新海誠監督がNHKの朝のニュースに出ていた。新海誠作品はどれも胸きゅん。
「Rain」もカラオケで練習中。だいぶ歌えるようになった。「秒速5センチメートル」の「One more time, one more minuets」に続いた愛唱歌になりそう。
山崎まさよし / One more time,One more chance
で、次作の「君の名は。」の海外の映画フェスでの上映で絶賛を浴びたという話しだった。とっても、期待が高まる。
NHKで新海監督へのインタビューであの美しい景色について聞いていた。新海監督には、ふるさとの景色が常になるのだという。高校生の頃、ふるさとのある景色を見て「世界との一体感をふいに感じた」とおっしゃっていた。もう感激してしまった。私も高校生の頃に、いまのその感覚が残る「世界との一体感」を感じた体験がある。
高校の頃、学校に額がかけてあった。
麗澤とは太陽天に懸かりて万物を恵み潤すの義や
創立者の書かれた「易経」からの引用だということだった。三年間毎日読んではいた。意味もわからず、ただ目には入っていた。高校時代、別に特に悩んでいたわけでもなく、人生に絶望していたわけでもない。かと言って、最高にハイな高校生活でもなかった。たんたんと高校生活が過ぎて行っていた。そんなある日、いつものようにこの額を見て、突然太陽の恵みによって、文字通り麗しい澤のようなところで生かされていると直感した。額の言葉通り、太陽が空にさんさんと輝いて、日の光の恵みのもと、澤に流れる川のほとりでアメンボや、つぐみや、リスなどが、調和して生きている、生かされている情景を「体験」した。
「生きがいについて」読了 - HPO機密日誌
なんというか高校生の頃の生の体験、感覚が人生の原動力になっている。人とのつきあい方をつきぬけて、世界とのつきあい方の基本がこうした体験にはあるように想えてならない。