HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

2019-nCoVウィルスについて(個人的まとめ)

静観している状況ではなくなってきているので、今後のためにとりあえずまとめておく。今後この波が自分の領域までインパクトをもたらす可能性がある。

togetter.com

www.minesot.com

Yahoo!ニュースの記事が詳しい。

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2019-nconvの症状

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2019-nconv 感染経路

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ウィルス感染者数推測の考え方

最新論文から明らかになってきた新型コロナウイルス感染症の特徴(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース

推測、伝聞にすぎないが、このウィルスによる肺炎で死んだ方々の多くは高齢者は既往症等がある方々らしい。逆に健康な方々は伝染しても活動可能な状況なので感染が広がっているという観測もある。

「海鮮市場」からの感染だと伝えられた。蛇だという報道もあるが、ウィルスのDNAからはこうもりのウィルスとの類似が指摘されている。この辺の不明瞭さが武漢の行動生物研究所からの漏洩が疑われている。ただし、一部の報道等で「生物兵器」うんぬんとあるが、本当の生物兵器であるなら致死率が低すぎる。更に中国の生物兵器であれば、必ずワクチンをすでに作っていなければ片手落ちということになる。BSL4研究所から海鮮市場まで18マイルしかないそうだが、ありえたとしても漏洩。

lineblog.me

元記事の指摘の通り、ちょっとした切り欠きや傷が大きな伝染の原因となりかねない生物研究所においては「情報共有に対してオープンな文化」が必要であり、中国で扱うには危険すぎると私も思う。SF映画のみすぎだろうか、私は?

metro.co.uk

感染者の数はまだかなり予測の範囲が広い。つまりは、まだ予測すらたたない模様。ただ18日現在で4000程度かなと。

Our estimate of the number of cases in Wuhan with symptoms onset by January 18th is now 4,000. The uncertainty range is 1,000-9,700, reflecting the many continuing unknowns involved in deriving these estimates. Our central estimate of 4,000 is more than double our past estimates, a result of the increase of the number of cases detected outside mainland China from 3 to 7.


(Google翻訳、一部訂正)
1月18日までに発症した武漢の症例数の推定値は現在4,000です。不確実性の範囲は1,000-9,700で、これらの推定値の導出に関係する多くの継続的な未知数を反映しています。 4,000の中央推定値は、過去の推定値の2倍以上であり、中国本土以外で検出された症例数が3から7に増加した結果です。

https://www.imperial.ac.uk/mrc-global-infectious-disease-analysis/news--wuhan-coronavirus/

18日ころの発表だと死者18人となっているので、仮に4000人の感染者で死者が当時18人だとすれば、0.5%。中国政府が多少隠蔽していて倍でも1%。恐ろしい数字ではあるが、絶望的な数字でもない。その後、感染者の数も死者の数も両建てで増えているので、致死率はそれほど高くない可能性がある。また、いまのところ空気感染は否定されていて、飛沫感染と言われているのでマスク、手洗いの励行は有効かなと。

感染力はインフルエンザ並なのだろうか?ぜひ専門家の意見を聞いてみたい。前掲の論文にはこうある。

We estimate that, on average, each case infected 2.6 (uncertainty range: 1.5-3.5) other people up to 18th January 2020, based on an analysis combining our past estimates of the size of the outbreak in Wuhan with computational modelling of potential epidemic trajectories. This implies that control measures need to block well over 60% of transmission to be effective in controlling the outbreak.

Google翻訳
武漢での流行の大きさの過去の推定値と、流行の可能性のある軌道の計算モデリングを組み合わせた分析に基づいて、平均して、2020年1月18日までに各ケースが2.6(不確実性範囲:1.5-3.5)人に感染したと推定します。これは、発生の抑制に効果的であるためには、(感染)制御の対策が感染の60%をはるかに上回って封じ込める必要があることを意味します。

これもかなり微妙。まだ幅が大きすぎる。どなたかが「R値」と致死率から「インフルエンザ」を心配したほうがいいとツイットしていらしたが、どうも調べてみるとインフルエンザの百倍は恐れていい気がする。

「R値」とは再生産数(Reproduction number)と呼ばれる数値で、これは、一人の患者さんが発症してから完治するまでに何人に病気が移るのか、つまり「病気の伝染力の強さ」を示します。代表的な病気のおおよそのR値を挙げてみると、インフルエンザは2~3、エイズは2~5 前後であると言われています。

https://www.hokudai-rbp.jp/kitarepo/933/

中国政府の対応についてはさすが一党独裁としか言いようがない。まあ、いろいろな情報が飛び交ってはいるが・・・。

日本政府の出方は経済への影響を考慮してか、慎重。SARSの経験、現在の消費税増税が経済に相当な悪影響をもたらしていることを考えれば、理解できる姿勢ではあるが。国会議員の間からも非常事態として扱うべきだとの主張が出ている。

経済への影響は相当になるだろう。まだ、ここを主張すると「人の命と経済とどっちが大事なんだ」と非難されてしまうそうだが、心配はしておくべき。SARSの時の経験からいえば、まずは観光業から始まり、製造業までかなりの影響が出るだろう。

JETROの資料によれば、武漢市の経済規模は台湾、タイよりも大きいと。さらには内陸部の交通の要衝であることを考えると武漢市、周辺の交通封鎖のインパクトは大きい。すでに上海なども交通封鎖になっているとも聞く。

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武漢GDP

https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/asia/cn/chubu/pdf/overview_wuhan_201812.pdf

SARSの時の経験からすれば、一旦パンデミックの恐れがでれば全世界で交通、旅行、物流が抑制される。その時の二次効果的な経済インパクトは大きい。確か、SARSの抑制には半年以上、経済への影響は1年半以上続いたと記憶する。繰り返すが、消費税増税がもうすでに経済は減速しているので相当な対策を組まないとGDPベースで通年でマイナスになるのは避けられないだろう。現在の見解を見る限りでは日本での大きな流行はあまりありえない。経済対策の方が大事だろう。安倍首相はオリンピックの後あたりでの退任を考えていらっしゃるようで、レームダックになっていらっしゃるのだろうか?次代への移行か、強権発動をしてでもこの国難を乗り切って欲しい。