幸せなSF読み、少女漫画好きだった少年時代にしばし帰還した。以前録画していた「100分de名著」を今更見た。
更に、書籍を読んで、萩尾望都さんのロングインタビューを読んで初めて萩尾作品の根底にある想いに近づけた。
萩尾望都さんを論じる、四人の論客の方々がそもそも切れ味抜群。下手にここで再論するよりは本を読んで欲しいと。
手塚治虫作品を読んでいても思うのだが、こういう天才的な方々って登場人物自体が話し出す、動き出すという感覚がある。自分の中からあふれでるものが、実は自分自身が投影されている。更には、そこに同様の体験なり、想いを持つ読者が強く共感していくという。
ちなみに、「ポーの一族」のエドガー、アランは「エドガー・アラン・ポー」から取られたのだと四十年ぶりに気づいた。