tripadvisorでの評価が高かったので、インバウンドの方々はなにを求めているのか体験するのに一度行きたいと想っていた。たまたま時間ができて、なおかつ当日朝に席を調べたら空きがあったので、行って来た。
いや、楽しかった。キッチュというのだろうか、戦隊もののニセモノ感が実にいい。ビートとダンスも秋葉原のアングラアイドル的なのがいい。出てくる「ロボット」も最先端のAIではなく、単なるリモコン操作なのも実に日本的。そもそも、新宿歌舞伎町のどまんなかでこれだけのショーを実行していることだけでも、日本的だと思える。とにかく入れ替え、出し入れがよくぞここまでコンパクトに考えられているなと。
tripadvisorの評価を見直すと酷評されているコメントがあるが、繰り返すがそのニセモノ感じを味わうために日本に来たのではないのと言い返したくなる。楽しんでいる人達はニセモノ感じも含めて評価している。ようは日本のノリなのだ。
日本はたぶん聖徳太子の昔から、海外からの文化を取り入れ貧乏ながらも少しでもマネをしながら文化を熟成させてきた。ニセモノ感のコンプレックスは今に始まったことではない。その文化的消化活動だとみれば、このショーは大成功だと思うし、仕掛け人の方のお話しをぜひ聞いてみたいと私は思った。
って、なんなくあった。
田中氏: アンソニー・ボーディン氏が訪れたのが最大のきっかけですね。アンソニー・ボーディン氏という世界的にも有名な辛口のコメンテーターがいます。日本で言う所のマツコ・デラックスさんみたいな方ですね。その方が「ジャニス・ジョプリンを見た時以来の衝撃だ!」「今までの人生で見た中で、一番のショーだ!」と大絶賛していただけました。
【独占告白】ロボットレストラン『最初は色物ショー扱いで嫌われ者だった』…その苦難の道と”転機”とは | 訪日ラボ
東京だとこういう有名人の目にとまる確立が高いのはアドバンテージだと。
■追記
知らなかった・・・。灯台下暗しもいいところ。お恥ずかしい限り。