たぶん、もう十分。あさま山荘事件につながる群像劇の始まり。
- 作者: 山本直樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/05
- メディア: Kindle版
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ネタバレにはならないだろうから書いてしまうが、この表紙の丸数字は死んでいく順番。だからみな目をつぶっている。みんなやっているからと、毛沢東バンザイと叫びながら活動が過激化していく様が描かれる。そもそも本書を読んでみようと思ったのは、香港の学生運動がどうなるかを考えたくて。
心から香港の学生を応援したいが、暴力はどこまでも過激化していくのだと思う。山本直樹の描き方だと最後の最後は相当凄惨なものになるだろう。怖くて読めない。