「僕と日本が震えた日」

Kindleで読んだ。漫画で今回の震災をレポートすることは、すばしい試みだ。

僕と日本が震えた日

僕と日本が震えた日 (リュウコミックス)

案外知られていない浦安エリアの被災、関東の方々の被災についてページを割いて下さっていることは、千葉県民として感謝、感謝、感謝だ。

また、放射線の測り方について、詳しく、客観的に教えてくれる。改めて厄介なものだという認識と、正確に測るだけでも相当な労力とお金がかかることがよくわかった。

やはり、震災はふるさとの喪失を産む。人は、自分の家族と根拠地から切り離されると、力を失う。被災されて、絶望の縁に立たされていた方々と多少の知己を得た。新たなふるさとを築くために活動を開始されるまでこの方々の絶望は消えることがなかった。