やはり日本語自体にすべては最初から組み込まれているとしかいいようがない。
四十をすぎて自分の衰えを感じる。それは来るべきものであり、それを避けようとか、悲しいとか感じない。ただ、まわりで同年輩で功なり名をとげた方、あるいは様々な社会の流れを見るにつけ、ある種のあせりを感じる。
今日お会いした方が「四十五を超えるとものが止まって見える。変化すること自体が変化しないことが分かる」とおっしゃっていた。その言葉の底をくみたい。
うごくこゝろぞ 人のまごころ
もちょっといっちゃえば、最近のコーチングなどでコミュニケーションは「はじめることができ、流れを変えることができ、終わらせることができる」ものなのだというらしい。この意味で、挨拶は本当に最小単位で最も大事なコミュニケーションなのだと言うそうだ。そんなことは全く意識にすら上らせていないことは百も承知だが本居宣長の射程は本当に長い。
- 作者: 小林秀雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
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