先日、めずらしく日本経済新聞を読んだ。前の蔵相の竹中さんの論文が載っていた。賢いことをいっぱいおっしゃっていたのだが、「地方はやはり農業だ」という発言にひかれた。政治的背景もあっておっしゃっているのだとは思うものの、現在のように技術革新が進むどんどん面積的にも資源的にも労働的にも集約されている時代においては、大面積を必要とする産業は農業しかない。
クルーグマンの「自己組織化の経済学」(ISBN:4492312404)を読んでいて感じたのは、この先にある世界の恐ろしさだ。多分、金融の世界がアービトラージュを世界中で繰り返しながら、適応度地形の捕食関係とリアルでの資源配分を最も先取りしている。
ネット界隈という新たな生態系 A New World Order: HPO:個人的な意見 ココログ版
「自己組織化の経済学」の中で土地利用について興味深いシミュレーションをクルーグマンはしていた。
あと、この先生がすんごく気になる。
そのうえ、農地を売却すれば大金を手にできる。「田んぼ1枚売って何千万円も儲けた」なんていう話はザラにある。しかも、そうした農地の多くは敗戦後の米国主導の“農地解放”を通じて国からもらったようなものです。濡れ手で粟なんですよ。
農家切り捨て論のウソ:日経ビジネスオンライン
公共事業を欲しがっているのは農民なのだ、と。そして、悩みは外国人の就農なのだ、と。
うーむ。