ドラッカーの「経営者の条件」を何度目か読み直している。今回、ドラッカーが私に語りかけてくれるような気がしながら読んでいる。一言ひとことが、その通りだとこころから想える。
- 作者: P.F.ドラッカー
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/11/10
- メディア: 単行本
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時間をいかに使うかということは、マネジメントにとってとても大事だ。ほっておけば、成果をあげるために本質的に必要ではないことがらに時間をつかってしまう。あるいは、内部管理を徹底しようとする動きばかりしています。価値は組織の中にはない。ドラッカー先生のおっしゃるとおり。
組織が組織として力を発揮するためには、「得意とするものに集中」すると。それ以外のことは、組織の中でお互いに補いあうと。これまで長いこと、自分のこまごましたことは、組織の中においても自分ですることが美徳だと想ってきた。いつからか、そのために人を雇ってでも不得意なこと、時間がかかりすぎることは、ひとに頼めるようになってきた。まだまだ理想からはほど遠いが。
卑近すぎる例だが、私はファックスを送るのが得意でない。郵送するのも得意でない。送りたい中身を書くまではそこそこのスピードでできるのだが、その先のプロセスに1通1週間くらいかけてしまったことさえある。これをサポートしてくれる社員にお願いしてしまうだけで、生産性があがった。
いま、組織改革の真っ最中なのっだが、なすべきこととはなにか?、組織が成果をあげることに向いているか?、人の強みを生かせているか?、よくよく反省しながら本書を読み進めたい。
トップリーダーになって今年で10年。ほんとうに正念場だ。