最近、IT関係の方とお話していて「Robotic Process Automation (RPA)」という言葉を初めて知った。以下、自分のお勉強のためのメモ。
ちょっと気になるところを抜書きしておく。
- ERPを扱うのが大変であれば、解決策はERPをカスタマイズするか、もしくはホワイトカラーを増やすか(アウトソースするか)、でした。そこにRPA(ソフトウェアのロボット)が登場したことで、オフィス業務も効率性の高い3層構造となったのです。
- RPAツールとExcelマクロの違いとして、ノンプログラミングで誰でもシナリオ(ロボットの動作ルール)を作れることや、作ったシナリオの内容が分かりやすいためにブラックボックス化しにくいこと、ERPやWebを含むあらゆるアプリケーションを自動化できること、等の点を挙げられますが、本質的な違いとまでは言えないでしょう。
- ノンプログラミングのRPAは、非IT部門でも使いこなせる
- RPAのロードマップは、RPA発展の3段階として整理されています。第一段階はルールエンジンによる定型業務の自動化、第二段階は少しAI要素が加わった高度な自動化、第三段階はAI技術の完成に伴う完全な自動化、というのが大よその定義です。
- RPAは、日本が抱える、このような労働人口減少の問題解決にも貢献します。RPAで人間でなくてもかまわない定型業務を自動化すれば、人間が行うべき業務が精査されより効率的に業務を遂行することが可能になるでしょう。
ずいぶん昔に、「部門コンピューティング」ということが言われた。これは、IT部門や、SIerにホワイトカラー業務の自動化を任せるのではなく、部門の担当者自身がOA化(死語)することを意味した。大概の場合、人任せの業務の自動化は帯に短し襷に長しでものの役にたたない。
4thDimensionというFileMakerのいとこくらいにあたるRDBMSで人事データベースをMac上でつくった。仕様づくりから始まり、実際のコーディングも半分くらいはやった。仕事をしていて、自分があたかも仮想環境の中に入り込んでプログラムをしているような感覚を味わった。とにかく、部門コンピューティングをしていて、全く違和感もなく、じつに楽しい思い出だ。
17年ぶりのMac - HPO機密日誌
とはいえ、日本の限らず世界中で自分の業務を論理的に、自動化できるほどステップ・バイ・ステップで説明でき、なおかつそれをコンピューター化できる人材はほとんどいない。
という前提において、RPAって業務をG Suiteでみんなで行うことを当たり前にして、みんなでちょっと苦労してでもGoogle Apps Scriptを習ったほうが生産性あがらないか?