HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

そっか、ものへの無関心がデフレを産むんだ

id:it1127さんとのコメントのやりとり。it1127さん、ありがとうございます。

it1127 2009/01/28 20:46 ひできさん こんんちは
いつだったか、どこかの百貨店の広告に「ほしいものが、ほしい」ってコピーがありましたね♪
ひでき 2009/01/29 08:18 it1127さん、おはようございます、


そうなんですよね。例のお金は選択肢の塊なんだという話で、お金はみんながほしがるから価値があるということに気づきました。人は人がほしがるものがほしいのですよね。そして、いま多くの日本人が「ほしいものがない」となってしまう状態が飽和状態というか、成熟社会というか...。難しいですよね。


it1127 2009/01/29 11:58 >例のお金は選択肢の塊なんだという話で、お金はみんながほしがるから価値があるということに気づきました。
なるほど。そうすると、「(お金以外に)ほしいものがない」状態ってことですね!ww


ひでき 2009/01/29 15:38 it1127さん、こんにちは、

そうなんですよ。たぶん、まさにそれが今の状況で、それがすすめばすすむほどデフレになっていくわけですね。恐ろしいことです。

その意味では、デフレとは人がモノへの関心を失うニヒリズムみたいのから発生するのかもしれません。

「ほしいものはもうなにもない」 - HPO:機密日誌

もので満足している時代には、お金はものと交換して初めて価値を生んだ。いまは漠然とした不安が人の世を支配している。こういうときには、ものは満足を生まない。しかし、お金をためこめばためこむほど実物のものは動かなくなり、数字でみた経済活動は停滞する。

では、サービスはどうか?これはまだ「体験」、「おもてなし」という形で満足を産みうる。が、それでも不安が先に立てばお金に人は走るだろう。お金に走れば走るほど、お金の価値は実はさがっていくというのに。

まことにこの世は住みにくい。

こうした抽象的なルールの最たるものが価格メカニズムである。しかし、それは群淘汰によって埋め込まれた部族感情に反するがゆえに、いつの時代にも「強欲」や「利己主義」はきらわれる。

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もちょっと言えば、お金自体はなにも産まない。つまりはお金を溜め込めば溜め込むほど、生産手段というほんらい価値を作る基盤まで破壊する。現代の経済の緊密なネットワークではあっというまに生存に必要な物資の生産とロジスティクスにまで影響は及ぶだろう。そして、国すらも信用できなくなる時、ハイパーがつくようなインフレーションを産む。すでに私の業界ではいくつかの資材が手に入りにくくなって来ている。

まさに部族社会の掟からの転換が必要なゆえんであろう。

■どうなんでしょうね?

池田信夫先生のエントリーへとらばされているエントリーを読ませていただいた。

私は、痛みを緩和するという意味で、「大規模財政出動」を希望している確信犯的なインフレ論者のなりつつあります。
そうなんです。私は「確信犯的なインフレ待望論者」になりそうなのです。

インフレを起こすべきか、起こさざるべきか?(経済論戦は蘇る) | 貞子ちゃんの連れ連れ日記

いまの世の中、中央銀行や政府がやっきになっても国民は踊らず、期待金利は制御できないのではないだろうか?また、極端な政策はやはり「間違ったシグナル」を生むように思われる。