@J_Sato さんのご指摘に恐れおののいている。J_Satoさんが紹介してくだったTEDによると生ワクチンはヒト本来の「生命力」としか言いようのない力を引き出し、アフリカの研究において幼児の死亡率を明らかに下げいてるのだと。一方、不活化ワクチンは単独のウイルスには対抗できても、「生命」の過程全体からみればランダム化実験で逆に幼児の死亡率があがったというのだ。しかし、世界はすでに不活化ワクチンに移行している。この上、今回の新型コロナウイルスワクチンとしてmRNAをつかった「オーダーメイド」ワクチンが一般化したら資本主義のダークサイドが顕著になりかねない。
医学への興味がないなので、コロナ前は1秒も脳みそ使わずに「科学的思考をする人はワクチンを接種するもの」と思っていたし、反ワクチンはハナホジ話と思っていた。
— J Sato (@j_sato) 2021年2月4日
今回の騒動で知った↓の動画は、ワクチン推進派も反ワクチン派も見ておくといいと思う。
https://t.co/APOMRULwMX
大変、重要なのでTEDの動画へのリンクを再度貼っておく。ベン教授とお読みすべきなのだろうか?彼女の大規模なランダム化統計研究で生ワクチンと不活化ワクチンで明らかに生存率が違うのだと主張されている。
DTPワクチンは不活化ワクチンだと。スピーカーのベン先生はコペンハーゲン大学の先生だと。TEDのご主張の論文は私のなまなかな検索では見つからなかった。あとでよく調べる。Google翻訳で日本語にした。
Professor Christine Stabell Benn - EDCTP
つまりは、不活化ワクチンの方が目先の効果があり、感染症を引き起こすウイルス毎に大きな売上が期待できるので、製薬会社は生産したい。一方、生ワクチンの方が生存率をあげる統計があっても従来の売上を伸ばすことにはならないので関心を持たないのだと。さらには、生ワクチンが死亡率を下げるメカニズムもまだ説明できていない。
すでにその徴候が見られますが、変異種毎にmRNAワクチンを細かく更新して接種するとなったら、市場は大幅に拡大すると思います。そして、まだわからないですが、中期的には非特異的免疫を下げ、他の需要も拡大する可能性もありそうです。
— J Sato (@j_sato) 2021年2月5日
恐ろしい指摘だ。
生ワクチンのBCG接種国である日本ではmRNAによるワクチンは不要ではないかと今回の大規模抗体検査の結果からも考えられる。
自然免疫で排除された場合、体内で抗体は産生されません。 / 抗体保有率、東京0.91% 新型コロナ、前回の9倍―厚労省 (時事ドットコム) #NewsPicks https://t.co/T74vQB1m4P
— 森田洋之@医師・医療経済ジャーナリスト/「うらやましい孤独死」(フォレスト出版)2/19発売! (@MNHR_Labo) 2021年2月5日
たぶん、近々J_Satoさんが詳しく書かれるだろう。それでも、今書いておきたい動機がある。
私はこの10年余りビル&メリンダ財団のポリオ撲滅運動を興味深く拝見してきた。もうほとんどの国でポリオは撲滅されつつある。昨年、アフリカ大陸ではポリオが根絶されたとの宣言も出た。ちなみに、さきほどのTEDの冒頭は新生児へのポリオの生ワクチンの投与の場面から話が始まる。違和感を感じていたのは、長年生ワクチンを使ってここまでの成果が出ているにも関わらず温度管理が難しくコールドチェーンを確立しないと接種できない不活化ワクチンに変えなければ根絶はできないという論調に変わったことだ。陰謀論を取るつもりはないが、ここに今回の新型コロナウイルスのmRNAワクチン実用化の動きを重ねるとあまりに符号する。
昨年、5月のビル・ゲイツ氏自身の動画だ。