やはり、身体を鍛えていない五十代のオヤジは、スイングの最中にさえ身体が安定させられていないのかもしれない。そう想ったのは、アプローチで両足をぴたりとつけてショットをした時。見事にまっすぐに球が出て行った。まてよと思い、アイアンや、フェアウェーウッドまで試してみた。飛距離こそ肩幅程度に足を開いた時に比べて落ちるが、球のコントロールは格段によくなった。たぶん、筋力が落ちているので脚のコントロールがおぼつかないのだろう。
そえから、スタンスする時に左足の内側、親指の内側辺りにボールを構えて、右足だけ少し開くようにした。いままでだと、左足、右足と少しずつ開いて、ボールが身体の中心より少し左側に構えていた。左足を動かさないようにしてからコントロールがよくなった。多少打ちづらい時は、左足を前後にだけ動かしてクローズ、オープンを打ち分けている。
ただし、ドライバーはやはり、肩幅がいいようだ。右足を動かさず、なおかつかなり狭いスタンスにしていたらボールが右に飛んでとまらなくなった。
それと、練習中なのは左手の親指の位置。これまでウィークグリップだと握る強さまで弱く、ストランググリップだと強く握るようにいつのまにかなっていた。これをウィークグリップでも、ストロンググリップでも弱く、できるだけ弱く握るようになって少しコントロールがよくなった。それでも、極端にストロングに握りボールが思いっきりフックで出て行く傾向が止まらなかった。これを親指の位置で半分くらいストロングとか練習していて、極端なフックが出にくくなった。
まあ、とにもかくにも最後は自分で考えて、自分の身体と心をどうコントロールするかがゴルフだなと。