本屋で見つけて買った。そのまま電車に乗って、夢中で読んだ。電車の移動中では終わらなくてカフェに入って読み続けた。危うく夜の会合の時間に遅れそうになった。たしか本…

「僕と日本が震えた日」

Kindleで読んだ。漫画で今回の震災をレポートすることは、すばしい試みだ。僕と日本が震えた日作者: 鈴木みそ出版社/メーカー: 鈴木みそ発売日: 2013/01/29メディア: Kindle版購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (9件) を見る僕と日本が震えた日 …

「国境の南、太陽の西」を読んでみよう

出版された直後に読んだ記憶がある。しかし、島本さんが足を引きずって歩くのを「僕」がだまって見ているシーン以外全く覚えていない。国境の南、太陽の西作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/10/05メディア: 単行本 クリック: 74回この商品…

ファースト・ガンダムでは果たせなかった「密会」

人は変われないもの。奇跡的な出会いがあっても、男女の愛が生まれても、変われないもの。密会―アムロとララァ (角川スニーカー文庫)作者: 富野由悠季,NOCCHI出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2000/09/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 39回この商品を…

「週末、活字を忘れる」

ひと昔、いやふた昔前、「職業、エディター。週末、活字を忘れる。」というかっこいいCMのコピーがあった。その頃、私はまだ小僧で、使いっぱで、仕事でいっぱいいっぱいで、「週末に仕事を忘れるなんてできるわけないだろう」と抵抗を感じた。この前、おじ…

「air/まごころを君に」

今更もいい所だが、家に帰ったら息子が借りてきたDVDがあったので見た。劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2003/11/27メディア: DVD購入: 8人 クリック: 680回この商品…

「借金とりの王子」

考えてみれば、このシリーズは裏就職ガイドかもしれない。各業界の問題点をぐりぐり浮き彫りにしている。借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)作者: 垣根涼介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/10/28メディア: 文庫 クリック: 15回この商品…

がんばれ、吉野家!

吉野家が大好きだ。あれは新入社員の頃、同じチームの仕事ばりばりの先輩からかなり遅くまでの残業のときに吉野家の牛丼をごちそうになった。うまかった!たまごをかけ、味噌汁をすすりながら食べた牛丼。いま思い出しても生唾がにじむ。それから、四半世紀…

「忙しい病」の癒やし

もうお陰様で、自他共に認めるおっさんだ。おっさんは、金がない、時間がない、忙しいだけだ。と、想ってた。だが、気づくとおっさんに期待されているのは、ポイントをつかむことだけだ。めんどくさいことは人に頼むにつきる。いや、おっさんが仕事すると下…

なぜブライト艦長か?

ユニコーンガンダムにはまりまくっている。何度も見ているうちに、マーサ・ビスト・カーバインがローナン・マーセナスを「ローナン議長」と呼んでいるのに、違和感をもった。なんでマーセナス議長でないのかと。普通、名字+役職だろう?「安倍首相」といっ…

「私の奴隷になりなさい」

最近、Kindleでポルノグラフィを読んでる。性的な内容は、あまり本ブログでは取り上げてこなかった。今回はある意味例外、番外。「私の奴隷になりなさい」、これはもしかすると現代の「O嬢の物語」かもしれない。私の奴隷になりなさい (角川文庫)作者: サタ…

「交際費」

先日、ふと税金について考えているときに、所得税並みに交際費については課税されても仕方ないのかなと自分を納得させた。顧客との飲食でも、自分が飲み食いした分など、本来なら自分の所得の中から払うべき金員を経営者はついつい会社の請求にまわしてしま…