まずは、EUROMOMOから。重要なサイトを教えていただいた。
おそらくフィナンシャルタイムズ、欧州に関してはここから引いてきたものと思いますhttps://t.co/CpqzJk6i79https://t.co/AbssASt98V
— Sugiyama Jun (@genki2010) 2020年5月9日
欧州の(多分)民間NPOらしい。
EuroMOMO is a European mortality monitoring activity, aiming to detect and measure excess deaths related to seasonal influenza, pandemics and other public health threats.
Official national mortality statistics are provided weekly from the 24 European countries in the EuroMOMO collaborative network, supported by the European Centre for Disease Prevention and Control (ECDC) and the World Health Organization (WHO).
(機械翻訳)
EuroMOMOは、季節性インフルエンザ、パンデミック、その他の公衆衛生上の脅威に関連する過剰死亡を検出して測定することを目的とした、ヨーロッパの死亡率監視活動です。欧州疾病予防管理センター(ECDC)と世界保健機関(WHO)の支援を受けて、EuroMOMO協力ネットワークでヨーロッパの24か国から公式の全国死亡率統計が毎週提供されます。
https://www.euromomo.eu/
以下、概観していく。ことわらない限り、同サイトからのスクリーンショット。まずは、対象国の今年の第18週目の超過死の状況。灰色以上が対象国。依然英国が心配。
以前、簡単な日本の年代別死亡率の比較を試みた。このサイトでは欧州の超過死亡者数をかなり機動的に比較できる。
なんだ、15-64歳と、それ以上で差がないではないかと言うなかれ。縦軸はそれぞれで最大値が変化している。以下、ピークで人数を数える。14歳以下では超過死がほとんど発生していないのは明白。次に、15-64歳で1万人程度。65-74歳で1万3千人、75-84歳で2万4千人超え、85歳以上でなんと4万人となっている。人口比までは出せないが、高齢者になるに従って恐ろしい数字となっている。無論、Covid-19だけでなく、医療崩壊、介護崩壊で手を尽くせなかったことが原因であろう。更に付け加えて言えば、この数字は週単位。描くグラフの一番右が2020年の第17週目。確定ベースで言えば4月前半がこの統計上でピーク。他の統計では4月後半もまだ欧州の感染は収まっていない。恐ろしい、正直、恐ろしい。日本の高齢者ははるかに恵まれているのだと断言しておきたい。高齢者の死亡数、もしかすると死亡率が二桁違うように見える。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1b1hB-Qs5_jTJ-1BUAtmSBJ5eIAUIFEmm2cRHD1_VY7I/edit?usp=sharing
他にも標準化したZ-socreでも見れるので必要があればご覧を。
関連して、Worldmeterの「予測」としてリンクされているIHMEを少し。標準化されたデータのやりとりで大変洗練された予測を出していらっしゃる。
米国のworldmeter、その先のIHMEの統計はGitHubで統一されているようです。世界標準のデータベース作って置かないと日本の状況が世界に伝わりません、情報交換の前提すらなくなる可能性があります。もうエクセル、PDFで政府統計出してる時代ではなさそうです。https://t.co/SjPbDS9Kfs
— ひでき (@hidekih) 2020年5月7日
合衆国。日本はありませんでした。日本だけ統計の共有ができていないのではないかと不安になりますよ。 pic.twitter.com/2Or3zBgNpq
— ひでき (@hidekih) 2020年5月6日
世界の風当たりは強いですよね。IHMEの予想だと、死者が8月までに1万人を超えると。確率的には上振れが激しく4万人近くとも。人口一千万人ですからね。https://t.co/REhmJPwcCh pic.twitter.com/nxbgESe5N5
— ひでき (@hidekih) 2020年5月8日
救いは、かなりの数の国の「予測」を見たが8月までには一定の終息を迎える予想であること。スウェーデンの疫学の権威が「燃やし尽くしつつある」という趣旨の大変指摘的な発言をされたいた。大変な犠牲を払った上での「終息」であることはいくら強調しても強調したりない。
一方で不可逆な経済的な「死」は始まっている。本当に今度は経済の「ハンマー&ダンス」を必要としている。暴言を最後に吐いておけば、世界的に見ても日本の高齢者は十分に保護されている。これ以上子供達の学習の機会を奪うこと、野心的な若者を倒産に追い込むことは、あってはならない。