Netflixのすごさを感じるシリーズ。これまたほぼ一気見。
このドラマは製作時点の2016年のドキュメンタリーと、2033年以降の火星開発のSF部分とが交互に表現される。イーロン・マスクもばりばり出てくるし、アポロ13号の宇宙飛行士も出てくる。火星開発の熱気が伝わる。
SF部分がもう「火星の人」を超えている。Netflixの本気度が伝わる。普通現在活躍中の人物が登場するインタビューをおりまぜた番組では、「想定」でしかない未来は割と安全サイドに描かれるのが普通だと想うのだが、このドラマでは全く違う。火星探査の過酷さを申し分なく伝えている。
それにしても、フォン・ブラウン博士にとっては月探査は途中の過程にすぎず、火星に行きたかったとは知らなかった。
火星旅行の実際的なプランを最初に策定したのは、ロケット開発の先駆者の1人で、ドイツからアメリカに亡命したベルナー・フォン・ブラウンだ。1950年代初頭、フォン・ブラウンは4000トン級の宇宙船10機で70人の宇宙飛行士を運ぶ大規模な探査計画を提案した。
フォン・ブラウンは火星旅行のみならず、有翼のスペースシャトル、軌道を周回する宇宙ステーション、月面基地などといった数々の壮大なアイデアを公表した。フォン・ブラウン協力の下、ウォルト・ディズニーによって、人類が月や火星を目指す宇宙旅行の様子を描いたテレビ映画シリーズが制作された。
技術と費用の壁、火星旅行計画の変遷 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
Project Mars: A Technical Tale
- 作者: Wernher Von Braun
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- 発売日: 2006/12
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シーズン2は製作されたのだろうか?