HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「カエルの楽園」

にやにやしながら読んだ。これが百田氏の「最高傑作」とは想わない。それでも、いまここでこの本を書かなければならなかった百田氏の危機感は伝わる。

カエルの楽園

カエルの楽園

もういいかげん、あちこちで評価されている。Amazonの書評欄を読めば内容の大変も分かってしまう。要は、憲法9条によって日本は守られていると断言している朝日新聞や、政治家の中に紛れ込んでいる半島の方々を寓話に置き換えて見ればどれだけ滑稽な存在であるかを示したかったのだと。

名前はあげないが「父の国、韓国」と明言している人物が国会で半島情勢、日本の国防について質疑しているこの国は、本書に描かれた「カエルの楽園」からさして遠くない。こうした人物が日本の国防について質疑を行うこと自体が国の利害に反しているとしか想えない。とうとう民主党が消滅すると聞いているが、根本はこれからも替わらないのだろう。理念も理想もない、野合野党に国を統治する力を全く期待できない。

正直、「楽園」よりも「茹で蛙」の寓話で私は十分おなかいっぱい。

『2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると、前者は直ちに飛び跳ね脱出・生存するのに対し、後者は水温の上昇を知覚できずに死亡する』

茹でガエル - Wikipedia

世界がAIのシンギュラリティの幅広い可能性に興奮している中で、この国はAI、ロボットを介護に使おうとしている。齊藤元章氏が指摘されるようにエネルギー問題、食糧問題、あるいは国際平和の問題まで広くこの世界の在り方が変わるかもしれない状況の中で、AI、ロボットの主な使い先が老人介護ですかと?「カエルの楽園」、ナパージュ(Napaj)とは逆から読めばジャパン(Japan)。ひっくり返らないようにするにはどうしたらいいか、決断の時はすでに過ぎてしまっている。

エクサスケールの衝撃

エクサスケールの衝撃