HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

Game of Thrones Season 5

相変わらず一気見。ひまさえあれば、見てるレベル。宗教を政治利用してはならないという教訓のようなお話し。それと、政治的才能に恵まれた人物はどんな危機にあってもそれをチャンスにできると。

https://www.amazon.co.jp/dp/B017S1RJ3O/www.amazon.co.jp

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原作は読んでいないが、やはり舞台設定はイギリスをモデルにしているらしい。まあ、英語を使うからには当たり前。

原作者は北部をスコットランドに例えている

氷と炎の歌の世界 - Wikipedia


Game of Thrones Season 5 Intro

原作世界の解説を読むと、イギリスと同様、物語世界のウェスタロスも何度も周辺からの「征服」を受けてきた歴史があるようだ。

約12,000年前、“最初の人々”が狭い海を渡って東からやってきた。

(略)

アンダル人が到来して、七王国西部および谷間(ヴェイル)を中心に絶対的な支配を敷いた。かれらはその鉄の武器をもって、南部にいた森の子供たちを絶滅させ、ウィアウッドを焼き払った。また、“最初の人々”を含む古代の王たちをも駆逐し、北に追いやった。これ以後、七王国は“アンダル人の土地”とも呼ばれるようになった。

(略)

約300年前、それぞれの王国は制圧され、統一国家としての七王国が築かれた。すなわち、ターガリエン王朝のはじまりである。南方のヴァリリアに発祥しドラゴンストーンを所領としたターガリエン家は、ドラゴンの血を引くとされる美しい人々で、その旗印でもあるドラゴンを飼い慣らし、その力で王国を制覇した。

氷と炎の歌:世界

ターガリエン家は古代ヴァリリアの血をひくとされる。この数百年前とされる壊滅とターガリエン家の関係はもっと調べる必要がある。

古代ヴァリリアは、 『氷と炎の歌』の出来事の数百年前、〈破滅〉が訪れた時に崩壊した。〈破滅〉は明らかに火山に関係したものであるが、ヴァリリアの街を取り巻く土地をばらばらに壊して小さな島々となし、島々の間には〈煙立つ海〉を作った。

氷と炎の歌の世界 - Wikipedia

言語好きとして残念なのは、ヴァリリア語であってラテン語でないこと。古代から続く言語がラテン語と、その派生言語としてのフランス語が存在しないと、現代英語は決して存在しえない。

氷と炎の歌」の世界では、高地ヴァリリア語は中世ヨーロッパにおけるラテン語と同様の文化的地位を占めている。[3] 小説での描写によると、高地ヴァリリア語は日常の意思疎通言語としてはもはや使われていないが、エッソスやウェスタロスの貴族たちの間で学習と教育の言語として使用されており、多くの文学や歌曲がヴァリリア語で制作されている。

ヴァリリア語群 - Wikipedia

言語はおくとしても、原作の緻密な世界、歴史があるのでドラマにおいても真実味がある。

セクハラと論理学と人工知能

セクハラというのは、論理学の問題ではないかと思える。「女(男)は◯◯だ」と主張することが異性にとって「不快」であることがセクハラ言動だと私は理解している。この言葉を「すべての女(男)」と受け止めるから不快になる。「私は◯月◯日、◯◯という女(男)が◯◯することを体験した。よって、この女(男)は◯◯だと理解した」という言動はセクハラにはならないのではないだろうか?

あるいは、「お前は◯◯だ」と言われることがセクハラなのだとすれば、カウンセリング・マインド、コーチングの見地に立てば、「あなたの◯◯という行動は、私から見れば◯◯に見える」という言動はセクハラにはならないのではないだろうか?しかも、それが相手の成長を願う言動であれば問題は生じないように思える。

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ゼロ・トレランスを主張する人々は多分法律関係、ポリティカル・コレクトネスを求める人々なのだと私は思う。基本的に、法律の用語というのは、わざわざ限定をつけていない限り「すべての」という形容詞が主語の前提とされている。

第199条
人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。

刑法第199条 - Wikibooks

刑法199条の条文における「者」は、「すべての」「者」(人)という意味だ。年寄りだろうが、赤ん坊だろうが、男でも、女でも、トランスジェンダーでも、日本に旅行できた外国人でも、すべての「者」にあてはまる。同様に、冒頭の「人」もすべての人だ。私達の日常の言葉においてついつい「人」、「女(男)」、「LGBT」などについて無限定で使ってしまいがちだ。しかし、日常の言動は法律用語とは違いその場面や、話者、タイミングにおうじて限定されている。あるいは、つい「私にはそう思える」という自分の個人的な意見であることを明示しないで使うことが多い。これが「セクハラ」問題には存在するのではないだろうか?

ちなみに、本来法律用語においても条文のネットワークの中でほぼすべての主語は暗示された「限定」を含んでいる。この暗示されている「限定」を明確にするのが私は法学の存在意義だと私は思っている。しかし、得てして徹頭徹尾論理が貫かれていない気がしてならない。80年台認知科学で期待されたAIの応用例として、法律のプロダクションシステム、エキスパートシステムがあった。

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米国においてはケースの検索、分析などで人工知能が応用されるケースがあると聞く。

wired.jp

しかし、法律の推論、論理的整合性検討までできる人工知能は聞いたことがない。検索したら、吉野一先生の研究が出てきたくらい。

http://www.meijigakuin.ac.jp/~yoshino/documents/lecture/1.ppt

まあ、そう遠くない将来にセクハラ予防の人工知能ができ、人の言動について「その意図、適用範囲は◯◯です」などと企図しないセクハラ言動について訂正がリアルタイムで行われるようになるのではないだろうか?特に、ツイッター等の言動についてはセクハラフィルター的な人工知能の必要性を強く感じる。

eiga.com

アイアンスローンにはまる

前回はまったゲーム、Terra Genesisでやたら、"Game of Thrones"の広告を見た。

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"Game of Thrones"にハマっている(現在進行形)私としては、かなり興味を持った。

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しかし、妙にドラマの登場人物達がそのまま出てくるので、ゲーム世界が似たものを探したら「アイアンスローン」が出てきた。

Rise of Firstborn

Rise of Firstborn

  • KIXEYE
  • ゲーム
  • 無料

そもそもタイトルがそのまんまGoTだし、ドラゴンは出てくるし、ヒーローは出てくるし、なかなかよいと思った。

で、はまった。はまりまくっている。

どこかの節目でやめないと・・・。生活が壊れそう。

ケーブルが消えて

部屋に帰ってきて、ふと棚の上に置きっぱなしでほこりを被っているオーディオのミニチュアプラグケーブルに気づいた。ずいぶん前に買ってそのままになっている。マニアというほどではないが、テレビとオーディオ、ビデオなどをつなぐのにずいぶんケーブルをいろいろ使った。元妻には、「これなに?見ているだけでイライラする」とよく責められたものだ。

余談だが、昔々おおむかしには、会社のLANケーブルを自分で敷設したりもした。でも、これはあくまで素人芸でだった後で反省した。十数年は問題なく動いたのだが、後に電子ホワイトボードは有線で、iPadは無線で導入してから、二度ほど会社でネットワークがかなりの長時間使えなくなる事態を引き起こした。会社の引っ越しにともない、それなりに投資してプロにまかせてから実に快適になった。

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で、自宅からケーブルが消える話。やはりFireTVがかなり決定的影響力があることに気づく。hdmiソケットに差し込むだけでいいのだから。見たいものはお金さえ払えばいつでも見れるので、録画や、ダビングする必要性を感じない。ということは、Amazonが十分に普及すればDVD/BD機器の類も早晩絶滅するということか?おそろしい。

そうそう、FireTVはすごいと改めて想った。この映画もFireTVをいじっているうちに見つけてみた。

ソロモンの偽証 映画版 - HPO機密日誌

私の生活にFireTVが入り込んでまだ二年。Amazonによって恐ろしいほど生活環境変わっているかも。

色ざんげ

最近のセクハラ防止、ゼロ・トレランス社会だと、きっと弱男子が一番わりを食う気がしてならない。

ゼロ・トレランス方式(ゼロ・トレランスほうしき、英語: zero-tolerance policing)とは、割れ窓理論に依拠して1990年代にアメリカで始まった教育方針の一つ。「zero」「tolerance(寛容)」の文字通り、不寛容を是とし細部まで罰則を定めそれに違反した場合は厳密に処分を行う方式。日本語では「不寛容」「無寛容」「非寛容」等と表現され、転じて「毅然たる対応方式」などと意訳される。

ゼロ・トレランス方式 - Wikipedia

ハーヴェイ・ワインスタインへの追及に端を発したハラスメントを糾弾する動きは、とどまるところを知らず、ついに氷山が打ち砕かれようとしているかにみえる。これまで立場と権力にものをいわせて思うままに振舞ってきた多くの男性が、自らのキャリアがものすごいスピードで崩壊するさまをなすすべもなく眺めているのだ。

名声を持つ女性たち、そして男性も、かつてないほどにはっきりと力強く、閉じた扉の向こうで、あるいはスタジオの現場やTVのニュースルームで何が起きたのかをおおやけに語りはじめた。企業側は大慌てで、どんな小さなハラスメントも容認しないゼロ・トレランスを貫くと繰り返し主張し、従業員の再教育プログラムを行うとアピールしている。

セクハラ終焉の鐘も近い? 怒れる女性たちが米国社会を変えていく [The New York Times] | cafeglobe

hpo.hatenablog.com

ここに書くことに恥じらいを覚えるのだが、これまでの人生で何人かの女性とかなり真剣にお付き合いさせていただいた。真剣なお付き合いであっても、正直、かなりの割合で最初の最初はセクシャルな要素が大きかった。もう二度目の独身生活も長くなってきたので、ありていに言ってしまえば私の側からかなり強引に女性を誘ったことがきっっけかでお付き合いが始まったケースが多い。私のような女性に対して大した魅力を持たない男子でも、女性と真面目にお付き合いできたのは、セクシャルなきっかけであったことは大きいと思っている。もちろん、すべてずいぶん昔の話しでいま同じことをしたら、社会的制裁を受けかないのだと理解している。魅力に乏しい男子でも、ご縁があれば受け入れてくれるのが女子だった。それがセクシャルな面でゼロ・トレランスとなれば弱男子で、魅力が薄い人物であれば、女子との交際の縁を絶たれるのだろう。

男性は誰も守ってくれず、女性にモテなければ馬鹿にされ、離婚すれば慰謝料や親権争いで常に負け、セックスすれば後日レイプ扱いされ、いわば「給料をもらう奴隷」に過ぎないという、被害者意識に満ちた世界観がそこにある。

(中略)

インセル同様、自分は遺伝子のレベルで絶対に女性には相手にされないのだ、という確信もある。

女性を避け、社会とも断絶、米国の非モテが起こす「サイレントテロ」(八田 真行) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

これは米国の話だが、一般化すれば古代ローマ帝国カエサル以前の「内乱の一世紀」も、もともとは独身男子が増えたことから始まったと聞く。とにもかくにも女子に相手にされない男子が増えることは社会的不安定をまじめにもたらす。日本の場合、少子化がますます決定的になり社会壊滅がより早まることであろう。恐ろしいことだ。

余暇と怠惰

たぶん、ブログを書き始めて以来最長期間ブログを書かなかった。時間がなかったわけではない。22歳で社会人となってから、初めてまともな休みが取れている。一ヶ月休み無しなんてざらだったのに。同僚には心から感謝している。先月のHagexさんの事件に凍ったのは事実。だが、友達から「はてなで書いてるから人から殺されるなんて交通事故よりまれ」と指摘され、納得はしていた。目と体力の衰えは確かにある。近くを見る時にメガネを外すようになった。本を読む集中力よりも、ゲームをしたり、動画を見たりする怠惰の誘惑を強く感じるようになった。まあ、年をとったということだろう。

この年なりの書きぶりというのはあるようには思う。たぶん、50代なりの書きぶりのそれは、プロフェッショナル化したブログよりもツイッターのような短文の方があっているのかもしれない。まあ、それはそれなりにブログ、ツイッターとは付き合っていきたい。なにより、余暇と呼べる時間が増えている中で、怠惰の誘惑に負けずにどのように自分とつきあっていくのか。あまりに、余暇と呼べる時間が自分の半生の中でほとんどなかったので、どう付き合っていいのかわからなくなっている。社会人としての自分の価値を保つためにも、よくよく生活を変えていかないと死んでしまいそうだ。

まあ、三週間も書かなくても誰からも指摘を受けなかったということはこのブログに存在理由がないという証明でもあるのだが・・・。

これからさかのぼって、一日いちにちの「ログ」は書く。

「槍を振れ!」

シェイクスピアの名前の由来が増田で取り上げられていた。

anond.hatelabo.jp

きちんと、「ジュリアス・シーザー」のセリフまでフォローされているところが、増田の知的背景が伺える。

ブルータス、お前もか……!?ならば私も斃れよう……

これは正しい。

(一同、シーザーを刺す) シーザー お前もか、ブルータス? ――ならば死ね、シーザー (死ぬ)

ブルータス、お前もか…シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』 - 読書録 本読みの貪欲

で、盛り上がっていたのは、シェイクスピアの名前の由来。

b.hatena.ne.jp

素直に"Shakespeare"を読めば、「槍を振れ」となる。ここに実はシェイクスピアの別人説が隠されていると。

1人の人物の個人名ではなく、演劇作家グループの作者たちの名前だという異説まであるのです。
 つまり「SHAKESPEARE」のつづり字も「SHAKE」つづり字も「SHAKE」(振り回す、握手、カクテルを作る容器のシェーカーなどの意味)と「SPEAR」(槍)の1つの単語を組み合わせたという説です。
 (演劇作家グループの作者たちの名前という)後者の説は、シェイクスピアが若かりし頃貴族の鹿園から鹿を盗み、故郷を追われてロンドンの芝居小屋で木戸番、端役、役者から、やがて座付作者になった前半生の経歴がその根拠らしいのです。
シェイクスピアとは「房のついた槍を振り回す役者」という意味になります。

シェイクスピアの名前の由来について | MY隠れ家 - 楽天ブログ

別人説には心惹かれる。

hpo.hatenablog.com

そうえいば、「7人のシェイクスピア」なんて漫画があった。機会があれば読んでみたい。