HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「猛威をふるう『ウィルス・感染症』にどう立ち向かうのか」(個人的メモ)

まさにいまにふさわしい書籍だと言える。

厚労省がそこまで最悪の事態を予測していたことすら、私には衝撃的。

新型ウィルスのHだのNだのの意味もわかった。HA、ヘマルグチニンは、細胞にウィルスが取り付くために作用し、NA、ノイラミニダーゼは、宿主細胞内で増殖したウィルスが自らを細胞から切りはすために使われるのだと。男女のセックスを「赤の女王」として最近との競争において変異を発生されると書いたが、インフルエンザA型の変異のスピードははるかに早いようだ。

hpo.hatenablog.com

さらに通常のワクチンではなく、パンデミックが起こった場合の対応には時間がかかると。全然うれしくない。

日本政府の対応が悪いと主張する方々がいらっしゃるが、「水際対策ガイドライン」の想定スケジュールから言ってそんなに対応が遅いわけではない。

というか、WHOはフェーズ4宣言をしていないと私は認識してる。ツイットしたように、私が情弱なだけ?WHOはやはりちょっと中国に「忖度」しすぎだろうと。そもそも、野党が「さくら、さくら」ばかり問題にして国会を停滞させているのも中国への「忖度」でないかと疑いたくなるがそれはまた別の話し。

もしかすると救いになるのは、最近の日本の高温化。少なくともインフルエンザウィルスは高温多湿に弱いと。コロナウィルスが分離されているなら、その感染力が体外で何日くらい生存できるのか、ぜひ検証した論文が待たれる。

いや、ま、違うか。にしても、ウェブで断片的な知識を漁るより本一冊を読む法がはるかに勉強になった。