HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

千葉県の道路

少々長距離を高速道路で移動した。毎回、ハイウェイの広報誌を見る。

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改めて、外環、圏央道の整備が関東全体では進んでいることがよく分かる。SAのトイレに(失礼!)張ってあった外環の昼夜貫行の工事でも、圏央道を使えば工事中でも大したロスタイムはないと説明していた。

しかるに千葉。

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これだけ整備が進んでいる中で、外環も、圏央道もまだ整備中。圏央道に至ってはまだ着工すらできてない。

3環状で、国土交通省が2013年秋の時点で開通予定時期を公表していないのは、外環道の東名高速以南を除くと2区間だけになる。外環道の大泉JCT―東名JCT間の16.2kmと、圏央道の大栄JCT―松尾横芝インターチェンジ(IC)間の18.5kmだ。 「羽田空港から新宿まで20分」、3環状道路整備にめど :日本経済新聞

圏央道の千葉県へのインパクト - HPO機密日誌

ここから4年も経つのに状況が変わっていない。千葉県道路行政に関わる方々の猛省を促したい。

大多喜町の重要文化財、古民家宿泊

インバウンド人気から民泊が話題となり、古民家の活用が様々な場所で話題になっている。NHKの番組でも里山を利用した農家に外国人が体験宿泊する様子が紹介されていた。先日、千葉県大多喜町における古民家再生事業の見学、シンポジウムに参加してきた。江戸時代の徳川旗本御三家本多忠勝の城下町として栄えた大多喜町には、国の登録文化財となっている町屋が数多く残っている。また、豊かな自然も。こうした環境を活かし、古民家を活用した蕎麦屋さんや、宿泊施設が人気となっているそうだ。アレックス・カー氏が指摘するように、現代の建築技術を活用すれば古民家の外観を再生し、快適な空間を作ることも十分可能だ。政府機関からの支援、制度の改革も進んでいるとシンポジウムで言っていた。

Ootaki, Chiba :Old Trad Houses

hpo.hatenablog.com

www.town.otaki.chiba.jp

「ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み」

本書を読んで大変失望した。著者の近藤宣之社長の経営は素晴らしい。タイトルのとおり、徹底的なレベルで社員を大切にしていらっしゃる。そしてまた、次から次への危機を乗り越えていらっしゃる。

ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み

ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み

失望したのはこんなに優秀な経営者が七十を過ぎてまだ社長をやっているかだ。よく社長になった日から後継者育てをしろと言われる。近藤社長の社員、幹部教育は徹底している。よく体力知力、そして、愛情の限り教育している。こんな社長が後継者を、どうするか考えていないわけがない。それでも、七十二歳でまだ社長とは、社長が最大の会社経営永続のリスクになっていると言わざるをえない。

ともあれ、近藤社長の足元にも及ばない私はただだだ反省し少しでも経営者として近づけるように精進するのみだ。

「あなたはだぁれ?」

ひさしぶりに「天使のたまご」の話題を読んだ。懐かしい!

押井守が天野喜孝と1985年に作成した、難解すぎるアニメ作品「天使のたまご」を知っていますか? | BUZZAP!(バザップ!)

「あなたはだぁれ?」の少女の問いかけが耳について離れない。 http://hpo.hatenablog.com/entry/20040511/4

2017/06/04 23:36
b.hatena.ne.jp

押井守監督の「天使のたまご」というのがあった。たまごをだきながら、孤独に生きている少女と出会う少年。少年に少女は何度も問いかける、「あなたはだぁれ?」。少年は決して答えない。この少女がだれだったのか、もの少年が誰だったのか、その名前すらも、私にはいまだにわからない。

あなたがあなたであるためには - HPO機密日誌

で、気になったのはこのぶくまのコメント。

押井守が天野喜孝と1985年に作成した、難解すぎるアニメ作品「天使のたまご」を知っていますか? | BUZZAP!(バザップ!)

あれは別に難解ではないよ、退屈ではあるけど。個人的にはかなり好きな作品です。あとから鈴木清順の引用が多過ぎることに気づいて愕然とするのだが。

2017/06/04 09:15
b.hatena.ne.jp

鈴木清順って「あの」鈴木清順

鈴木 清順(すずき せいじゅん、1923年5月24日[1] - 2017年2月13日[2])は、日本の映画監督、俳優。本名は鈴木 清太郎(すずき せいたろう)[1]。弟に元NHKアナウンサーの鈴木健二がいる[1]。
日活の専属監督として名を馳せ、小林旭高橋英樹宍戸錠らを主演に迎えた。『殺しの烙印』は一般映画のみならずカルト映画としても世界的な評価が高い。『ツィゴイネルワイゼン』、『陽炎座』、『夢二』の三部作では幽遠な映像美を見せた[3]。その独特の映像表現は「清順美学」と呼ばれた。

鈴木清順 - Wikipedia

で、調べてみた。

 TVアニメ『ルパン三世』第2シリーズに「監修」として、鈴木清順の名前がクレジットされているのを見た時には、これは本当にあの鈴木清順なのかと驚いたものだった。

(中略)

 清順監督の「監修」という立場がどの程度のものだったのか、名前貸し程度に過ぎなかったのか、長らく謎ではあったが、飯岡順一の『私の「ルパン三世」奮闘記』によって、毎回シナリオ会議に参加して指示を出すほどに熱心に関わっていたことが語られている。原作やアニメ初期のシリアスさこそ失われてしまったが、破天荒なエンタテインメント性は、清順グループによって支えられることになったのだ。

(中略)

 テレビシリーズで手一杯な清順グループは、脚本として参加することしかできなかったが、あろうことか、宮崎・大塚コンビは、この(長編映画ルパン三世 ルパン対複製人間』の)第一稿を無視して勝手にプロットを変更してしまう。もっとも、江戸川乱歩『幽霊塔』をモチーフとした展開はそもそも清順グループの脚本にもあったもので、宮崎・大塚が行ったのは、露骨な「クレジット外し」であった。

追悼・鈴木清順監督/ルパン三世に敗れた職人監督 | mixiユーザー(id:1846031)の日記

うわ、これって宮崎駿黒歴史?リンク先の良記事では、さらに鈴木清順グループと宮崎駿達をめぐる確執ともいうべきやりとりが描かれている。

そして、ここによく語られる宮崎駿押井守のルパン製作をめぐる歴史がからんで来る。

(1984年頃)当時、スタジオぴえろを辞め、フリーとなっていた押井は宮崎駿監督の事務所に“居候”していた。そこに『ルパン三世』の映画企画が持ち込まれ、宮崎が押井を紹介したことから、この企画がスタートすることになる。

(中略)

このような(宮崎駿の)問題意識を受け継いだ押井は、ルパンになにを盗ませようとしたのか。押井はそこで実に押井らしいものを盗ませようと考えた。それは「虚構」である。

(中略)

物語を牽引するマクガフィンとなるのは。「天使の化石」。これは言ってしまえば虚構の象徴である。この化石は世界各地を転々とした後、ある建築家が東京に建設した塔の上に収められているという。これがルパンのターゲットとなる。

(中略)

 「全て事件が終わった段階で次元と五右衛門が撤退するわけです。その時、ルパンはいなくなっていて、ルパンはどこへ行ったんだ、という話を目論んだんです。(略)もしかしたらルパンは最初からいなかったんじゃないか、ということの結論が得られれば、最終的にルパンにとどめを刺せると思ったんです。宮さんが僕に期待した役割はまず間違いなくそうだったはずなんです。(略)自分はやりそこなったけど、自分より後の世代であるあんたの手でルパンに引導を渡せ、ということだったと僕は理解している」

(中略)

とはいえ、ここにおもしろい問題が潜んでいるのも確か。
 たとえば、宮崎が『ルパン三世[新]』最終回「さらば愛しきルパンよ」で、偽物のルパンと、正義の人銭形に扮した本物のルパンを描いていること。

かくして、「天使のたまご」の「あなたはだあれ?」は、鈴木清順宮崎駿押井守の三つどもえを象徴するセリフであることがわかる。セリフ自体は宮崎駿がアニメ界からいわば追放した鈴木清順の流れであるし、「天使のたまご」は間違いなく宮崎駿が押し付けたが流産した押井ルパンのなれの果てなのだ。そう考えてみると、「攻殻機動隊」、「パトレイバー」とヒット作品を産んではいるが不遇としかいいようのない押井のいまの状況が70年代、80年代のアニメ界隈の歴史の結果であると言えるのかも知れない。

jp.automaton.am

ボギーペース

例によって親しい友人とラウンドレッスン。54,56とまあいつもどおりかなと。スコアにこだわらない分、Kプロの言うことをたくさん吸収しようとしながらまわった。奇跡は、1.5Rの最後の9ホールで起こった。プロのおかげでとにかくドライバーが好調。2打目も無理せず、振れるクラブで打つことをこころがけた。6ホール終わった時点でなんと4オーバー。7ホール目のショートで、これまた飛ぶようになったSLDR 7HLで180ヤードを越えてしまった。二打目でチッパー代わりに打ったAWのランニングを失敗してあげられず本当にごろごろ転がしてしまった。ところが、ちょうどころがったのがティー側に向けて傾斜のきついグリーンのカップの真上でそのまま傾斜なりにころがりつづけなんと入ってしまった!次の460ヤードほどのロングホールで、これまた当たるようになったドライバーがほんのすこし左にいって200ヤード先のフェアウェイバンカーへ。そこからグリーンにむけてさがりつづける左足下がりショットを連発しなければならない決してやさしくないホール。そこで、7番を短めに持ってバンカーショットしたら130ヤード以上飛んでフェアウェイ真ん中へ。次の130ヤードを8番でグリーンへ。5mほど残ったパットを入れて、なんと連続バーディー!最後の9番ホールでは、午前中もやってしまった右手の池方向へのミスショットがこれまた午前中同様池を越えて二百数十ヤード飛び、赤杭エリアへ。ペナルティを払って、ラフから150ヤードほどを2打で載せた。パットが入ればよかったのだが、これも2パット、ダブルボギー。それでも、9ホールの合計が40でまわれた。当然、生涯ハーフベスト。うれしかった。

で、ここでメモしておきたいのは、ボギーペースでまわるということはどういうことか。距離を単純にして言えば、Kプロは、400ヤードのホールで、1打目が200ヤード飛んだ時に、のこり200ヤードをどううつか考えろと。で、勧められたのがいまの私だと100ヤードちょっと飛ぶPW。FWで150ヤード、あるいはいまの飛距離だと200ヤード狙うのが普通の考え方。私は、この二打目で載せるショットを打って失敗しても、アプローチを練習して3オンして、ボギーでまわるのがボギーペースの周り方だと想っていた。そうではないと、Kプロはおっしゃる。同じクラブで打つのが一番失敗が少ない。当然、フェアウェイウッドよりもPWの方がはるかに失敗は少ない。であれば、200を100ずつ刻めと。260なら割る2で130ヤード、いまの私だと8番アイアンで2打。なるほどと。霊験あらたかなのは、今日の私の生涯ベストハーフスコアが証明してくれている。これからの周り方を変えて行きたい。

DV、セクハラ、パワハラというなら・・・

女子同士のやりとりを先になんとかしてほしい。

DV、セクハラ、パワハラの類は大概男が力や権力を地位を使って、女に暴力、ハラスメントをふるう、いやがらせをすることが世間では問題となる。日常の職場や実際の生活で私が目にする解決不能なハラスメントは、女から女へだ。家庭内での母親と娘の会話、ケンカに至っては見ているのもつらいほどの罵詈雑言が飛び交う。母娘間であっても普通これだけ人格の否定まで含めたケンカをすれば修復不可能だと想うのに、翌日には割とけろっと二人で買い物に行ったりする。女同士のDV、セクハラ、パワハラは、女が生きていく上で散々経験し、諦めているからダメージコントロールができているのか?男から見れば女のケンカ口、悪口は本当にひどい。人生五十年も生きていればそれなりにいろいろ見聞きしてきた。痛い思いもしてきた。DVだの、セクハラだの、パワハラだの言うのなら、女のDV、女同士のハラスメント、女の嫌がらせを先になんとかして欲しい。

男には関係ない、女子同士のことは女子同士にやらせておけという人もいるかもしれない。いやいや、この女同士のやりとりはひとごとでは全然ない。なぜなら、こうして女同士でのDV、セクハラ、パワハラの日常は、最強アマゾネス達をぞくぞく生み出すことになるから。アマゾネス軍団が闊歩する現代においては、男性側のが弱者となる場面が多くなっているから。

hpo.hatenablog.com

弱者男性とは、

  • A.「正社員として働くのがまっとうな姿」という世間/周囲/自分の期待に応えることのできない状況にいる人びと(具体的にはフリーターなど)、
  • B.自らの望まざる状況(たとえばAのような状態)にいることを、自分以外の誰かに帰責して溜飲を下げる、あるいは暴走する人びと(いわゆる「ヘタレ」?)、
  • C.女性を含めた他者に対するアクション−リアクションをスムーズに行うことができない(と周囲から思われていたり、自分で思いこんでいたりする)人びと(≒コミュニケーション弱者)
    のいずれかあるいは複合的な状態にある人のことを指しているように思われます。

    弱者男性って? - HPO機密日誌
  • なので、こういうことも起こると。

    togetter.com

    自分は勘定に入れません

    最近、なにかと人前で話すことが多い。「上手いスピーチをしよう」、「自分の実績をかっこよく伝えよう」と想っていた頃は、あまり人から評価されなかった。最近、「集まっている人が聞きたい話しをしよう」、「自分を勘定に入れないで相手のことだけを一心に想って話そう」と想うようになった。そう思うようになったからかは確信はないが、人から褒められることが多くなった。

    自分よりも、自分の周りの同僚の幸せを願うこと、相手の幸せを実現するためにはどうしたらいいか考え続けること、そして、考えたことを共有すること。この繰り返しが、自分の組織の根底にある想いと、日常の意思決定の根拠をつなぐ「核」を少しずつ明らかにしてくれているようだ。この核というべき深まりを自信を持って人に伝えられるように、これからも自分を勘定に入れずに人と話しをしていきたい。