もう萩尾望都先生にお詫びしたい気持ちでいっぱいだ。「春の夢」を読んだ時は、正直、「萩尾望都先生も変わられてしまった、こんなところで◯◯◯が出てくるなんて!」とびっくりしていた。それが、「ユニコーン」を読んですべてが繋がった。天才の中ではもう最初からこれらの物語が出来上がっていたのだと・・・。私には「ユニコーン」という補助線を与えられ、関連する物語をすべて見せられて始めて「春の夢」の物語が理解できた。
おっとっと、「ユニコーン」には(1)とある。この物語はまだ続く。次は、まさに現代に生きるエドガーが描かれるのだろう。
作者は「「ユニコーン」の続きは2020年に入ってから」と述べている[
ユニコーン (ポーの一族) - Wikipedia
更に思うに、この物語は音楽に触発されて書かれている。「ポーの一族」にもナーサリー・ライムが流れていた。「ユニコーン」ではホフマンの舟歌がそもそもタイトルになっている。
来年を迎えるのが楽しみになった。