今更もいい所だが、家に帰ったら息子が借りてきたDVDがあったので見た。
劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に [DVD]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2003/11/27
- メディア: DVD
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ファーストガンダムのアムロ、特にユニコーンのバナージ、オードリーと比べる価値すらないが、シンジのなさけなさに気持ちが悪くなった。周りで圧倒的な破壊と大虐殺が進行中なのに、自分のことだけしか考えられない。自暴自棄にすらなれない。「暴走」すらできないこの情けなさ。「世界」の運命を握っているのに、意思すら持てない。情けない。
あれ(「残酷な天使のテーゼ」)は「坊や大きくならないで」というメッセージを、レトリックを使いまくって書いているだけ
「残酷な天使のテーゼ」の歌詞はマゾコン男のために - HPO:機密日誌
何度も繰り返される、存在するだけで許しを与えてもらえる「母」と、激しい愛憎を繰り返さざるを得ない「女」。庵野さんという人がどんな人生を送ってきたか知らないが、よほど女にトラウマを抱えてるのだろう。
女との間に「支配する愛」しか経験したことがないのだろうか?「私があなたを会いしてあげるのだから、あなたは私に絶対に服従するの、あなたは私のものなんだらか」と。
女にとって男を愛するとは、男を支配する道なのだ。男を支配することにしか幸せはないと思い込むことほど不幸はない。
「生きる技法」と自己嫌悪と無所有 - HPO:機密日誌
無知で情けない男の耳元で「愛してる」とささやくことで、男を支配下に置こうとする。死ぬ間際までミサトは、シンジをキスで意思を発揮させようとした。いわば、安冨先生の言うハラスメントだ。たまに、そうレイのように、支配するための愛であることを自覚すらしない女もいる。ここまでくると単純に「執着」と呼ぶべきなのかもしれないが。