HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

パズルのピースがハマるとき

タレブが繰り返し、スーツケースの車輪がごく最近になるまで普及しないことを例にして、どれだけ専門家が原理原則を明らかにしても、発明発見、新たな商品開発の類はすべてが網羅されるわけではないと書いている。

同時に、待つことの大切さも語っている。どうしても現代社会はポジティブに積極的に動くこと、変化し続けることを強調せざるをえない。しかし、伝統社会ではじっと待ち続け、答えが降りてくる、あるいは状況が自分に有利に運ぶことを待ち続ける戦略をとることこそが、生き残りにつながることが多いと指摘している。

自分も割と疑問が生じるとまずは動き周り、調べ回る。それで解決すればOK。たまに答えのでない疑問、課題が残ることがある。そういうときはじっとその疑問、課題を持ち続けることになる。ブログを始めてからかなりの数の疑問、課題に解決を見出すことができた。いわば、パズルのピースがハマるように時々答えが「降りてくる」ことがある。

まあ、それだけなのだが。