HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

コントロールでなくマネジメント

これはなかなか素敵な本。長くグローバル企業で秘書をされていた著者の能町さんは本当にお仕えした上司に尊敬と好意を捧げておられたのだと。読んでて、どきどきしてしまう。

一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男

一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男

アメリカ人、イギリス人、デンマーク人など、数多くの外国人エグゼクティブのビジネスパートナーとして活動。
日本人ではまだ19名しか合格者がいなかった上級米国秘書検定(CAP)に一度で合格するなど、エグゼクティブアシスタントとしてのキャリアを確実に積み上げている。

http://www.mitsuka-noumachi.com/instructor/#pro1

こころに刺さったのは「信頼される男」は「コントロール」しない、「マネジメント」する。MBAは、ビジネス・アドミニストレーション、言葉から言えば商売の管理法だ。マネジメントは、誠意=インテグリティだとドラッカーが言っていたように、知情意のすべてを駆使してみんなを幸せにすること。コントロールは人を幸せにしない。

つまり、コントロールは兵隊根性を生み、マネジメントはモチベーションと組織のインテグリティを生む。この差だ。

ちなみに、「1分間マネージャー」の本質は、まさに「コントロールでなくマネジメント」にある。

1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!

1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!