Kindle Unlimitedの影響かkindle本の冒頭が無料で読める。この無料の部分だけで今度の人生設計を考えていく上でとても重要と想われることが多く書いてあった。健康年齢が延びている中で、学習、労働、引退の3ステージの人生モデルが崩れ、新しい4ステージ、5ステージもでるになっていると本書は指摘する。
- 作者: リンダグラットン,アンドリュースコット,池村千秋
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: 単行本
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でも・・・、うーん、うーん、どこかで日本の現状と合わない部分がある。本書は、3人のモデル人物を通じて人生百年時代をどう生きるかを描いている。その3人のモデルの構築条件が以下のとおり。
ライフシフトの日本ではありえない前提条件 pic.twitter.com/p06QRNgApD
— ひでき (@hidekih) 2018年1月19日
マイナス金利の日本で、長期投資が3%に達することはまずない。福利厚生に足を引っ張られて所得上昇も年4%なんて実現不可能。ついでに、65才での引退もいまの50代以降では夢のまた夢。とすると、最初にもどって老後の生活資金は50%どころか、30%以下とかにするしかない。
良書なのだが、あまりに日本が欧米の基準からかけ離れてしまったので、内容がぴんとこない。また、寿命百年というのがやはり長過ぎる普通の人間の知性、感性で見通せるのはせいぜい10年ではないだろうか?まあ、でも、最後まで読む。