HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ディアナとナウシカ

まだ読了できていない。しかし、「月に繭 地には果実」はガンダムというよりナウシカのような物語だ。

月に繭 地には果実〈上〉 (幻冬舎文庫)

月に繭 地には果実〈上〉 (幻冬舎文庫)

月に繭 地には果実〈中〉 (幻冬舎文庫)

月に繭 地には果実〈中〉 (幻冬舎文庫)

月に繭 地には果実〈下〉 (幻冬舎文庫)

月に繭 地には果実〈下〉 (幻冬舎文庫)

人類の再生を描こうとすると、こうなってしまうと言うことなのだろう。

このシリーズを読み直す度に自分のこころの奥底にあるなにかが反応する。自分でも言語化しえないこころの底と、今ここで薄汚く貪欲に自分が生きているという現実がこれだけ交叉しあう物語をしらない。まさしく汚濁をも、悪をもとりこみながら生きつづけるナウシカに自分のからだもこころも共鳴する。

[書評] 運命、死、そして滅び 「風の谷のナウシカ」: HPO:個人的な意見 ココログ版