しばらく前に感動とともに読了していた。
- 作者: 山田無文
- 出版社/メーカー: 禅文化研究所
- 発売日: 2003/10
- メディア: 単行本
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最初からすべてを山田無文師は書かれていたのだと、「第八講」の「呪」の節まで来て理解した。
彼岸は理想の国であります。しかも天国のように手の届かん世界でもなく、極楽浄土のように死んでから行くところでもなく、お互いが努力さえすれば、何か方法さえ企てれば行ける世界が彼岸なのであります。理想の世界ではあるが、現実を離れた世界ではない。お互いが工夫サエすれば必ず行ける世界が、向こうの岸であります。これが彼岸であります。 その向こう岸、理想の国に行くという意味が、「波羅蜜」であります。
山田無文師の「般若心経」を読み始める - HPO機密日誌
これが「理解」であって、「空」になれていない、ましては「彼岸」には遠く手の届かない凡夫の私だ。
救われた。救われた。
完全に救われた。
みんな完全に救われた。
ここがお浄土だったのだ。